パシフィックネーションズカップ2024 プール戦 JAPAN vs USA ― 2024/09/11 07:46
JAPANとUSAのTEST MATCHは、2019年のワールドカップの前のパシフィックネーションズカップ以来じゃないかなぁ...。
その時の試合では、その年のワールドカップで活躍した山中選手が泥臭いプレーを魅せてくれたのが印象的でした。で、その時に勝って対戦成績は10勝13敗1分、まだ、負け越してるんだよね。USAがランキング19位、JAPANは14位(2019年当時は、USA13位、JAPAN11位でした)、とはいえ、先日JAPANが後半苦戦したCANADAに勝利してますからね、油断禁物ということで...。
この日のJAPANのメンバーは以下、
01 三浦 昌悟 (トヨタヴェルブリッツ/東海大学 11)
02 坂手 淳史 〇(埼玉ワイルドナイツ/帝京大学 45)
03 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 4)
04 Sanaila WAQA(花園ライナーズ/ヘイスティングスボーイズ高校[NZ] 6)
05 Warner DEARNS(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 15)
06 Tiennan COSTLEY(コベルコ神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 3)
07 下川 甲嗣(東京サンゴリアス/早稲田大学 7)
08 Faulua MAKISI(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 9)
09 藤原 忍(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 3)
10 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/大阪朝鮮高級学校 15)
11 Malo TUITAMA(静岡ブルーレヴズ/スコッツ高校 1)
12 Nicholas MCCURRAN(トヨタヴェルブリッツ/帝京大学 1)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学[AUS] 21)
14 Jone NAIKABULA(ブレイブルーパス東京/摂南大学 12)
15 山沢 拓也(埼玉ワイルドナイツ/筑波大学 9)
Replacements
16 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 4)
17 茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ/中央大学 4)
18 竹内 柊平(浦安D-Rocks/九州共立大学 7)
19 ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京/大東文化大学 7)
20 Isaiah MAPUSUA(トヨタヴェルブリッツ/慶應義塾大学 1)
21 小山 大輝(埼玉ワイルドナイツ/大東文化大学 3)
22 立川 理道 ◎(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 57)
23 長田 智希(埼玉ワイルドナイツ/早稲田大学 11)
ラムズファンとしてはアマト選手がJAPANに戻ってきてくれたことが嬉しいですねぇ、後半、相手が疲れてきたところで、そのスピードで突き放してもらいたいですな。山沢選手の先発も楽しみ、本当は松田選手とのコンビも観てみたかったところですけどね。とにかく、CANADA戦の前半終了間際から後半のような締まらないプレーだけは勘弁してもらいたいですな。
USAのメンバーは以下、ってほとんど情報が無いんだけどね...
01 Jack ISCARO
02 Kapeli PIFELETI Jr
03 Alex MAUGHAN
04 Vili HELU
05 Greg PETERSON △〇
06 Paddy RYAN
07 Cory DANIEL
08 Jamason FA'ANANA-SCHULTZ △
09 Ruben DE HAAS
10 Luke CARTY
11 Nate AUGSPPURGER △
12 Tommaso BONI
13 Tavite LOPETI
14 Conner MOONEYHAM
15 Mitch WILSON
Replacements
16 Sean McNULTY
17 Jake TURNBULL
18 Paul MULLEN △
19 Jason DAMM
20 Thomas TU'AVAO
21 Moni TONGA'UIHA
22 JP SMITH
23 Dominic BESAG
名前の後ろの△の選手が2019年のTEST MATCHに出場しています。フランカーのPaddy Ryan選手と同姓のプロップの選手がその試合に出てました。ちなみに、JAPANは坂手選手一人だけですな...ってどんだけ選手入れ替わってるねんって感じですね。
暑さで大量の汗...ってことで、ハンドリングミスが多かったですな。ん~、汗だけじゃないか、タイミングが合わなかったり、パスが悪かったりで、ボールがつながらない場面が何度もありました。
で、ミスですよね...この日の試合も、ミスから相手に得点を与えてしまってましたからね。特に後半2本のUSAのトライは反則⇒ゴール前ラインアウト⇒ポイントからの球出しで11番のAUGSPPURGER選手のトライと、同じ形で獲られちゃってましたからね。次戦のSAMOAとのセミファイナルに向けてディフェンスの修正をしてもらいたいですね。あと、フィジカルかな、JAPANも大きな外国人選手を擁しているいるとはいえ、やっぱり差し込まれちゃって前に出られる、トライを獲られるって場面が何度もありましたからね、ここも、2027年に向けて強化する必要がありますよね。
と、課題ばかり上げてもしようがないので、いいところも。この試合でも、素早い攻撃からのトライを観られたことは良かったと思います。
1本目のMCCURRAN選手のトライに繋がったラインアウトの早いセットからの李選手のキック、RILEY選手、MCCURRAN選手のコンビネーションと完璧な攻撃でした。
2本目のWAQA選手のトライも、USAゴール前のペナルティから藤原選手のクイックスタートでラックを連取して獲ったもので、この一連の攻撃も良かったと思います。これまで、中盤の地域でもクイックスタートを行って攻撃がつながらなくてチャンスをつぶしていることが多かったのですが、やっぱりこういった地域で使わないと効果的じゃないですよね。
3本目の原田選手のトライも、USA陣22mに入ったところからのクイックスタートで、ボールをつないでできたゴール前のラックからのボールでつながったトライですからね。この一連の動きは今後も武器になると思います。
ということで、前半は24対10で折り返し。
後半開始早々に、RILEY選手が個人技で約70mくらいを駆け抜けてトライ。
ここまでは良かったんですけどね...前回と同じく中だるみでハンドリングエラーとペナルティが増え、結果USAに15分で2本のトライを献上、ここは必ず修正しておかないと厳しいですよね。フィジカルに弱点がある分、後半の20分をどう抑えていくかが勝負の分かれ目ですからね。
とはいえ、JAPANもペナルティからチャンスを作って、ラインアウトから立川選手にボールが渡り、個人技で相手の裏に出てからRILEY選手へオフロードパス、最後はTUITAMA選手が5ポインターとなりました。この攻撃も美しかったですね、立川選手のベテランならではのいぶし銀のプレーって感じでした。
トライシーン以外にも、李選手、山沢選手、立川選手のエリアを稼ぐキック、下川選手、COSTLEY選手、MAKISI選手の豊富な運動量、WAQA選手、DEARNS選手のこれぞロックのパワープレイと随所にいいプレーが観られたことは良かった点ですね。
41対24、ちょっと取られ過ぎだけど、勝利してプールを1位通過できたことは良かったですね。
次戦は秩父宮でプールA2位のSAMOAとの対戦。昨年の対戦では、1勝1敗の5分、厳しい試合になると思いますが、勝利を信じて現地で応援したいと思います。
リポビタンDチャレンジカップ2024 JAPAN vs ITALY ― 2024/07/26 07:03
前回はワールドカップ前でした、JAPANが3トライ、ITALYが5トライの21対42のダブルスコアでの敗戦でした。正直、ボコられたって感じでしたね、特にディフェンスが機能していなくていいようにやられちゃったって感じだったんだよね。
ということで、新生JAPANはどうかな?ITALYは何といっても絶好調でランキング8位、JAPANは先週GEORGIAに負けちゃったので14位、正直、簡単に勝つのは難しいと思うけど、何とか頑張って欲しいなぁなんて思いながら観てたんだけどね...。
JAPANのメンバーは以下(〇は前回のITALY戦に出場選手)。
01 茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ/中央大学 2)
02 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 2)
03 竹内 柊平(浦安D-Rocks/九州共立大学 5)
04 桑野 詠真(静岡ブルーレヴズ/早稲田大学 0)
05 Warner DEARNS(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 13)
06 Amanaki SAUMAKI(コベルコ神戸スティーラーズ/トゥポウカレッジ 4 〇)
07 リーチ マイケル ◎(ブレイブルーパス東京/東海大学 86 〇)
08 Faulua MAKISI(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 7)
09 小山 大輝(埼玉ワイルドナイツ/大東文化大学 1)
10 松田 力也(トヨタヴェルブリッツ/帝京大学 38 〇)
11 長田 智希(埼玉ワイルドナイツ/早稲田大学 9 〇)
12 Samisoni TUA(浦安D-Rocks/摂南大学 2)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学[AUS] 19 〇)
14 Jone NAIKABULA(ブレイブルーパス東京/摂南大学 10 〇)
15 矢崎 由高(早稲田大学/桐蔭学園高校 2)
Replacements
16 坂手 淳史(埼玉ワイルドナイツ/帝京大学 43)
17 岡部 崇人(横浜イーグルス/関西学院大学 1)
18 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 2)
19 Sanaila WAQA(花園ライナーズ/ヘイスティングスボーイズ高校[NZ] 4)
20 Tevita TATAFU(ユニオン・ボルドー・ベグル [FRA]1/東海大学 17)
21 藤原 忍(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 1)
22 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/大阪朝鮮高級学校 13 〇)
23 山沢 拓也(埼玉ワイルドナイツ/筑波大学 8)
ワイルドナイツのハーフ団の攻撃の組み立てに期待かな。あと、MĀORI ALL BLACKS戦でハードワークを魅せてくれた桑野選手にも期待ですね。総キャップ数289の若いJAPANがどこまで通用するかって感じですね。
ITALYのメンバーは以下(〇は前回のJAPAN戦に出場選手)。
01 ダニーロ・フィスケッティ DANILO FISCHETTI(ZEBRE PARMA 43 〇)
02 ジャコモ・ニコテラ GIACOMO NICOTERA(STADE FRANCAIS 24 〇)
03 マルコ・リッチオーニ MARCO RICCIONI(SARACENS 27)
04 ニッコロ・カンノーネ NICCOLO' CANNONE(BENETTON RUGBY 43 〇)
05 アンドレア・ザンボニン ANDREA ZAMBONIN(ZEBRE PARMA 8)
06 ロス・ヴィンセント ROSS VINTCENT(EXETER 6)
07 ミケーレ・ラマロ◎ MICHELE LAMARO(BENETTON RUGBY 40 〇)
08 ロレンツォ・カンノーネ LORENZO CANNONE(BENETTON RUGBY 21 〇)
09 マルティン・パジェレロ MARTIN PAGE-RELO(LYON 10 〇)
10 パオロ・ガルビージ PAOLO GARBISI(TOULON 38 〇)
11 ヤコポ・トゥルッラ JACOPO TRULLA(ZEBRE PARMA 9)
12 トンマーゾ・メノンチェッロ TOMMASO MENONCELLO(BENETTON RUGBY 19)
13 フアン・イグナシオ・ブレックス JUAN IGNACIO BREX(BENETTON RUGBY 37 〇)
14 ルイス・ライナー LOUIS LYNAGH(BENETTON RUGBY 3)
15 アンジェ・カプオッツォ ANGE CAPUOZZO(STADE TOULOUSAIN 20 〇)
Replacements
16 ジャンマルコ・ルッケージ GIANMARCO LUCCHESI(TOULON 24)
17 ミルコ・スパニョーロ MIRCO SPAGNOLO(BENETTON RUGBY 7)
18 シモーネ・フェラーリ SIMONE FERRARI(BENETTON RUGBY 55 〇)
19 フェデリコ・ルッツァ FEDERICO RUZZA(BENETTON RUGBY 56 〇)
20 マヌエル・ズリアーニ MANUEL ZULIANI(BENETTON RUGBY 23 〇)
21 アレッサンドロ・ガルビージ ALESSANDRO GARBISI(BENETTON RUGBY 9)
22 レオナルド・マリン LEONARDO MARIN(BENETTON RUGBY 10)
23 マルコ・ザノン MARCO ZANON(BENETTON RUGBY 14)
半数の11人が前回のJAPAN戦に出場していて、総キャップ数546とJAPANのほぼ倍のITALY、まぁ、単純にキャップ数だけでは語れないと思いますが、難しい相手であることには変わりませんからねぇ...。
先制したのはITALY、JAPANの矢崎選手が大きくゲインしたのですが、ノットリリース・ザ・ボールの判定でペナルティゴールを決められてしまいました。やっぱり、フィジカルはITALYの方が上かなぁ...JAPANも早い仕掛けをしているのですが、差し込まれちゃってる場面が何度も見受けられました。というか、やっぱり、パワーもスピードもITALYの方が上かなぁ、JAPANも頑張っているんですけどね。そのパワーとスピードでITALYが先制トライを奪ったって感じですね。JAPANはITALYのプレッシャーになかなか自分たちのやりたいプレーができていませんでした。
しかも、セットプレーがダメでした。スクラムは押されまくり、ラインアウトはプレッシャーもあるんでしょうが、タイミングが合わず、チャンスでマイボールを確保できない場面が何度もありました。
30分頃のITALYゴール前のモールは良かったんですけどねぇ...ITALYの壁を超えることができませんでした。ちょっと、力の差があるって感じでしたな。
前半7対24、最後に矢崎選手、RILEY選手の個人技で1本トライを返せたのは良かったかな。
後半最初のトライも、そのRILEY選手の個人技でした。インターセプトで、自陣から駆け抜けて奪ったトライでした。
それにしても、ゴール前のITALYのディフェンスえげつないですな。JAPANの執拗な攻撃を根気よく守り切ってピンチを凌いでましたからね。いや、あの攻撃でトライを獲らせないのディフェンス凄すぎでしょ。で、その攻防の間で2本のペナルティゴールを決めてしっかり加点する当たり、試合巧者って感じですよね。
そして、JAPANの自陣マイボールスクラムからの攻撃で李選手、藤原選手の連係ミスから相手にトライを献上してしまいました。
その後、JAPANとしてはこの日最高のできの攻撃でMAKISI選手のトライ...って思ったんだけどなぁ...。TMOでノッコンの判定これ獲れてたら大きかったんだけどなぁ。で、結局、最後にもダメおしのトライを奪われ、14対42と大きく点差を広げられてノーサイドとなりました。
ん~、なんかちょっと世界に置いて行かれちゃっている感があるなぁ。スクラム、ラインアウト、ハーフ団の連携、中途半端なキックと、JAPANはなんかいいところの無い試合でした。フランスリーグでは活躍しているTATAFU選手も全く生かせてませんでしたな...基本的に、竹内選手もそうだけど、フォワードのペネトレイターが抜けた後のフォローが甘すぎる、とっても観ていてフラストレーションの溜まる試合内容でした。
一方で、ITALYは確実に選手を育てているって感じだよね。JAPANはU20もいいところまでは行ったんだけど、昇格を逃しちゃいましたからね。そのU20ではSPAINが力をつけてきたりとか、世界のレベルは確実に上がってますからね。矢崎選手が本代表で頑張っているのはいいんだけど、その次がね...もちろん、それ以外の本代表の選手のレベルが上がることが重要なんだけどね。
まぁ、まずは、フォワードのセットプレーだよね、この日はスクラムもラインアウトも良くなかったもんなぁ、フォワードが勝てないと今のラグビーは勝てないよなぁ...。
リポビタンDチャレンジカップ2024 JAPAN vs GEORGIA ― 2024/07/17 07:57
今年は代表(あと、代表に順ずるチーム)戦が多くて楽しいな。
先日のENGLAND戦から始まり、JAPAN XVのMĀORI ALL BLACKS戦の2試合ときて、今回はGEORGIAです。GIORGIAとは何度も対戦しているような気になっていたのですが、前回は、6年も前の2018年でした、前々回のワールドカップの前だったんですねぇ...。当時のGEORGIAには、SUNWOLVESやスピアーズに在籍していた日本でもなじみの深いフッカーのJaba Bregvadze選手がいました。JAPANはこの日のメンバーでいうとリーチ選手だけが当時の試合に出場していました。ちなみに、その日のスコアは、JAPANが28点でGEORGIAは0点。とはいえ、現在は、JAPANがランキング12位に対し、GEORGIAは14位でも、前週までは11位と12位だったからね、実力も互角って感じですよね。ということで、面白い試合が期待できそうってことでテレビで観戦。
JAPANのメンバーは以下。
01 茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ/中央大学 1)
02 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 1)
03 竹内 柊平(浦安D-Rocks/九州共立大学 4)
04 リーチ マイケル ◎(ブレイブルーパス東京/東海大学 85)
05 Warner DEARNS(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 12)
06 Faulua MAKISI(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 6)
07 下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス/早稲田大学 5)
08 Tevita TATAFU(Union Bordeaux Bègles [FRA]/東海大学 16)
09 齋藤 直人(Stade Toulousain [FRA]/早稲田大学 20)
10 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/大阪朝鮮高級学校 12)
11 長田 智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ/早稲田大学 8)
12 Samisoni TUA(浦安D-Rocks/摂南大学 1)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学[AUS] 18)
14 Jone NAIKABULA(ブレイブルーパス東京/摂南大学 9)
15 矢崎 由高(早稲田大学/桐蔭学園高校 1)
Replacements
16 坂手 淳史(埼玉ワイルドナイツ/帝京大学 42)
17 岡部 崇人(横浜イーグルス/関西学院大学 -)
18 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 1)
19 Sanaila WAQA(花園ライナーズ/ヘイスティングスボーイズ高校[NZ] 3)
20 Tiennan COSTLEY(コベルコ神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 1)
21 小山 大輝(埼玉ワイルドナイツ/大東文化大学 -)
22 山沢 拓也(埼玉ワイルドナイツ/筑波大学 7)
23 根塚 洸雅(スピアーズ船橋・東京ベイ/法政大学 2)
総キャップ数は255、ノンキャップが2名に、キャップ1が6人と若いチーム。リーチ選手と坂手選手がベテランとしてチームを牽引するって感じかな。あとは若いパワーがどこまで世界に通用するかってところですよね。それにしても、矢崎選手の起用は面白いなぁ、エディーさんよっぽど気に入ったんだね。リーチ選手のロックとしての起用も驚くとともに楽しみ。あとは、フランスで一回りも二回りもデカく(体だけじゃなくて、プレーもね)なったTATAFU選手の活躍も楽しみだし、藤選手、李選手、小山選手、山沢選手の高速ハーフ団がどう機能するかも楽しみの一つです。
一方、GIORGIAのメンバーは以下。
01 ギオルギ・アハラゼ Giorgi AKHALADZE(BEZIERS 5)
02 ヴァノ・カルカゼ Vano KARKADZE(MONTPELLIER 12)
03 イラクリ・アプツィアウリ Irakli APTSIAURI(GRENOBLE 7)
04 ヴラディメリ・チャチャニゼ Vladimeri CHACHANIDZE(NEVERS 16)
05 ギオルギ・ジャヴァヒア Giorgi JAVAKHIA(GRENOBLE 12)
06 ギオルギ・ツツキリゼ Giorgi TSUTSKIRIDZE(STADE FRANCAIS 36)
07ベカ・サギナゼ Beka SAGINADZE(LYON 38)
08 ベカ・ゴルガゼ Beka GORGADZE(PAU 45)
09 ミヘイル・アラニア Mikheil ALANIA(AURILLAC 13)
10 ルカ・マトカヴァ Luka MATKAVA(BLACK LION 19)
11 アレクサンデル・トドゥア☆ Alexander TODUA(BLACK LION 112)
12 ギオルギ・クヴェセラゼ☆ Giorgi KVESELADZE(BLACK LION 58)
13 デムリ・タプラゼ Demiri TAPLADZE(BLACK LION 36)
14 アカキ・タブツァゼ Akaki TABUTSADZE(BLACK LION 40)
15 ダヴィト・ニニアシュヴィリ Davit NINIASHVILI(LYON 29)
Replacements
16 ルカ・ニオラゼ Luka NIORADZE(AURILLAC 7)
17 ルカ・ゴギナヴァ Lika GOGINAVA(GRENOBLE -)
18 ギオルギ・ジマナシュビリ Giorgi DZMANASHVILI(ACM -)
19 ミヘイル・バブナシュヴィリ Mikheil BABUNASHVILI(BLACK LION 7)
20 ルカ・イヴァニシュヴィリ Luka IVANISHVILI(BLACK LION 12)
21 トルニケ・ジャラゴニア Toenike JALAGONIA(BIARITTZ 31)
22 ヴァシル・ロブジャニゼ☆ Vasil LOBZHANIDZE(OYONNAX 84)
23 テド・アブジャンダゼ Tedo ABZHANDADZE(MONTAUBAN 52)
総キャップ数は671、JAPANの約2.5倍。ベテランと若手をうまく融合しているって感じかな。ちなみに、リザーブのうち6人がフォワードなので、自慢の協力フォワードで勝負って感じですね。
ちなみに、今回の来日メンバーで、試合に出ないのは以下の11名。キャップ数も少ないので、次のワールドカップに向けてってことなんですよね。
FW デムル・エプレミゼ Demur EPREMIDZE(BLACK LION -)
FW ラシャ・ジャイアニ Lasha JAIANI(NEVERS 21)
FW アレクサンドレ・クンテリア Aleksandre KUNTELIA(LA ROCHELLE 4)
FW ギオルギ・ママイアシュヴィリ Giorgi MAMAIASHVILI(GRENOBLE 4)
FW ルカ・ペトゥリアシュヴィリ Luka PETRIASHVILI (PARIS -)
FW イオアネ・イアシャガシュヴィリ Ioane IASHAGASHVILI(RUEN -)
BK ゲラ・アプラシゼ Gela APRASIDZE(BAYONNAIS 52)
BK シャルヴァ・アプツィアウリ Shalva APTSIAURI(BLACK LION -)
BK トルニケ・カホイゼ Tornike KAKHOIDZE(BLACK LION 5)
BK アミラ二・シュヴァンギラゼ Amirani SHVANGIRADZE(AIA -)
BK ゲオルゲス・シュヴェリゼ George EORGES SHVELIDZE(BRIVE -)
立ち上がりは良かったんですけどね...素早い展開で、GEORGIAゴール前に進んで、最後はNAIKABULA選手が5ポインターとなりました。とはいえ、ここからはほぼ互角の展開、両チームともペナルティーを取ったらゴールを狙うというテストマッチのセオリー通りの組み立てで、逆転に次ぐ逆転という内容。その中でも、この試合もJAPANのセットプレーの安定が光ってたと思います。あの、フォワードが自慢のGEORGIAに対し一歩も引かないスクラムで何度もペナルティーを奪ってました。ラインアウトも安定してたと思います。その中でやっぱり課題のモールですね。ここで、GEORGIAにトライを奪われてしまいました。とはいえ、前半終盤にモールディフェンスで、相手からペナルティーを奪ったのは、後半に向けていい流れを作ったんじゃないかと思います。
とはいえ、下川選手のクロコダイルロール(相手をロールしながらラックから剥がす行為)で危険なプレーでレッドカード、これで、一人少なくなってしまったJAPANが、後半どうプレーをするのかを注目していました。
結果、前半は13対18、JAPANがトライ1本、GEORGIAがトライ2本で折り返しました。
後半、1人少ないJAPANが良く耐えていたというか、攻めてたんですけどね。64分の長田選手のトライの前の攻防は激しかったですな。ゴールまでの数mをなかなか超えることができませんでした。JAPANん攻撃も凄かったけど、GEORGIAの魂のディフェンスは凄かったと思います。最終的には、トライを奪って逆転をしましたが、この数分間は、まさに手に汗を握る攻防でした。
残り10分、リードを保って逃げ切るかと思ったのですが、ペナルティでずるずると後退、ゴール前のラインアウトモールのディフェンスで粘るシーンもあったのですが、72分にWAQA選手がイエローカードでシンビン、13人になったJAPANに容赦なく攻め立てるGEOGIA、結果としてラックからボールを持ち出されトライを奪われ、そのままノーサイドを迎えてしまいました。
いや、厳しい試合でした。実力が競った中、ペナルティで泣いた試合って感じですな。後半は両チームトライ1つずつで10対7、結果23対25でJAPANが負ける結果となりました。
それにしても、矢崎選手はやっぱり凄いな、とにかく走っているって感じですもんね。ボールタッチの回数も多いし、ゲインメーターも凄いんじゃないかなぁ。将来、JAPANの中心選手になる逸材ですね。
新生JAPANの勝利は、今週末のITALY戦に持ち越しですね。
リポビタンDチャレンジカップ2024 JAPAN XV vs MĀORI ALL BLACKS 第2戦 ― 2024/07/13 07:47
豊田スタジアムもいつか行ってみたいなぁ...なんて思いながら、この日はJ-SPORTSで観戦。
第1戦は思うように戦えてなかったって感じだし、10年前も第2戦は接戦でしたからね、何とか一矢報いて欲しいなぁなんて...。
ということで、JAPAN XVのメンバーは以下。
01 三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ/東海大学 29)
02 原田 衛 - captain(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 25)
03 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 23)
04 桑野 詠真(静岡ブルーレヴズ/早稲田大学 30)
05 小瀧 尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ/帝京大学 32)
06 下川 甲嗣(東京サンゴリアス/早稲田大学 25)
07 山本 凱(東京サンゴリアス/慶應義塾大学 24)
08 サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ/トゥポウカレッジ 27)
09 齋藤 直人- captain(―/早稲田大学 27)
10 山沢 拓也(埼玉ワイルドナイツ/筑波大学 30)
11 根塚 洸雅(スピアーズ船橋・東京ベイ/法政大学 26)
12 Samisoni TUA(浦安D-Rocks/摂南大学 29)
13 長田 智希(埼玉ワイルドナイツ/早稲田大学 25)
14 髙橋 汰地(トヨタヴェルブリッツ/明治大学 28)
15 矢崎 由高(早稲田大学/桐蔭学園高校 20)
Replacements
16 佐藤 健次(早稲田大学/桐蔭学園高校 21)
17 岡部 崇人(横浜イーグルス/関西学院大学 29)
18 竹内 柊平(スピアーズ船橋・東京ベイ/九州共立大学 26)
19 Sanaila WAQA(花園ライナーズ/ヘイスティングスボーイズ高校[NZ] 29)
20 Tiennan COSTLEY(コベルコ神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 24)
21 小山 大輝(埼玉ワイルドナイツ/大東文化大学 30)
22 立川 理道(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 34)
23 Nicholas MCCURRAN(―/帝京大学 28)
いや、まさかここで立川選手が出場するなんて思ってもみませんでしたよ。エディーさんも策士だなぁ...若い選手にベテランを一人入れてチームを落ち着かせるってことなんでしょうね。TUIDRAKI選手決して悪くなかったと思うんですけどね、2戦目は同じチームの高橋選手を起用、あと、リザーブの学生選手を竹内選手とCOSTLEY選手に入れ替えてきました。この起用がどう出るかって感じかな。
MĀORI ALL BLACKSのメンバーは以下。
01 Pouri Rakete-Stones (HURRICANES 27)
02 Kurt Eklund (BLUES 32)
03 Marcel Renata (BLUES 30)
04 Isaia Walker-Leawere (HURRICANES 27)
05 Laghlan McWhannell* (BLUES 26)
06 Te Kamaka Howden (HURRICANES 23)
07 Billy Harmon (HIGHLANDERS 30)
08 Cameron SUAFOA (BLUES 26)
09 Sam Nock (BLUES 28)
10 Rivez Reihana* (CRUSADERS 24)
11 Bailyn Sullivan (HURRICANES 26)
12 Quinn Tupaea (CHIEFS 25)
13 Rameka Poihipi* (CHIEFS 26)
14 Josh Moorby (HURRICANES 26)
15 Cole Forbes* (BLUES 25)
Replacements
16 Tyrone Thompson (CHIEFS 24)
17 Ollie Norris (CHIEFS 25)
18 Benet KUMEROA (HURRICANES 24)
19 Max Hicks* (HIGHLANDERS 25)
20 Nikora BROUGHTON (HIGHLANDERS 23)
21 Te Toiroa Tahuriorangi (CHIEFS 29)
22 Taha KEMARA (CRUSADERS 21)
23 Corey EVANS (BLUES 23)
えーと、MĀORI ALL BLACKSの選手は良く知らないので、特にコメントはありませんが、ほぼ1戦と一部入替はあったもののほぼ同じ選手の起用でした。
さて、試合の方はと...JAPAN XVは第1戦と明らかに違った落ち着いたプレーを魅せてました。第1戦はなんかバタバタした感じがあったけど、この試合は、慌てることなく確実なプレーをしてましたね。特にディフェンスが良かったと思います。第1戦はタックルには入るものの、差し込まれて繋がれてしまっていた場面が多かったですが、この日は、低いタックルで確実に仕留めていたって感じですね。ダブルタックル、トリプルタックルでボールも殺す場面も何度もみられました。ワークレートの高い、下川選手、山本選手がとにかく刺さっていたって感じだったなぁ、この二人が今の日本人で一番のバックローじゃないかって自分は思ってます。まぁ、この二人だけじゃなくて、フォワード、バックスともにフィジカルで強みを見せていたと思います。
とにかく、前半1トライ、1ペナルティゴールの8点に対し、MĀORI ALL BLACKSを0点に抑えて折り返したのが、1試合目との大きな違いですね。
この日もセットプレーは安定してました。で、やっぱり課題はモールのディフェンスですね、ここは、先週よりも改善されていたとは思いますが、やっぱり弱さを魅せてしまいました。後半立ち上がりと後半27分に、ゴール前のモールからトライを奪われてしまいましたからね。とはいえ、この日は、JAPAN XVも攻撃ではいいモールを魅せてくれて、試合終了間際に佐藤選手がトライを返していました。
1試合目は、おそらくゲームプランでペナルティーでゴールを狙わなかったのだと思いますが、この日は、ゴールが狙えるところはしかっり取って、明らかに勝利を意識したゲームの組み立てをしてましたね。
ということで、日本の蒸し暑さに慣れていなかったのか、MĀORI ALL BLACKSにノッコンなどのミスが多かったということもありますが、JAPAN XVが3トライ、1コンバージョン、3ペナルティーゴールで26点、MĀORI ALL BLACKSは2トライ、2コンバージョンの14点と、JAPAN XVでMĀORI ALL BLACKSに初勝利を収めることができました。
正代表ではないチームでMĀORI ALL BLACKSに勝てたことは、2027年に向けていい経験を積めたんじゃないかと思います。
この日も矢崎選手の想いきりのあるプレーは良かったですね。おそらく、学生相手では抜けたであろうランもMĀORI ALL BLACKSには止められてはいましたが、それでも、何度も大きくゲインしていたランは凄いし、これからの活躍がムッチャ楽しみです。
あと、COSTLEY選手のスピードはやっぱりいいですね。強いだけじゃなくて、あのバックスかと思うようなスピードのバックローは魅力的です。後半の竹内選手のトライもそんなCOSTLEY選手のスピードのあるランから繋がったトライでしたからね。
2023年まで、選手層の薄さがなんて言われていたのに、なんか、知らない間に厚くなってるんじゃないですかね。いや、これからのJAPANの進化が楽しみすぎますよ。
さて、今夜はユアテックスタジアム仙台でJAPANとGEORGIAのテストマッチ。世界ランキングでJAPANが12位、対するGEORGIAが14位、しかも1.09ポイント差なので絶対に負けられない試合、現場には行けませんが東京から念を送りたいと思います。
あの日のハカ ― 2024/07/05 07:33
先日のMĀORI ALL BLACKS戦、ハカの前にジャージの贈呈がありました。
スタジアムではわからなかったのですが、先日亡くなったConnor Garden-Bachop選手へのJAPAN XVのジャージの贈呈でした。Bachop選手はMĀORI ALL BLACKで2キャップ持っています。日本とのかかわりというと、叔父さんのGraeme Bachopさnは、前JAPANのヘッドコーチのJamie Josephさんと同時期にサニックスでプレーしていましたし、1999年のワールドカップにはJAPANの一員として出場されてました。
Connor Garden-Bachop選手のご冥福をお祈りします。
ということで、あの日のハカです。ALL BLACKSのハカとは違いますね、MĀORI ALL BLACKSのハカってことなのかな...。
スタジアムではわからなかったのですが、先日亡くなったConnor Garden-Bachop選手へのJAPAN XVのジャージの贈呈でした。Bachop選手はMĀORI ALL BLACKで2キャップ持っています。日本とのかかわりというと、叔父さんのGraeme Bachopさnは、前JAPANのヘッドコーチのJamie Josephさんと同時期にサニックスでプレーしていましたし、1999年のワールドカップにはJAPANの一員として出場されてました。
Connor Garden-Bachop選手のご冥福をお祈りします。
ということで、あの日のハカです。ALL BLACKSのハカとは違いますね、MĀORI ALL BLACKSのハカってことなのかな...。