RWC2023 開幕戦 FRANCE vs NEW ZEALAND ― 2023/09/09 07:06
あれから4年、ワールドカップが開幕しました。
開幕戦は地元FRANCEとNEW ZEALANDという強豪の対決。NEW ZEALAND は全大会で優勝を逃したので、優勝常連国として復活を目指していると思います。一方のFRANCEは、地元開催で悲願の初優勝を狙っているって感じかな。ランキングでは、FRANCEが3位、NEW ZEALANDが4位と拮抗した状況、まぁ、どちらも負けられない試合って感じかな。
それぞれのメンバーは、
FRANCE
01 REDA WARDI
02 JULIEN MARCHAND
03 UINI ATONIO
04 CAMERON WOKI
05 THIBAUD FLAMENT
06 FRANCOIS CROS
07 CHARLES OLLIVON
08 GREGORY ALLDRITT
09 ANTOINE DUPONT ◎
10 MATTHIEU JALIBERT
11 GABIN VILLIÈRE
12 YORAM MOEFANA
13 GAEL FICKOU
14 DAMIAN PENAUD
15 THOMAS RAMOS
16 PEATO MAUVAKA
17 JEAN-BAPTISTE GROS
18 DORIAN ALDEGHERI
19 ROMAIN TAOFIFENUA
20 PAUL BOUDEHENT
21 MAXIME LUCU
22 ARTHUR VINCENT
23 MELVYN JAMINET
NEW ZEALAND
01 ETHAN DE GROOT
02 CODIE TAYLOR
03 NEPO LAULALA
04 SAMUEL WHITELOCK
05 SCOTT BARRETT
06 TUPOU VAA'I
07 DALTON PAPALI'I
08 ARDIE SAVEA ◎
09 AARON SMITH
10 RICHIE MO'UNGA
11 MARK TELEA
12 ANTON LIENERT-BROWN
13 RIEKO IOANE
14 WILL JORDAN
15 BEAUDEN BARRETT
16 SAMISONI TAUKEI'AHO
17 OFA TUUNGAFASI
18 FLETCHER NEWELL
19 BRODIE RETALLICK
20 LUKE JACOBSON
21 FINLAY CHRISTIE
22 DAVID HAVILI
23 LEICESTER FAINGA'ANUKU
FRANCEは、開幕前にスタンドオフのNtamack選手が怪我で出場できず、NEW ZEALANDもキャプテンのCANE選手が当初出場予定だったのに欠場と、両チームともキーになる選手を欠いたチーム編成、といっても選手層の厚い両チームですからね、強度の高いラグビーを魅せてくれると信じてます。
40分があっという間でした。展開が早くて目が離せない、そんな前半でしたね。先制したのはNEW ZEALAND、前半2分にIOANE選手が抜けて大きくゲインをして、最後はBARRETT選手のキックパスを取ったTELEA選手が5ポインターとなりました。このトライまでの一連のプレーは、さすがNEW ZEALANDって感じでした。
で、このまま、NEW ZEALAND優位で試合が進むと思いきや、ここから拮抗した試合展開に、キックを多用して前に出るFRANCEと、ランとキックを絡めて前進するNEW ZEALAND、どちらも一歩も引かない展開でした。キャリーメーターは圧倒的にNEW ZEALANDだったんですけどね、ペナルティゴールで着実に得点を積み上げるFRANCEが9対8と1点のリードで折り返しました。
スクラムは圧倒的にFRANCEでしたね、後半もFRANCEはこれを起点に得点を重ねていくのかなと、一方、細かいパスでメーターを稼ぐNEW ZEALANDはボールを動かすことで前に出るって感じかな。
後半仕掛けたのはFRANCE、NEW ZEALANDゴール前まで攻め込んだのですがトライまではいけませんでした。一方、NEW ZEALANDは前半と同様に後半2分にTELEA選手がトライを獲りました。これで、9対13と再びNEW ZEALANDがリード。このままNEW ZEALANDが試合をものにするのかと思ったんですけどね...。
後半、ポゼッションを取っていたのはFRANCE、NEW ZEALAND陣で試合を継続する時間が長かったと思います。そんな中で後半15分にJALIBERT選手の技ありのパスでPENAUD選手がトライ、コンバージョンも決まって16対13とFRANCEが逆転しました。
この後、ハイパントの競り合いでNEW ZEALANDにイエローカード、この間にFRANCEがペナルティゴールで加点、その後もNEW ZEALANDにペナルティが続いて、その10分後にFRANCEが再びペナルティゴールで加点、この時点で22対13と大きく突き放しました。残り7分、NEW ZEALANDは7点差以内のポイントが欲しいところですが、FRANCEの好守にはばまれて加点できず、残り時間2分の所で、NEW ZEALAND陣内でのFRANCEのLUCU選手のボックスキックをキャッチしたJAMINET選手がトライし得点、27対13として、これまで、10大会のプール戦で負けなしのNEW ZEALANDからFRANCEが勝利を奪いました。
NEW ZEALANDは、後半、反則でリズムを作れなかった感じで、NEW ZEALANDはいつもの強さや、巧さが出てないように見えちゃいました。そんな中でも、ロックで出場したSCOTT BARRETT選手が豊富な運動量で活躍していたと思います。
一方、FRANCEは自分たちの意図したRUGBYができたって感じかな、前半手堅く戦い、後半一段ギアをあげてきて、接点でNEW ZEALANDを圧を掛けていましたからね。NEW ZEALANDは球出しが遅れてテンポが作れなかったって感じでした。FRANCEは、現時点で最高のチームで優勝を狙える位置にいると思います。
ということで、開幕戦から面白い試合を見ることができました。明日の夜は、JAPANの初戦、思いっきり応援したいと思います。