WAKA/WAZOO / Frank Zappa2023/01/02 07:27

 新年早々、ZAPPA師匠の新しいアルバムのこと書くことになるとは思わなかった...。

 昨年末にリリースされたZAPPA師匠の124枚(セット)目の新譜WAKA/WAZOOをやっと手に入れました。タイトル通り、WAKA/JAWAKATHE GRAND WAZOOを制作していた頃のアウトテイクやライブ音源、さらにはGeorge Dukeさんのソロアルバムのセッションのアウトテイクまで収めたBOXセット、いわゆるProject/Objectシリーズの一作ですね。ちなみに、WAKA/JAWAKATHE GRAND WAZOOのオリジナル音源はBlu-rayディスクに収められてます(このリリース方法も新しいかも...)。
WAKA/WAZOO / Frank Zappa
 この頃のZAPPA師匠といえば、ロンドンのライブでステージから落とされて脚を骨折してたんだよね。で、ステージに立てないので、毎日ギターを練習してたそうです(ライナーノーツにも車椅子に載ってギターを弾いている写真が載ってます)。で、かねてから計画していた、ビッグバンド編成での作曲を手がけて2枚のアルバムを残しました。ちなみに、ZAPPA師匠のギター、この頃以降、演奏スタイルが変わったというか、抜群に上手く(ちょっとえらそうですが...)なったと思います(この後、80年代に入ってまたスタイルが変わるんですけどね)。
WAKA/WAZOO / Frank Zappa
 スタジオ録音のメンバーは、ZAPPA師匠のGuitar、Tony DuranさんのSlide Guitar、George DukeさんとDon PrestonさんのKeyboard、Malcolm McNabさんとSal MarquezさんのTrumpetとVocal、Bill ByersさんとKen Shroyerさん、Ernie TackさんのTrombone、Earle DumlerさんのOboe、Mike AltschulさんのBaritone Sax とPiccolo、Tony ”Bat Man” OrtegaさんのAlt Sax、Joel PeskinさんとFred JacksonさんのTenor Sax、Joann Caldwell McNabさんのBassoon、ErroneousさんのElectric Bass、Aynsley DunbarさんのDrums、Alan EstesさんとBob Zimmittiさん、Lee ClementさんのPercussion、Janet-Neville-Fergusonさん、"Chunky"(Lauren Wood)さんのVocalという編成、曲によってメンバーが若干入れ替わってるけどね。CDでは、1枚目と2枚目に収録されています。2枚の収録曲は以下。
CD 1
Paramount Studios Recording Session Alternates and Outtakes
 01 Your Mouth (Take 1)
 曲が始まる前のGeorgeさんのピアノのフレーズがおしゃれすぎる。VocalはChris PetersonさんとSal Marquesさんです。
 02. Big Swifty (Alternate Take)
 5分過ぎのTonyさんのギターソロがカッコいい、ZAPPA師匠に比べるとこじんまりとまとまってる感じですけどね。一方、ZAPPA師匠のソロはアバンギャルドですな。
 03 Minimal Art (Eat That Question – Version 1, Take 2)
 この曲を聴いてると、70年前半の師匠の曲はGeorgeさんのキーボードが中心になっているのがよくわかりますな。
 04 Blessed Relief (Outtake Version)
 JAZZっぽい演奏でのZAPPA師匠のギターソロがカッコいい。
 05 Think It Over (The Grand Wazoo) (Outtake Version)
 この曲のTonyさんのスライドギターソロも短いけどカッコいい。VocalはJanet-Neville-FergusonさんとSal Marquesさんです。
 06 For Calvin (And His Next Two Hitch-Hikers) (Outtake Version)
 07 Waka/Jawaka (Outtake Version)
 この曲のGeorgeさんのシンセサイザーソロもカッコいいですな。Georgeさんは、zAPPA師匠の薦めでARP ODYSSEYを使いだしたそうです。ギタリストのJeff Beckさんとの共演でもおなじみのJan HammerさんがMini MOOGを弾いているのに、ちょっと対抗してたのかもしれませんね。
CD 2
Paramount Studios Recording Session Alternates and Outtakes, continued
 01 Cletus Awreetus-Awrightus (Alternate Take)
 02 Eat That Question (Version 2, Alternate Take)
 03 Big Swifty (Alternate Mix)
 Salさんのトランペットが前面に出てるので、イントロのテーマのメロディがオリジナルと違って聞こえます。
 04 For Calvin (And His Next Two Hitch-Hikers) (Alternate Mix)
 05 It Just Might Be A One-Shot Deal (Alternate Mix)
 Vocalは、ZAPPA師匠、Sal Marquesさん、Janet-Neville-Fergusonさん、Erroneousさん、Tony Duranさん、Pedal Steelに"Sneaky Pete" Kleinowさん、Hawaiian GuitarとVocalにJeff Simmonsさんが参加してます。
 06 Waka/Jawaka (Alternate Mix)
 07 Cletus Awreetus-Awrightus (Alternate Mix)
 Vocalは、ZAPPA師匠、”Chunky”さん、George Dukeさん、なんとSax SoloはErnie Wattsさんが吹いてます。
 08 Eat That Question (Alternate Mix)
WAKA/WAZOO / Frank Zappa
 Georgeさんのソロアルバム用のセッションも、録音時期が一緒なので、メンバーはGeorge DukeさんのKeyboardとVocal、ZAPPA師匠のGuitar、ErroneousさんのElectric Bass、Aynsley DunbarさんのDrums、Sal MarquezさんのTrumpet、Earle DumlerさんのOboe、Mike AltschulさんのBaritone Sax とPiccolo、Joel PeskinさんのTenor Sax、Tony ”Bat Man” OrtegaさんのAlt Sax、Emil RichardsさんとBob ZimmittiさんのPercussion、"Chunky"(Lauren Wood)さんのVocal。ちなみに、この音源がそのままアルバムに使われたのではないみたいですね。
CD 3
George Duke Demos – The Master Versions
 01 For Love (I Come Your Friend)
 1975年リリースのThe Aura Will Prevailに収録された曲。ZAPPA師匠のギターがめちゃくちゃカッコいい。やっぱりオリジナルよりロック色が濃いんじゃなかなぁ。ボーカルもオリジナルはGeorgeさんだけど、これは女性だもんね。
 02 Psychosomatic Dung
 この曲もオリジナルよりロックしてる。1974年リリースのFaces in Reflectionに収録されてます。この曲もZAPPA師匠のギターソロがカッコいい。
 03 Uncle Remus (Instrumental)
 Apostrophe (')に収録されてる曲ですね。Georgeさんは、この曲も1975年リリースのThe Aura Will Prevailで再録してます。ZAPPA師匠のボーカル入りもいいですが、インストゥルメンタルもカッコいい。レイドバックした感じがいいねぇ。
 04 Love
 1974年リリースのFeelに収録されています。Georgeさんのボーカルがカッコいい。オリジナルもカッコいいよ。ちなみに、オリジナルもギターソロは、Obdewl'l Xさんの演奏 ってなってるけど、これZAPPA師匠だね。
George Duke Session Outtakes
 05 For Love (I Come Your Friend) (Basic Track, Take 1)
 06 Psychosomatic Dung (Basic Track, Take 2)
 07 Love (Basic Track, Take 1)
 この3曲は、Basc Trrackなので、インストゥルメンタルです。
WAKA/WAZOO / Frank Zappa
 3枚目のCDの8曲目から4枚目はLIVE音源です。
CD3
 08 Approximate (Live – FZ Record Plant Mix)
 1972年9月24日、ボストンのMUSIC HALLでの総勢20人のGrand Wazooバンドでのライブ録音。メンバーは、ZAPPA師匠がGuitarとVocals、Tony DuranさんがSlide Guitar、Ian UnderwoodさんがSynthesizer、TrumpetがMalcolm McNabさんとSal Marquezさん、TubaのTom Maloneさん、TromboneのBruce Fowlerさん、Glenn Ferrisさん、Ken Shroyerさん、Flute, Saxophone, ClarinetのJay Miglioriさん、WoodwindsのMike Altschulさん、Saxophone, ClarinetのRay ReedさんとCharles Owensさん、BassoonのJoann Caldwell McNabさん、OboeのEarle Dumlerさん、CelloのJerry Kesslerさん、PercussionのTom RaneyさんとRuth Underwoodさん、BassにDave Parlatoさん、DrumsがJim Gordonというラインアップ。こうしてみると、ZAPPA IN NYで共演しているTom Maloneさんや、おなじみのBruce FowlerさんやRuth Underwoodさんが参加してたんですね。そういえば、WAZOOを収録した日と同じですね...同じ音源にも聴こえるけど、初出しってフォトブックに書いてあった。
WAKA/WAZOO / Frank Zappa
 9曲目と4枚目は、10人編成のPetite Wazooの1972年12月15日のサンフランシスコはWinterland Ballroomでのライブ音源。メンバーは、ZAPPA師匠がGuitarとVocals、Tony Duranさんがslide guitar、TrumpetがMalcolm McNabさんとGary Baroneさん、Tom MaloneさんがTuba、TromboneがBruce FowlerさんとGlenn Ferrisさん、OboeのにEarle Dumlerさん、BassがDave Parlatoさんで、DrumsがJim Gordonさんというラインアップ。こちらは、Little Dotsを収録したツアーのものですね、収録日でいうとImaginary Diseasesを収録した日だね。
CD 3
 09 Winterland ’72 Opening And Band Introductions
 ZAPPA師匠のバンド紹介ですね。
 10 Little Dots
 前にも書いたけどフリージャズというかインプロビゼーションですね。ベース⇒ギター⇒トロンボーン⇒ギター⇒スライドギター⇒トランペットとインプロビゼーションを回していく曲でした。
CD 4
 01 America Drinks
 映画音楽のような曲で、スイングしてます。ホーンが前面に出たゴキゲンな曲ですな。
 02 Montana
 おなじみのMontanaだけど、イントロからスイングしてます。歌部分はあまり変わらないけどね。インストパートはゴキゲンな感じですわ。
 03 Farther O’Blivion
 この曲もImaginary Diseasesに収録されているのと同じかな?
 04 Cosmik Debris
 Little Dotsのころ(11月)より演奏がこなれてるような気がするな。
 05 Chunga’s Revenge
 なんか、ムッチャヘヴィなんですけど...静と動のコントラストが振り切れてて、これはこれで好きかも。

 Blu-Ray AUDIOには、48kHz 24-bit Dolby Atmos、 48kHz 24-bit Dolby TrueHD 5.1, 96kHz 24-bit PCM StereoのWAKA/JAWAKATHE GRAND WAZOOが収録されています。CDより音がいい(はず)ですな。

WAKA/JAWAKA
 01 Big Swifty
 02 Your Mouth
 03 It Just Might Be A One-Shot Deal
 04 Waka / Jawaka


THE GRAND WAZOO
 01 The Grand Wazoo
 02 For Calvin (And His Next Two Hitch-Hikers)
 03 Cletus Awreetus-Awrightus
 04 Eat That Question
 05 Blessed Relief

 次は何がくるのかなぁ...もう、どこまでもついていきますよ。

2022年のアルバム2022/12/31 07:25

 今年も、この1年に入手したアルバムとシングルを並べてみた。

 全71枚、いや、今年もずいぶん投資したな...。
 今年も軸は、Neko Hackerさん、DIOSでの活動が華々しかったichikaさん、水曜日のカンパネラさん、ZAPPAさん(ちなみにZAPPA師匠は、今年4枚(セット)のアルバムをリリース、下の画像には3枚しかありませんが、4枚目はまだ入手できていないので...全部で、CD21枚のボリュームだからね、凄すぎでしょ)、tofubeatsさんでした。そこにKMNZさんが入ってきたって感じかな。音楽わらしべ長者としては、Neko Hackerさんからの派生で、様々なトラックメーカーさんのアルバムにも出会うことができました(ぼっちぼろまるさん、TEMPLIMEさん、SNAIL'S HOUSEさん、nyankobrqさん、YACAさん...他にもたくさんのアーティストの皆さん)そうそう、電音部もそうですね。で、電音部といえばをとはさんも忘れちゃダメだよね。

 お久しぶりでいえば、Polyphiaさん、山下達郎さん、そして本当に久しぶり、待ってましたのリップ・スライムさん。特にリップさんはRyo-Zさん、ILMARIさん、DJ FUMIYAさんの三人になっちゃったけど、そのゴキゲンなサウンドは健在でした。あと、もうリリースは無いと思ってたMETAFIVEのラストアルバムもリリースされたのも嬉しかったな。
2022年のアルバム
2022年のアルバム
2022年のアルバム
2022年のアルバム
2022年のアルバム
2022年のアルバム
2022年のアルバム
2022年のアルバム
 ということで、来年もたくさん楽しみたいと思いますよ。ライブも観にいきたいよね。

 音楽が無い日常、考えられんもんね。

ZAPPA ’75:Zagreb/Ljubljana / FRANK ZAPPA2022/11/02 07:52

 届きました。
ZAPPA ’75:Zagreb/Ljubljana / FRANK ZAPPA
 前回は米国からだったけど、今回は国内盤を購入しました。国内盤の師匠のCDを買うのはいつ振りだろう...紙ジャケ以来かも...。
ZAPPA ’75:Zagreb/Ljubljana / FRANK ZAPPA
 ということで、1975年11月21日のユーゴスラビアはザグレブ、22日のリュブリャナで行われたライブ音源が収録されたアルバム、今回は2枚組みですね。当時のメンバーは、FZ-Guitar、Andre Lewis-keyboards、Napoleon Murphy Brock-tenor sax and lead vocals、Norma Bell-alto sax, vocals、 Roy Estrada-bass、Terry Bozzio-drumsというラインアップ。Normaさんは、この年の9月から12月までの参加で音源も貴重な方(ちなみに、2008年10月リリースのJoe's Menageも同じラインアップの音源-1975/9/1のCollege Of William & Maryの音源-です)、ZAPPAさんのバンド、女性のメンバーはパーカッションのRuthさん以外は長続きしませんねぇ...。
ZAPPA ’75:Zagreb/Ljubljana / FRANK ZAPPA
 収録曲は以下の27曲、Zagrebでの曲が15、Ljubljanaでの曲が12という構成になってます。
 Disc 1
 01 “Managua”
 02 Stink-Foot
 03 The Poodle Lecture
 04 Dirty Love
 ちょっと、スピードが遅いけどね...ZAPPA師匠のギターソロがムッチャカッコいい、特に入りのところがね。
 05 How Could I Be Such A Fool
 06 I Ain’t Got No Heart
 07 I’m Not Satisfied
 08 Black Napkins
 それぞれのNapoleonさん、Normaさん、ZAPPA師匠のそれぞれのソロが、マジカッコいい。後半のギターとコーラスの絡みもカッコよすぎ!
 09 Advance Romance
 この曲のZAPPA師匠のギターソロ、カッコよすぎる!で、バックのTerryさんの叩くドラムがカッコいいんだわ!
 10 Honey, Don’t You Want A Man Like Me?
 11 The Illinois Enema Bandit
 12 Carolina Hard-Core Ecstasy
 13 Lonely Little Girl
 14 Take Your Clothes Off When You Dance
 このバージョンはカッコいいな。ジャッジーで、おしゃれさ100倍だね。
 15 What’s The Ugliest Part Of Your Body?
 歌ものコーナーの最後を飾るのは、コーラスのハーモニーが綺麗な「君の体の最も醜い場所はどこ?」ってとんでもないタイトルの曲。いや、曲は綺麗なのよね。
 16 Chunga’s Revenge (Part I)
 この曲もおしゃれだし、カッコいい。テナーとアルトサックスソロのバックのドラムス勢いありすぎでしょ。
ZAPPA ’75:Zagreb/Ljubljana / FRANK ZAPPA
 Disc 2
 01 Chunga’s Revenge (Part II)
 ていうか、それぞれのソロもカッコいいけど、この曲の一番の立役者はTerryさんだな。あとZAPPA師匠の静かなのにアバンギャルドなギターソロはいったいなんなん?
ところで、当時の演奏曲順で収録されているらしいんだけど、なんで、この位置に配置したかなぁ...通して聴ける位置にしてくれればいいのに...デジタル音源だと通して聴けるのでそっちも買おうかな...。
 02 Terry’s Zagreb Solo
 Terryさん推しだから、そりゃ5分以上の長尺のドラムソロ入れるよな...。
 03 Zoot Allures
 04 Filthy Habits (Prototype)
 プロトタイプだけに、ZAPPA師匠の探ってる感じのギターソロも面白い。ソロで作曲するってこういうことなのね。
 05 Camarillo Brillo
 06 Muffin Man
 07 I’m The Slime
 08 San Ber’dino
 Bonus Tracks
 09 Wind Up Workin’ In A Gas Station (Prototype)
 ボーカル入ってるのかと思ったらインストだった。ムッチャ、ロックしてる。
 10 Terry’s Ljubljana Solo
 こっちのソロのほうが手数がすごいかも...で、これを6分続ける体力もすごいな。
 11 Zoot Allures
 ☆1975/11/21 at Sportska Dvorama in Zagreb
 ◎1975/11/22 at Hala Tyvoli in Ljubljana
ZAPPA ’75:Zagreb/Ljubljana / FRANK ZAPPA
 このCDの音を聴いてると、ZAPPA師匠がTerryさんを気に入っていたのがわかるような気がします。パワフルなのに繊細、リズムのキープも正確、ロックからレゲエ、ジャズまで何でもこなせる幅の広さ、マジすごいや。

 それにしても、語彙が崩壊してるなぁ...。

 ところで、このCDが届くころに年内のリリースの連絡がありました。今度はWaka/JawakaThe Grand Wazooの未発表音源で、Waka/Wazooなるタイトル...それにしても今年は4作品、CDで20枚(Waka/Wazooは4枚組みで、ボックスセットにはオリジナル音源のBlu-ray Audioが付くらしい)リリースラッシュ終わりませんな...。

eRIe / Frank Zappa2022/07/01 07:53

 届きました。
eRIe / Frank Zappa
 今回は、国内のAmazonで輸入盤が20,556円、国内盤が21,450円だったので、米国のAmazonから個人輸入しました。価格は本体がUS$126.25、輸送費がUS$12.13だったので、合計でUS$138.38、今のレートで換算して19,118円でしたので、ちょっとだけ安く買ったことになります...とはいえ、今、タワーレコードの通販見たら17,811円になってました...残念!。ちなみに発送は、予定通り18日で、25日には手元に着たので約1週間で届いたことになります。
eRIe / Frank Zappa
 今回のアルバムはCD6枚組みで、1974年5月のEdinboro State CollegeとNotre Dame UniversityのConvocation Center、1974年11月のGannon Auditorium(ここが、アルバムタイトルになっているペンシルベニア州のERIEの会場ですね)、1976年11月のモントリオールのForum、Erie County Fieldhouse(ここもERIEですね)、トレドのSports Arenaのライブが収録されています。
eRIe / Frank Zappa
 それぞれのパーソネルですが、1974年5月は以下のメンバー、
 FZ—lead guitar, vocals
 Jeff Simmons—guitar, harmonica, vocals
 George Duke—keyboards, synthesizer, vocals
 Don Preston—synthesizer
 Napoleon Murphy Brock—tenor sax, flute, vocals
 Bruce Fowler—trombone, vocals
 Walt Fowler—trumpet
 Tom Fowler—bass
 Ralph Humphrey—drums, percussion
 Chester Thompson—drums, percussion
 このメンバーのJAZZっぽいアプローチは聴き所のひとつだと思います。
1974年11月は、
 FZ—guitar, vocals
 George Duke—keyboards, synthesizer, vocals
 Napoleon Murphy Brock—tenor sax, flute, vocals
 Ruth Underwood—percussion
 Tom Fowler—bass
 Chester Thompson—drums, percussion
1976年11月は、
 FZ—lead guitar, vocals
 Bianca Odin—keyboards, vocals
 Ray White—guitar, vocals
 Eddie Jobson—keyboards, violin
 Patrick O'Hearn—bass, vocals
 Terry Bozzio—drums, vocals
となっていて、Roxy期からIN NY期への過渡期となります。そういえば、1976年2月には来日公演があったんですよね。で、今回、Philly '76と同じく、Bianca Odinさんが参加した貴重な音源が収録されてます。自分としては、やっぱ、Terryさんのドラムが聴き所かな?
eRIe / Frank Zappa
 ちなみに、今回のジャケットは、LPサイズのハードカバーのブックレットになってます。ん~、場所とるから普通のCDサイズのボックスセットでいいんですけどね...まぁ、ライナーの写真と文章が読みやすいってメリットはありますけど...。LPサイズのボックスセットは、THE HOT RATS SESSION以来かな...。
eRIe / Frank Zappa
 収録曲は以下(LIVE会場別にくくってあります)。
 LIVE FROM EDINBORO, PA – MAY 8, 1974
 01 “Someone Has Just Asked Me…”
 02 Cosmik Debris
 03 Pygmy Twylyte
 04 The Idiot Bastard Son
 05 Cheepnis
 06 Inca Roads
 07 Montana
 08 Dupree’s Paradise
(Intro)
 (ここまでが、CD1)
 09 Dupree’s Paradise
 10 It Can’t Happen Here
 11 Hungry Freaks, Daddy
 12 You’re Probably Wondering Why I’m Here
 13 How Could I Be Such A Fool
 14 I Ain’t Got No Heart
 15 I’m Not Satisfied
 16 Wowie Zowie
 17 Let’s Make The Water Turn Black
 18 Harry, You’re A Beast
 19 The Orange County Lumber Truck
 20 Oh No
 21. Son Of Orange County
 22 More Trouble Every Day
 23 Camarillo Brillo
 (ここまでが、CD2)

 LIVE FROM SOUTH BEND, IN – MAY 12, 1974
 01 Montana
 02 Get Down

 LIVE FROM ERIE, PA – NOVEMBER 12, 1974 (3-14)
 01 Tush Tush Tush (A Token Of My Extreme)
 02 Stink-Foot
 03 RDZNL
 04 Village Of The Sun
 05 Echindna’s Ar
f (Of You)
 06 Don’t You Ever Wash That Thing?
 07 Penguin In Bondage
 08 T’Mershi Duween
 09 The Dog Breath Variations
 10 Uncle Meat
 11 Building A Girl
 12 Dinah-Moe Humm
 (ここまでが、CD3)
 13 I’m Not Satisfied
 14 Montana
 15 Dupree’s Paradise
(Intro)
 16 Dupree’s Paradise
 17 Don’t Eat The Yellow Snow
 18 Tush Tush Tush
(End Vamp)
 19 Oh No
 20 Son Of Orange County
 21 More Trouble Every Day
 (ここまでが、CD4)

 LIVE FROM ERIE, PA – NOVEMBER 12, 1976
 01 The Purple Lagoon
 02 Stink-Foot
 03 The Poodle Lecture
 04 Dirty Love
 05 Wind Up Workin’ In A Gas Station
 06 Tryin’ To Grow A Chin
 07 The Torture Never Stops
 08 Pound For A Brown
 09 You Didn’t Try To Call Me
 10 Rudy Wants To Buy Yez A Drink
 11 Would You Go All The Way? 

 (ここまでが、CD5)
 12 Black Napkins
 13 Terry’s Erie ’76 Solo
 14 Patrick’s Erie ’76 Solo
 15 Wonderful Wino
 16 The Purple Lagoon
(Outro)
 17 Stranded In The Jungle
 18 Dinah-Moe Humm
 19 The Purple Lagoon
(Outro)
 20 Camarillo Brillo
 21 Muffin Man
 22 The Purple Lagoon
(Outro)
 (ここまでが、CD6)

 LIVE FROM TOLEDO, OH – NOVEMBER 13, 1976
 01 City Of Tiny Lites
 (これも、CD5)
 02 Black Napkins
 03 The Purple Lagoon
(Outro)
 (これも、CD6)

 LIVE FROM MONTREAL, QC, CANADA – NOVEMBER 10, 1976
 01 You Didn’t Try To Call Me
 (これも、CD6)
eRIe / Frank Zappa
 ということで、全72曲、全部聞くのに7時間程度はかかるかと...相変わらずのボリュームですな。

ZAPPA2022/05/13 07:59

 映画「ZAPPA」観てきました。
ZAPPA
 映像自体はすでに観ていて、映画館で観る前にも一度観返したけど、映画はやっぱ映画館で観た方がいいよね...大きなスクリーン、音響、やっぱ家で観るのとは全然違う。日本語字幕入りだからね、英語の会話もなんとなくは理解できるけど、やっぱり訳があったほうが入ってくるし細かいニュアンスが伝わるよね。
ZAPPA
 で、やっぱり師匠は凄いや、単なるロックミュージシャンじゃない、音楽についていうと、きっと音楽が溢れてくるんだね。で、仕事人だけでなく、家族への大きな愛だったり、周りの人への心遣いだったり、音楽業界のあり方や政治までありとあらゆることに真剣に取り組んでいたんですね。
ZAPPA
 なんか、奇人的なところが先行してイメージが作られちゃったところがあるけど、こんなにまじめで凄い人いないんじゃないかなぁ。一ミュージシャンじゃなくて「」の人生のドキュメンタリー映画ですよ。
ZAPPA
 とにかく、観てよかったとホントに改めて思った。ここで何度も書いてるけど、いままで毛嫌いしていた人にも観てもらって、師匠の音楽に触れてもらいたいなぁ...。
ZAPPA
 ところで、エンドロールにクラウドファンディングで名前を入れられるっていうのがあったんだけど、自分もこの日、気合を入れて着ていったTシャツだけじゃなくてそっちにも投資すれば良かった...。
ZAPPA
 あと、映画館の装飾すごいよね、スタッフの方の意気込みを感じちゃったな。
ZAPPA
 このアルバムジャケットのコラージュ、カッコよすぎる。