Whisky A Go Go, 1968 / Frank Zappa & The Mothers of Invention ― 2024/06/23 07:45
先日書きこんだ、ZAPPA師匠の新譜の音源をダウンロードしました。
56年前の今日、6月23日(火)にWHISKY A GO GOで行われた3セット約3時間のステージの様子を収めたアルバムです。ZAPPA師匠はもともとこのライブ音源をリリースする考えがあったようですね。

ちなみに、これまでの作品にもこの時の演奏が収録されていて、10曲目のMemories Of El Monte、11曲目のOh, In The Sky、24曲目のThe Dukeは、ドキュメンタリー映画のサウンドトラック、19曲目のMeowはYou Can't Do That On Stage Anymore Vol. 5、20曲目のGod Bless AmericaはMeat Lightでも聴くことができます。
この時のメンバーは、
ZAPPA—guitar, vocals
Ray Collinsーvocals, percussion
Ian Underwoodーalto sax
Bunk Gardnerーtenor sax, flute
Don Prestonーkeyboards, gong
Motorhead Sherwoodーbaritone sax, percussion
Roy Estradaーbass, vocals
Art Trippーdrum set, percussion
Jimmy Carl Blackーdrum set, percussion
の総勢9人。前も書いたけど、Rayさんはこの後このバンドを離れて、多少の追加はあるものの、1969年にRoyさんがこの後バンドに参加するLowell GeorgeさんとLittle Featを結成するためにバンドを離れ、ドラムスにAynsley Dunbarさんが参加するまでの間のZAPPA師匠を支えたメンバーになります。
01 Whisky Improvisation: Episode I
いきなりパーカッションで始まるあたり、ZAPPA師匠の趣味丸出しって感じですな。で、オシャレな曲につなげるんだもんね...このバンド、ただのロックバンドじゃないってことだよね。
02 America Drinks & Goes Home
03 Help, I’m A Rock / Transylvania Boogie
この曲くらいから、ロックバンドの本領発揮って感じかな...それにしても、ここまで目立つのってやっぱパーカッションだもんね。ドンさんのシンセも目立ってるけど、メロディというよりパーカッションだもんね。
04 My Boyfriend’s Back
懐かしのドゥーワップっぽい曲。
05 Bust His Head
そして、続いては、ちょっとおしゃれでJAZZYな雰囲気で始まって最後はリズム&ブルースだね。
06 Tiny Sick Tears Jam
曲が切れ目なく続くんで、どこで終わって、どこで始まるかわかんないな...ZAPPA師匠のギターがおしゃれな曲。最後はブラスセクションのアバンギャルドなアンサンブルに...。
07 “The Purpose Of This Evening…”
08 Whisky Improvisation: Episode II
09 Status Back Baby
この辺りからちょっと歌もので本気出すって感じかな。
10 Memories Of El Monte
そして本格的なドゥーワップ、ZAPPA師匠の好き(ドゥーワップから現代音楽まで)がてんこ盛りのステージだよね。聴いてる客はついてこれてるんかな?
11 Oh, In The Sky
この曲もね...。
12 Valerie
この曲もだ。
ここまでがCD1枚目。
13 “Fun & Merriment”
14 Hungry Freaks, Daddy
この曲もZAPPA師匠のギターはロックしてるね。
15 King Kong – Part 1
16 King Kong – Part 2
16 King Kong – Part 2
お馴染みのKing Kongですね。いや、この曲はやっぱカッコいいや。
17 Octandre
Varèseさんの曲です。この当時からこういった曲も演奏していたんですねぇ。原曲から考えるとかなりアヴァンギャルドな音ですけどね。
18 Whisky Improvisation: Episode III
19 Meow
19 Meow
この曲もアヴァンギャルドな現代音楽だね。
20 God Bless America
アメリカ愛国歌をこんなおふざけな感じで演っていいのかなぁ...。
21 Presentation Of Wings
22 Plastic People
22 Plastic People
23 Della’s Preamble
24 The Duke – Take 1
25 The Duke – Take 2
26 Khaki Sack
25 The Duke – Take 2
26 Khaki Sack
この前2曲のアンサンブルは凄いっていうかカッコいい。Bunkさんのテナーサックスソロも炸裂って感じでムッチャカッコいいし、Donさんのキーボードソロもカッコいい。ZAPPA師匠のギターソロもいい感じだね。
ここまでがCD2枚目。
27 The Whip
28 Whisky Chouflée この2曲のインストゥルメンタルはカッコいいぞ。ステージの最後にこんな曲を持ってくるのちょっと反則だな。ステージ後半の怒涛のインプロビゼーション、凄すぎる。後半のブギもいい感じだね。
29 Brown Shoes Don’t Make It
30 Brown Shoes Shuffle
30 Brown Shoes Shuffle
お馴染みの曲ですね、アンコールってとこかな。Shuffleのギターソロ相変わらずカッコいいね。
Bonus Vintage Mixes
31 The Whip (FZ Mix)
27曲目の曲を1970年にZAPPA師匠がミックスしたもの。曲の序盤、かなり大胆に音に強弱をつけてます、パーカッションが前に出ていて、結構、攻撃的な感じだよね。後半のインプロビゼーションパートは、メロディ楽器の音が目立つミックスになってます。ライブ音源もきちんと曲に仕上げるのさすがZAPPA師匠って感じです。
27曲目の曲を1970年にZAPPA師匠がミックスしたもの。曲の序盤、かなり大胆に音に強弱をつけてます、パーカッションが前に出ていて、結構、攻撃的な感じだよね。後半のインプロビゼーションパートは、メロディ楽器の音が目立つミックスになってます。ライブ音源もきちんと曲に仕上げるのさすがZAPPA師匠って感じです。
32 Hungry Freaks, Daddy (FZ Mono Mix)
1969年にZAPPA師匠がモノラルミックスしたものです。この曲もリズム隊が目立ってていいと思いますよ、自分はね。
ということで、ただのロック屋さんじゃないよのステージですね。ちなみに、映像もYOUTUBEに上がっているので、是非。で、次こそは80年代ってことでお願いしますよ、Ahmetさん、Joeさん。