パシフィックネーションズカップ2024 Semi Final ― 2024/09/18 07:23
先週の日曜日、秩父宮に行ってきた...はずなんだけどなぁ、わけあって当日は秩父宮に行けず、後日、Jスポオンデマンドで観戦しました。
パシフィックネーションカップの準決勝、プールA2位のSAMOAとプールB1位のJAPANの対戦。今回の大会の形式は、FIJI、SAMOA、TONGA、JAPAN、USA、CANADAの6チームが2つのプールに分かれて(プールAがFIJI、SAMOA、TONGA、プールBがJAPAN、USA、CANADA)総当たりのプール戦を行い、1位と2位がトーナメントで優勝を争うというもの(3位のチームは5位と6位を決める試合を行います)。
この日のJAPANのメンバーは以下、
01 三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ/東海大学 12)
02 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 5)
03 竹内 柊平(浦安D-Rocks/九州共立大学 8)
04 Epineri ULUIVITI(相模原ダイナボアーズ/ラトゥ カダヴレヴスクール[FIJ] -)
05 Warner DEARNS(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 16)
06 ファカタヴァ アマト(ブラックラムズ東京/大東文化大学 8)
07 下川 甲嗣(東京サンゴリアス/早稲田大学 8)
08 Faulua MAKISI(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 10)
09 藤原 忍(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 4)
10 立川 理道 ◎(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 58)
11 Malo TUITAMA(静岡ブルーレヴズ/スコッツ高校 2)
12 Nicholas MCCURRAN(トヨタヴェルブリッツ/帝京大学 2)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学[AUS] 22)
14 長田 智希(埼玉ワイルドナイツ/早稲田大学 12)
15 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/大阪朝鮮高級学校 16)
Replacements
16 松岡 賢太(コベルコ神戸スティーラーズ/明治大学 0)
17 岡部 崇人(横浜イーグルス/関西学院大学 2)
18 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 5)
19 Isaiah MAPUSUA(トヨタヴェルブリッツ/慶應義塾大学 2)
20 Tiennan COSTLEY(コベルコ神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 4)
21 小山 大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ/大東文化大学 4)
22 梶村 祐介(横浜キヤノンイーグルス/明治大学 2)
23 髙橋 汰地(トヨタヴェルブリッツ/明治大学 1)
いつも書いてますが、ラムズファンとしては、ファカタヴァ選手の先発は嬉しいですね。立川選手10番、李選手15番の布陣も面白いって思います、で、8番、9番、10番のスピアーズホットラインもちょっと期待しちゃいますね。あとは梶村選手ですよね、満を持してって感じだもんなぁ。ところで、坂手選手とナイカブラ選手の怪我が心配ですね。
SAMOAのメンバーは以下、
01 Aki SEIULI
02 Sama MALOLO
03 Marco FEPULEAI
04 Benjamin Petala NEE-NEE
05 San\muel SLADE
06 Theo MCFARLAND ◎△
07 Izalha MOORE-AIONO
08 Iakopo PETELO MAPU
09 Melani MATAVAO
10 Rodney IONA
11 Elisapeta ALOFIPO
12 Alapati LEIUA
13 Lalomilo LALOMILO
14 Tuna TUITAMA
15 Tomasi ALOSIO
Replacements
16 Luteru TOLAI
17 Andrew TUALA
18 Brook TOOMALATAI
19 Michael CURRY
20 Murphy TARAMAI
21 Danny TUSITALA
22 Afa MOLELI
23 Melani NANAI
一昨年のワールドカップで対戦した時に出場していた選手はキャプテンのMCFARLAND選手くらいかなぁ。主力が海外にいるので、国内の若手中心という感じなのかな。
いつものようにSAMOAはフィジカルを前面に出したパワフルなプレーをみせてました。なんだけど、やっぱり今一つ精度がね...少し雑なプレーがあって、ミスや反則が多くなっちゃってましたね。で、JAPANがそこに付け込んで、相手陣でプレーを継続し、先制トライを上げました。
この日の、10番立川選手、15番李選手という組み合わせはいい感じで機能していたと思います。立川選手の落ち着きのある安定したプレー、より広い位置で自由にプレーができた李選手のプレー選択、JAPANの攻撃に確実にプラスになってました。RILEY選手の先制トライは、そんなプレーの中での李選手のグラバーキックから生まれたものですし...
16分の長田選手のトライも李選手の技ありのキックパスから生まれたものですからね。それにしても、タックルを受けながらのキックで繋げるなんて、李選手持ってますな。
このあと、20分以上、SAMOA優勢というか拮抗した状況が続きましたが、JAPANが粘りのディフェンスでSAMOAをペナルティゴール2本に抑えて、終了間際にフォワードがディフェンスを集めて最後は1対4と人数を余らせて李選手がトライを決めました。李選手は、4本のトライ(1本はペナルティトライ)のうち2アシスト、1トライの活躍でした。
前半は28対13でJAPANリードで折り返し。ハーフタイムに入る前、SAMOAは日本の熱さにちょっと参っていた感じでした。でもね、前半のスタッツをみるとボールキャリーもゲインメーターもSAMOAが圧倒、...ということで、少ないチャンスで確実に仕留めているJAPANの攻撃の巧さが勝っていたって感じかなぁ。
で、李選手も活躍していましたが、この日はフォワードも頑張りがありました。下川選手のワークレートの高さは凄すぎます。ポイントというポイントに必ずいるって感じでしたし、仲間のミスがあっても下川選手がカバーするという場面が何度もみられました。で、もう一人のフランカーのファカタヴァ選手はパワーとスピードで大きくゲインするという場面が何度もみられました。怪我で、JAPANの活動から退いていましたが復活してくれて嬉しい限りです。
この日、初キャップのULUIVITI選手も躍動してました。ダイナボアーズの試合を昨季は観ていなかったのですが、ULUIVITI選手も愚直なプレーを魅せていい選手だと思います。前半立ち上がりのボールタッチの回数は素晴らしいものがありましたね。
で、やっぱり長田選手が良い動きをしてました。ユーティリティバックスとして、アタックにディフェンスにとスキルフルなプレーを何度も魅せてました。
49対27、JAPANは、ペナルティートライを含む7トライ、6コンバージョン、SAMOAは3トライ、3コンバージョン、2ペナルティゴールという結果でした。前回の対戦では、かろうじてペナルティゴールの差で勝利しましたが、今回は、4トライの差をつけての勝利ですからね、SAMOAの主力がいなかったということはあると思いますが、完勝でしたね。
ということで、今週末、花園で決勝と3位決定戦が行われます。日曜までの試合で、決勝は、FIJIとJAPAN、3位決定戦はUSAとSAMOAという組み合わせとなりました。そして、5位がTONGA、6位がCANADAという結果に。
花園には行けないので、JAPANが優勝するために念を送ることとします。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。