お疲れ様でした... ― 2021/06/04 07:27
トップリーグの最後の試合が終わって2週間、ラグビーロスだな...来週末のJAPANとSUNWOLVESの試合まで待ちきれないな...。
ところで、引退しちゃいましたね...イヤ、本当に引退しちゃうの?長年ラグビー観てるけど、福岡選手は異次元だったな。サントリーの松島選手の全身バネもスゲーけど、福岡選手の速さはやっぱり異次元だった...。
ということで、ちょっと似てねーの大正製薬さんのリポDラグビー応援部のボトルキャップもプレミアム品というか、自分にとっての宝物だな。
医学の道に進んでも活躍するんだろうなぁ...そういえば、順天堂大学医学部のラグビー部あるんだけど入部するんかな(ちなみに、関東医歯薬ラグビーリーグ 1部所属だからね)。ラグビー部のTwitterもフォローしたので、入部した情報を得たら試合見に行っちゃおうかな。
トップリーグ2021プレーオフトーナメント 決勝 ― 2021/05/25 07:17
いやいや、チケットどうやったら手に入ったの!?
日本ラグビーフットボール協会メンバーズクラブも、ラグビーファンも、ぴあも優先抽選はすべて落選、チームのファンクラブでも買えずで、最後に一般購入にチャレンジしたけど秒で瞬殺...、新しいリーグでは、こんなことにならないようにして欲しいですな...。
ということで、パナソニックワイルドナイツとサントリーサンゴリアスの決勝は準決勝と同じくテレビでの観戦ということになりました。
ディフェンスとアンストラクチャーからの攻撃を強みとしているパナソニックとアグレッシブな攻撃とキックを強みにしているサントリー、タイプの違う2チームの闘い、面白くないわけがありません。あと、両チームとも国を代表する選手がたくさん、今年の日本の代表候補に名前が上がってた選手がサントリー12人、パナソニック11人、元代表がサントリー3人、パナソニック5人、外国の代表がサントリー2人、パナソニック3人、ということはこの試合のメンバーで、サントリーは約7割、パナソニックは約8割の選手が代表に選出されているってことになります。もちろん、残りの選手も代表に近い位置にいる実力のある選手だと思います、この選手達のマッチアップも、この日の試合の注目の一つですね。
まぁ、自分はパナソニック推しなんですけどね。
序盤からサントリーがガツガツ攻めて、一方、堅いディフェンスをみせるパナソニック。立ち上がり直後、パナソニックのゴール前の攻防で、中村亮土選手のキックパス、フッカーの中村選手に通っていれば先制トライはサントリーだったんですけどね...やっぱり、ディフェンスのパナソニックが魅せてくれました。ディラン・ライリー選手が速い飛び出しでインターセプト、そのまま走りきって先制トライをあげました。その後も、サントリーが果敢に攻め込むのですが、パナソニックの堅いディフェンスを崩すことがなかなか出来ませんでした。
それにしても、精度の高いプレーが続きますね...密集での反則がほとんど無い。球出しはクリーンだし、中途半端にジャッカルに行ってオーバー・ザ・トップになるようなこともない。稲垣選手がそういったシチュエーションになったときに手を大きく離して反則にならないようにしていたのが印象的でした。
前半終了5分前、サントリーキャプテンの中村選手が自ら蹴ったタップキックをキャッチしてトライを獲りました、意地のトライって感じですね。
2トライにペナルティゴールを積み上げたパナソニックが23対7とリードして折り返し。前半でここまで点差が開くとは思いませんでした。
後半、サントリーが立ち上がりからテンポ良く攻めて、中鶴選手がトライ獲りました、梶村選手の大きなゲインが効いてましたね。これは、後半面白くなりそうです。
サントリーがジリジリと追い上げる中、パナソニックが突き放すという展開。それにしてもヒリヒリとした緊張感のある試合内容でした。
結局、パナソニックが31対26と優勝を決めたのですが、終わってみれば後半はサントリー3トライ、パナソニック1トライ(前後半あわせてもサントリー4トライ、パナソニック3トライ)とサントリーの怒涛の追い上げがあったんですけどね。ディフェンスがアタックを凌駕する試合となり、トップリーグ最後の王者はパナソニックということになりました。
いや、ホントに生で観たかったなぁ...。
ところで...
「やってみなはれ」
ツイ選手の右ふくらはぎに、サントリー創業者の鳥井信治郎さんの口癖を書くように勧めたのは誰だ...?
あと、麻生レフリーはコカ・コーラさんがラグビーから撤退で、次はどうするのかなぁ...。
トップリーグ2021プレーオフトーナメント 準決勝 ― 2021/05/17 20:40
コロナウイルスの緊急事態宣言のため無観客になってしまいましたね...。
ということ、1日目のホワイトカンファレンス1位のパナソニックワイルドナイツとレッドカンファレンス2位のトヨタ自動車の試合をTV観戦。トヨタもいい感じで仕上がってるけど、パナソニックの完璧なディフェンスとオフェンスをどう崩すのか。見ものはそこですね。オールブラックスとワラビーズのキャプテン、リード選手とフーパー選手のプレーにも注目だし、パナソニックのJAPAN候補の面々のプレーにも注目です。
いやー、福岡選手魅せますねぇ...キックオフから30秒後のノーホイッスルトライ、本当に引退しちゃうの?もったいないですな。それにしても、パナソニックのゴール前からの展開はさすがでしたね。
一方、トヨタのそのすぐ後のリスタートのキックオフからの攻撃も良かったですね。キックオフのボールを獲得するために短めに蹴り、ボールを確保して、その後は、パナソニック陣でプレーを続け、試合開始4分には取り返すという展開。試合立ち上がりから、両チーム気迫のこもったプレーを見せてくれました。さすが準決勝、面白い試合になりそうです。そして、二連続の高橋選手のトライ。高橋選手はJAPANに呼ばれてもいいんじゃないかなぁ。
で、このまま、トヨタが押していくかと思いきや、パナソニックは試合巧者ですな、3トライを獲ってもキックの決まらなかったトヨタに対し、3つのペナルティキックとドロップゴールで逆転。リードされても落ち着いてプレーするパナソニックはやっぱり凄い。ラインアウトやスクラムで、いまひとつセットプレーが決まらなかったパナソニックですが、早々にベテランの堀江選手を投入してリズムを取り戻しました。この選手層の厚さもパナソニックの強みだと思います。
結局、18対17、トヨタ1点リードで折り返し。ヒリヒリする強度の高い良い試合です。
後半も20分までは五分、トヨタもいけるんじゃないかと思ったんですけどね...。ここからのパナソニックのたたみ掛けが凄かった。山沢選手のトライから、福岡選手が2本のトライ、JAPAN候補にもなったライリー選手のトライと立て続けに4本のトライで一気に突き放しました。やっぱ、パナソニック強いや、リザーブの選手が出てからギアが1段上がるのホント凄いと思う。東福岡高校から直接パナソニックに加入した福井選手の活躍も凄かったね、あのスピードはフォワードじゃないですな。で、やっぱり、福岡選手だわ、最後のトライも、ハイパントをキャッチしてそのまま60m以上を独走してのトライ、福岡選手ならではの凄いトライでした、ホント、やめちゃうのもったいない。あと、ドレッドヘアーのオジさんだな、この方も抜きん出てるというか、何なんだろう、一人で試合の流れを変えられるって本当に凄いな、一人、次元が違う...。
終わってみれば48対21、パナソニック強いな。
2試合目は、レッドカンファレンス1位のサントリーサンゴリアスと3位のクボタスピアーズの試合。リーグ戦の対戦では、29分に同点に追いついたクボタを、試合終了間際のバレット選手のトライでサントリーが突き放したのですが、上り調子のクボタですからね、面白い試合になりそうです。
ワールドカップのトーナメントの試合を観ているような試合でした。前半終了間際にサントリーの江見選手がトライをあげるまで、両チームともキックで得点を重ねる試合運び。どっちも譲らない感じですが、サントリーがフィジカルで少しずつクボタを押してました。前週のような、気迫の入った動きを見せないとクボタは後半厳しそうです。サントリーはディフェンスがいいですね、2人目の働きが速いので、クボタはポイントでの球出しが出来ずノットリリースの反則になる場面が目立ちました。
14対6、サントリーがトライ1本、ペナルティゴール1本のリードで折り返しました。
後半も飛ばしていたのはサントリーでした。硬いディフェンスでクボタの攻撃の芽を摘んで、ペナルティでコツコツと得点を重ね、クボタを引き離していきました。クボタも果敢に攻めるんですけどね、最後まで獲りきることが出来ませんでした。
やっぱ、サントリー強いや、それにしても、クボタは先週に比べると切れが無かったかな...1週間前に闘っているチームと、休みを取れているチームでやっぱり疲労の度合いが違うんでしょうか。同じ状況下で闘ったらどうなってたんでしょうね...。
26対9、サントリーの快勝でした。
ということで、今週末の決勝戦は、パナソニックワイルドナイツとサントリーサンゴリアスの戦いということになりました。
勢いから言ったらサントリーかなぁ...一応、パナソニック応援しているので、勝って欲しいなぁ。
トップリーグ2021プレーオフトーナメント 準々決勝 ― 2021/05/10 07:36
残念ながら先週末はチケットを入手できず(JRFUとラグビーIDと2つの先行抽選に落ち、一般チケットも瞬殺で買えませんでした)、ということで、テレビとJ-SPORTSオンデマンドで観戦。
応援しているチームのリコーブラックラムズは、選手のコロナウイルスの感染でサントリーサンゴリアスとの試合を辞退...若い力がどこまでサントリーを追い詰められるか、本当に楽しみにしてたんだけどなぁ。
ということで、先週末に行われた対戦は、トヨタ自動車ヴェルブリッツとNTTドコモレッドハリケーンズ、パナソニックワイルドナイツとキヤノンイーグルス、神戸製鋼コベルコスティーラーズとクボタスピアーズの3試合が行われました。ちなみに、自分お推しは、NTTドコモ、パナソニック、クボタなんですけどね。
まず、最初は、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対NTTドコモレッドハリケーンズ。NTTドコモのTJペレナラ選手のゲームコントロールに注目していたんだけど、やっぱ、この方は凄いですな、ここってとこでボールに絡んでくる嗅覚が凄い。アンストラクチャーな状態のボールへの働きかけというか、反応が早すぎます。ドコモで自分がもう一人、この試合でよかったと思ったのは、フルバックのトム・マーシャル選手。今季新加入でクルセイダース、チーフス、そしてイングランドのグロスターと渡り歩いてきた選手。キックの処理が抜群で、自分の蹴ったハイパントを何度も自分で確保した場面があったし、それ以外にも人に強いプレーを何度も見せてくれました。あと、SUNWOLVESのスコッドでも活躍してたパエア ミフィポセチ選手もフィジカルを全面に出してがんばってました。
トヨタは、フーパー選手ですね。ジャッカルのスピードが速すぎて、何が起こっているのかわからないくらいな感じ。あと、やっぱり、ウイングの高橋選手が良かったですね。
トヨタは二回戦の日野戦より明らかに動きが良かったです。とはいえ、終始、ドコモがリードしていて、獲っては取り返すという展開。常に、1トライ、1ペナルティーゴールで試合がひっくり返るという接戦。結局、接戦を制したのはトヨタだったんだけど、ドコモもいけるんじゃない?って感じさせるそんな試合でした。現場で試合を観られた熊本の皆さんは幸せですね~...うらやましい。
33対29、どっちが勝ってもおかしくない試合でした。後半、追いかける焦りと疲れからどこものプレーが若干雑になったのが敗因かな...それにしても、ドコモは強くなりました、常に入れ替え戦の常連って感じだったのにね(過去、7年間で最高位は16チーム中11位ですからね)。新任のHC、南アフリカのヨハン・アッカーマンさんのチーム作りの賜物って感じです。新リーグでの飛躍が楽しみですね。
続いて、パナソニックワイルドナイツ対キヤノンイーグルス。両チームとも各国の代表がたくさん、JAPANは元も含めると、稲垣選手、ヴァルアサエリ選手、松田選手、福岡選手、布巻選手、野口選手、内田選手、堀江選手、田村選手、田中選手、庭井選手、小倉選手、マフィ選手、イングランド代表のジョージ・クルーズ選手、南アフリカ代表のジェシー・クリエル選手、ウエールズ代表のハドレー・バークス選手。そうそう、ベテランのヒーナン・ダニエル選手は元オーストラリア代表でしたね。これは、見ごたえありの試合です。
案の定、序盤から激しい体のぶつけ合い、かつ、速い展開。とにかくボールの動きが速い、試合の時間に対し、ボールインプレーの状態が長かったんじゃないかな。前半はあっという間の40分でした。攻めるキヤノンが得点できず、少ないチャンスを形にするパナソニックが得点を重ねるという展開。20対3、点差を感じさせないほどキヤノンも良いアタックをしていたんですけどね、それ以上にパナソニックのディフェンスが良かったってことですね。
後半も立ち上がりから激しい攻防、最初に得点したのはキヤノン。後半はキヤノンの動きが良かったですね。まさか、密集のボールを田村選手が持ち込んでトライをするとは思いませんでした。その後も、18分までキヤノンペースで試合が進み、パナソニックはちょっと、バタバタした感じだったんですけどね...ここで、もってる漢、福岡選手が流れを断ち切りました。押し込まれていた自陣ゴール前から個人技で約90mを独走してトライ、やっぱり持ってる漢は違いますな。
今季何度かキヤノンのゲームを観たけど、このゲームのキヤノンが一番良かったかな...でも、さすがパナソニック、ボール支配率では圧倒的にキヤノンでしたが、32対17で勝利しました。
リコー戦では気づかなかったけど、キヤノンのウイングのエスピー・マレー選手は、アグレッシブでかつ、スキルフルなプレイヤーですな。
最後は、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対クボタスピアーズ。今季絶好調のクボタが、ディフェンディングチャンピオンの神戸製鋼にどこまで食らいつくかって思いながら試合を観始めたんだけど、クボタ凄すぎました。
「痺れるな~」
前半35分頃の、インゴールノッコンになった神戸製鋼のナエアタ・ルイ選手のプレーの後の戸田レフリーのつぶやき、まさしくこの試合を的確に表現してたと思います。
まさか前半終了間際まで神戸製鋼が無得点とは、一方のクボタは、トライ2本にペナルティゴール1本の17点。前半28分にクボタのバーナード・フォーリー選手が危険なタックルでレッドカードの退場、これで14人になったクボタのディフェンスのギャップを付いて、終了間際に神戸製鋼がヘイデン・パーカー選手のトライで1本返して、17対7のクボタリードでハーフタイム。戸田レフリーじゃないけど、クボタのスピードのある攻撃と湧き出るようなディフェンスは、ホント痺れました。
後半も、クボタの動きは止まることなくアグレッシブに攻め続けていました。14人と一人少ないことは感じさせないようなプレーの連続。一方、追いかける神戸製鋼は、なかなか自分達の得意なプレーに持ち込めない焦りもあってか、攻撃時のノッコンや、スローフォワードのミスを連発、あわせてディフェンス時の反則も目立ってました。戸田さんにキャプテンの日和佐選手が、「反則してるのは神戸だけ」って注意されるくらいでしたからね。でも、地力のある神戸製鋼は、後半30分の山下選手のトライで1点差の逆転。追うクボタは、後半になっても運動量が落ちることなく、36分には神戸製鋼陣内でペナルティゴールのチャンス、これをゲラード・ファンデンヒーファー選手が決めて、再度逆転。結局、残り4分を守りきったクボタが、23対21で、チーム初のベスト4を勝ち取りました。
クボタも応援しているチームなので嬉しいですね。14人で最後まで運動量を落とさず闘い続けたクボタに感動をもらいました。攻撃もディフェンスもすばらしい活躍だった立川選手、JAPANに呼ばれてもいいと思うんだけどなぁ...。
それにしても、エコパスタジアムは歴史をつくるな...。
ということで、準決勝の組み合わせは以下の様になりました。
トヨタ自動車ヴェルブリッツ対パナソニックワイルドナイツ
クボタスピアーズ対サントリーサンゴリアス
どちらも、面白くなりそうです。
トップリーグ2021プレーオフトーナメント 二回戦 ― 2021/04/27 07:42
先週末、緊急事態宣言が発出された中、秩父宮に行ってきた。
有観客の開催にしたのは、地方から観戦の予定を組んだ方もいて前日の中止による混乱を避けたってことなのかな...。
ということで、プレーオフ二回戦2日目、レッドカンファレンス2位通過のトヨタ自動車ヴェルブリッツと、ホワイトカンファレンス7位で、一回戦で清水建設ブルーシャークスを制した日野レッドドルフィンズの試合。
トヨタ自動車の試合を観るのは今季初めて、やっぱりバックローのマイケル・フーパー選手と、キアラン・リード選手のプレーに注目ですね。フーパー選手は、体は決して大きくありませんが、タックルが凄い。彼のタックルを生で観るだけでも涙ものです。
日野は、キャプテンのオーガスティン・プル選手がどこまでチームを引っ張れるかが試合を面白くするキモですね。あとは、元JAPANや、元SUNWOLVESの選手がどこまでやってくれるかに注目ですな。
なんと、まさか、日野が先制するとは思いませんでした。ウイングのチャンス・ペニー選手のインターセプトでまずは、日野が先制しました。
トップリーグに日野が2018年にトップリーグに昇格してから、何試合か観てきたけど、この日の日野は一番出来が良かったんじゃないかなぁ。
前に出るタックル、攻めてもテンポの良い攻撃、勝利を必ずものにするっていう気迫が一つ一つのプレーに感じられましたね。先制のインターセプトが決まったのもそんな気迫の現われだと思います。レッドカンファレンス2位の好調トヨタに決して引けをとらないプレーを見せてくれました。
日野は、スクラムとラインアウトが安定していたのが大きかったですね。トヨタとしてはそこで崩して行きたかったんだと思いますが、逆に、トヨタはフォワードのセットプレーで押されちゃってましたね。
あと、バックスの日本人選手の動きも良かったと思います。スタンドオフの東郷太朗丸(たろまって読むそうです)選手は落ち着いてゲームコントロールしていましたし、キックも効果的でした。ウイングの竹澤正祥選手とフルバックの川井太貴選手のスピードも良かったと思います。後半23分の川井選手のキレのあるランで奪ったトライは、見ていて気持ちよかったですね。
この日の日野は、とにかくディフェンスが良かったと思います。特にフォワードのタックルが良かったですね。南アフリカ出身のプロップ、デイヤン・ファンダーウエストハイゼン選手、JAPANの候補に選ばれたリアキ・モリ選手、ヤマハから移籍したディネスバラン・クリシュナン選手、バックローのパーカー・アッシュ選手、元トンガ代表主将のニリ・ラトゥ選手のタックルは激しかったですね。モリ選手もラトゥ選手も痛んで跪く場面が何度も見られるくらい体を張ってました。もちろん、ベテランプロップの久富選手(42歳ですよ...この年齢でトップリーグでレギュラーなんて、ホントびっくりです)、元JAPANの木津選手も体を張ってました。、
共同主将の元オールブラックスのオーガスティン・プル選手も、チームを鼓舞し続けてましたし、自らも体を張ってました。何度も言うけど、この日の日野は本当に気迫のこもったいい試合をしてました。
とはいえ、近場のディフェンスで勝負をかけてるためか、外側(ウイング側ね)が薄くなることが何度もあったんだけど、トヨタはそこにつけこんでチャンスを作る場面は、ヘンリー・ジェイミー選手の最初のトライだけだったと思います。日野の勢いというか気迫に押されちゃったのかな...。
いや、トヨタも決して悪くなかったんですよ。JAPANにも選出されたバックローのフェツアニ・ラウタイミ選手、オールブラック主将のキアラン・リード選手、スタンドオフのライオネル・クロニエ選手、元セブンズ代表のヘンリー・ジェイミー選手、元JAPANのマレ・サウ選手、南アフリカ代表のウィリー・ルルー選手と外国人選手を軸にパワーとスピードで前半だけで3トライ。
トヨタはウイングの高橋汰地選手のキック処理が良かったですね、とにかく、高いボールを確実にキャッチしてましたし、空中で人に負けてない。トライも前後半で1つずつ獲りましたしね。彼も今後が楽しみな選手の一人です。
前半終了時点で、21対10とトヨタの11点のリード、結果としては49対29とトヨタが勝利したのですが、20点の点差を感じさせない日野の頑張りが見られたいい試合でした。前半、TMOで試合時間が1時間に迫る感じだったのですが、そんなことも感じさせないくらい面白い試合でしたね。
ベスト8に進んだトヨタ、次は、今季絶好調のNTTドコモレッドハリケーンズ。この試合も面白い試合になりそうです。
日野は、負けてしまいましたが、新しいリーグにつなげられる良い結果だったと思います。これまで、寄せ集め感があったけど、チームとして出来上がってきたって感じかなぁ...好きな選手がたくさんいるので来季に期待をしています。
元JAPANのロック北川選手、この試合が引退試合となりました。奇しくも、古巣のトヨタ自動車との試合だったというのも何か感慨深いものがありますね。試合終了のホーンが鳴った後の郷選手のトライのコンバージョン、外れちゃたけど、なんかいい場面でしたね。
次のステップでの活躍を祈ってます。
さて、二回戦の結果は以下。
サントリーサンゴリアス 76-31 NECグリーンロケッツ
東芝ブレイブルーパス 24-27 リコーブラックラムズ
クボタスピアーズ 46-12 ヤマハ発動機ジュビロ
三菱重工相模原ダイナボアーズ 17-50 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
近鉄ライナーズ 7-54 パナソニックワイルドナイツ
NTTコムシャイニングアークス 13-43 キヤノンイーグルス
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 49-29 日野レッドドルフィンズ
Honda HEAT 13-21 NTTドコモレッドハリケーンズ
ということで、準々決勝の組み合わせは、
サントリーサンゴリアス vs リコーブラックラムズ
クボタスピアーズ vs 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
パナソニックワイルドナイツ vs キヤノンイーグルス
トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs NTTドコモレッドハリケーンズ
となりました。準々決勝からは、緊急事態宣言もあるからテレビ観戦かなぁ...。