第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝2021/01/13 07:46

 国立競技場に行ってきた。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 例年と違う状況の中で行われる全国大学ラグビー選手権大会の決勝戦、今年は、昨年優勝の早稲田大学と準決勝で早稲田大学に敗れた天理大学の対戦。昨年のスコアは早稲田大学52点、天理大学14点と早稲田大学の圧勝。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 そのときは天理大学が勢いでいけるんじゃないかと思いながらテレビ中継を見ていたのですが、結局、経験値というか早稲田大学の試合巧者ぶりと、ラインアウトが安定せず天理大学は勝利を手にすることが出来なかったんですよね。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 2日の明治大学準々決勝の経済産業大学との試合を観て、そのスピードとセットプレイの安定感、堅いディフェンスから、今年は行けるんじゃないかと思いながら国立競技場に来ました。もし天理大学が優勝すると、関西の大学としては同志社大学の三連覇以来の36年ぶりなんだそうです。そういう意味では、歴史の瞬間をこの目で見てみたいですよね。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 ちなみに、早稲田大学OBでクボタスピアーズの岸岡選手は予想でどっちに転ぶか分からない接戦、結果は皆さんのご想像にってかかれてましたが、自分も接戦になると思います...とはいえ、やっぱり天理大学に期待しちゃいますね(実は祖父が早稲田大学ラグビー蹴球部のOBなので、早稲田大学贔屓ではあるんですけどね)。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 注目選手は、両校ともバックロー陣かな、早稲田大学のキャプテンの丸尾選手、天理大学のキャプテンの松岡選手、二人のマッチアップは見ものですね。早稲田大学は、監督のご子息の相良選手、1年生ながら先発の村田選手、天理大学の服部選手、山村選手の運動量とハードワーク、これは期待してみちゃいますね。両校のハーフバック団、早稲田大学の小西選手と吉村選手、天理大学の藤原選手、松永選手のゲームメイキングも見ものだと思います。この4名のゲームメイキングはここに来るだけあって大学生では群を抜いていると思います。そして、やっぱり天理大学のフィフィタ選手ですよね。SUNWOLVESの参加で、確実にスキルアップしていて、大学生一のセンターだと思います。これを、早稲田大学の対面の平井選手が如何に抑えるか、これ見もの以外の何ものでもないですよね。

 もうニュース等で紹介されて皆さんご存知のように、天理大学の圧勝で終わりました。55対28、自分もここまでの点差になるとは思っていませんでした。55点、現時点で、大会史上の最高得点だそうです。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 上にも書いたように、同志社大学の優勝以来36年ぶりの関西勢の優勝ということになりました。これもテレビで見た方がたくさんいらっしゃると思いますが、キャプテンの松岡選手の試合後のインタビュー良かったですね。優勝への思い、仲間への思い、そして応援してくれた家族や関係者への思い、そんないろいろが詰まったいいコメントだったと思います。お世辞じゃなくて、こんなキャプテンの下でラグビーが出来る部員たちは幸せだと思います。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 先制したのは天理大学、開始3分、この日4トライと大活躍の市川選手のトライでした。このトライで、この日の試合が決まったような気がします。
 試合開始のキックオフでボールを深く蹴り、天理大学の蹴り返したボールを確保して自陣からボールを展開していく早稲田大学を、鉄壁のディフェンスで抑え、ターンオーバーしたところからこのトライが生まれました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 早稲田大学は攻めても、天理大学のディフェンスに押し返されてしまったという場面が何度も見られました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 今日の勝因の一つはディフェンスですね。早稲田大学の攻撃が始まるときには、天理大学のディフェンスラインが綺麗に揃っていて、かつ、立っている人数も多い。この日、会場で放送されていた秩父宮FMのゲストの元同志社大学ラグビー部監督の山神孝志さんが、天理大学はポイントへの人数の掛け方が良く鍛えられていて、人数を掛けるときと、掛けないときの緩急のつけ方の選択がすばらしいって言ってましたが、ホント、その部分は見ていてよく分かりました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 早稲田大学は、攻めても黒い壁が目の前にあるって感じだったんじゃないかなって思います。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 もちろん、ディフェンスだけじゃなくて攻撃も凄かった。フィフィタ選手やロックのモアラ選手のようなペネトレーター役がいるので、どうしても早稲田大学はそこに人をかけなくてはならないってことはありますが、それ以上にハーフバック団の動きが良かったですね。ハーフの藤原選手の球捌きのスピードは驚異的です、あのスピードでモールを裁いていってそれに対応する選手達も凄いと思いますし、ラックを形成している選手達が、すばやく継続することを意識してボールを生かすことを意識して実践していることも凄いと思います。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 天理大学は、ディフェンスも攻撃も本当に良く鍛え上げられたチームでした。前半後半4トライずつの計8トライ、勢いが止まらなかったって感じです。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 そうそう、昨年のウイークポイントだった、ラインアウトも高い獲得率で、ほぼミスが無かったんじゃないかな。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 まぁ、見ているほうからするとフィフィタ選手がもっとガツガツ行くシーンを見たかったっていうのはありましたけどね。パスは上手いし、キックも良かったんでしけどね...何度かオフロードパスでチャンス作ってはいましたけど...。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 早稲田大学のキーワードは個人技ですね。プロップの小林選手は、バックスかと思うようなラン、ステップ、パスを見せてくれましたし、後半12分にトライをあげた河瀬選手、トライは無かったもののフランカーの相良選手、村田選手はチャンスを何度も作ってました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 もちろんキャプテンの丸尾選手も、何度もそのスピードのあるランでチャンスを作ってました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 ただ、その攻撃も天理大学の鉄壁の壁をこじ開けることは難しかったですね。それでも前半のトライは一つでしたが、後半は3トライ、まさしく意地を見せたって感じでした。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 フィフィタ選手のオフロードの場面をおすそ分け。これ、目の前で見てましたが、綺麗なオフロードでした、というかフィフィタ選手はプレーの一つ一つの動きに無駄が無くて綺麗ですよね。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 得点差27点、普通ここまで得点差があると面白くなくなっちゃうんだけど、この試合は無茶苦茶面白かったです。楽しい試合を見せてくれた選手達に感謝ですし、大会を開催、運営してくれた関係者にも感謝ですね。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 両校とも3年生以下の選手が多く出場していたので、来季以降も楽しみですし、4年生の上位リーグでの活躍も楽しみですね。

 ラグビー協会の公式マスコットに就任したレンジーが活躍してました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 試合開始前に連獅子を見せてくれたし...
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 ハーフタイムには会場を一周するグリーティングをしてくれました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 レンジーカワイイ。早く、もっと触れあえる日が来るといいなぁ...。

第57回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝2021/01/09 07:43

 秩父宮行きたかったんだけどなぁ...この日のチケットも入手できず、ということでテレビで観戦。

 第一試合は、二連覇がかかる早稲田大学と三年ぶりの王座奪還を狙う帝京大学の試合、今年の対抗戦では早稲田大学に軍配が上がっています。帝京大学としては、思い切ってぶつかっていくって感じですね。

 序盤から激しく体をぶつけていく両校、先制したのは、ゴール正面のスクラムでペナルティーを取った帝京大学でした。スクラムは帝京大学でしたね、でもモールは早稲田大学でした。前半6分頃のラインアウトからのモールでのトライ、これぞモールっていう教科書どおりの長くて綺麗なモールでした、しかも、しっかりまっすぐ押せてました。そして、二本目のトライもラインアウトからのモールでした、まるで、明治大学みたいな強力なモールでしたね。
 帝京大学もウイングに入ったツイナカウヴァドラ選手がパワフルなランで大きくゲインしてチャンスを作ってたんですけどなぁ...まぁ、とにかく両校ともディフェンスがよかったですね。接点で寝たままの選手がほとんどいない、リロードが早くてライン攻撃では、なかなかチャンスを作れない緊張感のある試合でした。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 前半は21対13、早稲田大学リードで折り返しました。ほぼ互角って感じでしたけど、帝京大学に反則が多かったのが気になりました...。

 後半立ち上がり1本目の早稲田大学のトライは綺麗でしたね、センターのところで、ディフェンスの穴が出来たところを上手く突いてフルバックの河瀬選手、ウイングの古賀選手とボールが渡り中央にトライ、早稲田大学らしい良いトライでした。後半20分頃の河瀬選手のトライも早稲田大学らしい良いトライでした。センターの長田選手が帝京大学ディフェンスを引きつけて、河瀬選手がアングルを変えたランで綺麗に抜けたトライでした。
 後半13分の帝京大学のマッカラン選手のトライはよかったですね。帝京大学らしい、一人ひとりが強い当たりと個人技でもぎ取ったトライでした。あと、帝京大学もスクラムがもっと多い展開で強みを出せたら勝負が傾いたかもですね
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 33対27、早稲田大学が決勝に駒を進めました。やっぱり、個人では帝京大学が強かったけど、組織力で早稲田大学が逃げ切りました。早稲田大学は相手チームの硬いディフェンスをどうやって崩すかが、この一週間の課題ですかね。

 第二試合は、2018年の決勝戦の組み合わせ、明治大学と天理大学の試合。このときは、明治大学に軍配が上がりました。
 序盤から天理大学が早い展開で、開始3分で先制しました。縦に数回アタックして最後は外に大きく振ってトライ、理にかなった攻撃でした。その後の明治大学の攻撃も良かったと思います、最後、ラインに展開してトライと思いきやノッコンという結果でしたが、両校とも攻撃のスピードが速くて見ていて面白い試合でした。
 天理大学は攻撃も良いのですが、特にディフェンスが堅い、一人で確実に倒しすばやくリロードする。黒い壁が紫紺の攻撃に立ちふさがるという感じでしたね。天理大学はサイズが小さいけど、前に出る圧が凄かったな。残念な点は、ラインアウトが安定していなかったところですかね。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 前半5-19、明治大学1トライで天理大学3トライ、この点差ほど大きな差があるようには見えなかった前半でした。

 後半も天理大学かな、明治大学のミスをついて後半3分のトライ、このときの連続攻撃、速かったし、パワフルでした。明治大学もよく守っていたと思うのですが、あのスピードで来られたら後追いになっちゃいますよね。
 明治大学も13分、15分の連続トライは、速い展開で良かったですね、特にキャプテンの箸本選手を軸に良い攻撃をしていたと思います。このまま、明治大学が追い上げられると良かったんですけどね...。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準決勝
 15対41、後半もこの点差があるようには見えない、競った試合でした。両校とも気合の入った良い勝負でしたね。やっぱ、天理大学のラグビー面白い。

 明後日の決勝は、早稲田大学と天理大学の対戦に決まりました。早稲田大学は二年連続、天理大学は三回目の学生日本一への挑戦。天理大学は細かいミスを修正できれば勢いがある分、初優勝も夢じゃないと思います。

 それにしても、天理大学のフィフィタ選手、フィジカルが強いだけじゃなくて、パスも良いし、低いタックルも良いよね...早くJAPANで活躍する日が見たいなぁ。

第57回全国大学ラグビー選手権大会 準々決勝2020/12/26 07:02

 秩父宮はチケット完売...行きたかったけど...。

 ということで、花園での関東リーグ1位の東海大学と関東対応戦Aグループ4位の帝京大学の試合と、関東リーグ2位の流通経済大学と関西リーグ1位の天理大学の試合をテレビ観戦。

 まずは東海大学と帝京大学の試合、この2大学は大学選手権の決勝で3回対戦し、帝京大学が3勝してます。東海大学は、大会直前に部員にコロナウイルスの罹患があって、リーグ戦の最終戦の日本大学戦を辞退したので、その影響がないといいんですけどね...。

 てな心配は必要なかったです。試合開始から両チーム激しいぶつかり合いでどちらも引かない五分の闘い、前に出るタックル、すばやいリロード、鋭いラン、一つ一つの体を張ったプレーのどれをとっても見応えのある試合でした。
 前半は、東海大学のペナルティーゴール、帝京大学のペナルティートライと両校ともペナルティーでの得点のみ。ゴール3点とトライ7点、同じペナルティーでもこの4点差が勝負を分けることになるかもしれないと感じるほど、均衡した試合内容。

 東海大学はバックローのレキマ・マサミラ選手、ジョーンズ・リチャード剛選手、吉田選手の3人が目立ってました。マサミラ選手のリロードは早くて、タックルした後にすぐタックルって言う場面が何度もありました。もちろん、リチャード剛選手、吉田選手も接点で仕事してました。帝京大学の選手が一歩遅れるとこの二人のどちらかがボールに絡むという感じ。まぁ、接点でのジャッカルについていうと帝京大学も負けて無かったですけどね。
 帝京大学は、怪我で長らく戦列を離れていたセンターのニコラス・マッカラン選手が攻撃、守備ともに活躍してました。ボールを持てば前に出る、守備ではバックローかと思うほどのタックルを何度も決めて、とにかく目立ってました。

 前半30分18フェーズに及ぶ東海大学ゴール前での攻防、見応えがありました。東海大学のディフェンス、本当に凄かったと思います。この後のスクラムでの攻防も力が入りました、ここで、スクラムの差がね...結局、ペナルティーでトライが帝京大学に。
 とにかく、ライン攻撃、モールもラックもどちらも一歩も引かないも引かない展開、両校の差があるとしたらスクラムですね、スクラムは帝京大学。スクラムを組むヒットの瞬間、帝京大学の1列がわずかながら東海大学より前に出て組んでるのが、テレビの画面でも分かるほどでした。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準々決勝
 後半、開始から東海大学がスクラムを修正してきました。ハーフタイム中に対策できるのが、やっぱりここまで来るチームってことなんですよね。後半だけみたらスクラムは東海大学が圧倒的に勝ってました。でも、東海大学陣内で試合が進む時間が長かったですね...実力的には均衡してるんでしょうけど、帝京大学が押してましたね。
 結局、両チーム1本ずつトライをあげたのですが、ゴールキックの差で後半の得点も5対7と帝京大学がリード、最終的に、8対14で帝京大学が準決勝にコマを進めました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準々決勝
 スクラムは、修正できたのにもったいなかったな...後半、帝京大学のディフェンスが堅かったってことですな。それにしても、80分があっという間の面白い試合でした。

 2試合目は流通経済大学と天理大学の試合。
 流通経済大学も前でタックルしてるんですけどね...天理大学は展開が始まると速い。流通経済大学がセットする前にボールがポイントから動き出すので、天理大学は楽に攻撃できているようにみえますね。両大学とも留学生が起点になっていい攻撃と守備が出来てるんですけどね。天理大学のほうが一枚も二枚も上手でした。
 やっぱ、SUNWOLVESのスコッドに選ばれていたフィフィタ選手が要所で目立ってました。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準々決勝
 フィフィタ選手が抜けだしたところをきちんとフォローしていればチャンスになる、トライが取れるって感じでしたね。そしてフォワードも、明らかに流通経済大学の方がサイズが大きいのですが、天理大学の方がパワーもスピードも勝ってました。
 38対0、天理大学は前半だけで6トライ、流通経済大学も何度かいい場面があったんですけどね...無得点に抑えられての折り返しとなりました。

 後半も天理大学は手を緩めず、開始2分でトライ。このトライまでの一連のすばやい攻撃はすばらしかったと思います。流通経済大学は14分にインターセプトからトライ、26分の天理大学ゴール前のラインアウトモールでのトライ、終了間際のフルバックの河野選手の個人技のトライと3本のトライで意地を見せたって感じですね。
 それにしても天理大学強いな...後半、気を抜くところが無ければ優勝も狙えるかも。
第57回全国大学ラグビー選手権大会 準々決勝
 78対17、天理大学は後半も6トライと大量得点で勝利しました。

 秩父宮では、早稲田大学が29対14で慶応大学に、明治大学が34対7で日本大学に勝利し、結果、1月2日の準決勝は、早稲田大学と帝京大学、明治大学と天理大学がそれぞれ対戦することになりました。

 ここまでの勢いでいうと、決勝は昨年と同様に、早稲田大学と明治大学かなぁ...でも、天理大学も来てるかも...。

2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学2020/12/07 07:01

 今年もチケット手に入らなかった...ということで、おとなしく家でテレビ観戦。

 昨年同様、対抗戦グループの優勝をかけた一戦。早稲田大学はここまで全勝、明治大学は11月1日の慶應大学戦で逆転負けを喫して5勝1敗。早稲田大学は引き分け以上で優勝確定、明治大学は勝たないと優勝とはなりません。さらに、昨年、明治大学は早明戦は制したものの、大学選手権決勝で早稲田大学に敗れ大学日本一になることは出来ませんでした。そういう意味では、明治大学は気合が入る一戦だと思います。

 注目はやっぱり、両大学のキャプテン明治大学の箸本選手と早稲田大学の丸尾選手のマッチアップ、明治大学の192cmの大型センターの児玉選手、早稲田大学の相良選手、河瀬選手かな。

 立ち上がりから、明治大学の動きが良かったですね。連続攻撃でスピードが落ちない、早稲田大学ゴール前まであっという間にボールを運んでいきます。開始7分のゴール直前でのノッコンになったシーンも、そこまでの攻撃はすばらしかったですもんね。
 16分の箸本選手のトライまで、本当に明治大学の攻撃は良かったと思います。早稲田大学は防戦一方というか、いいところはほとんどなかったですね。タックルは行っていて前で止めてるんですけどね...ボールの動きが止まらないので明治大学の勢いがとまらない。
 ゴールも決まって0-7。
2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学
 その後も、早稲田大学は明治大学陣内に入れるんですけどね。明治大学の圧力にあっという間に押し戻されていました。
 前半18分には、ラックからのボールを受けた箸本選手が抜け出し、フォローしていたフランカーの重松選手、ウイングの石川選手とつないでトライ。
 これもゴールが決まって0-14、ここまで、早稲田大学はいいところがなかったですね。
 23分には、早稲田大学のスクラムでのペナルティーからゴール前でのラインアウト。明治大学はモールを作って、そのまま押し込んで追加のトライ。
 ゴールも決まって0-21、フォワードの体重差はほとんどありませんが、パワーは明治大学のほうが上回ってました。
2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学
 その後、均衡した時間帯が続いていたのですが、38分に明治大学ゴール前のラックから早稲田大学のSH小西選手がパスダミーでラインの裏に出て、最後はフォローしていた3番の小林選手がゴールポスト真下にトライ、この一連の攻撃は明治大学の”縦”の攻撃みたいでしたね。
 7-21、一本返したとはいえ、早稲田大学はフルバックの河瀬選手、フランカーの相良選手が個人技で大きくゲインするのですが、その後が続かないので攻めきれない。
 テレビ画面で選手の顔がアップになると、明治大学はラグビーを楽しんでいて、早稲田大学は苦しそうに見えました。まぁ、リードしているチームとされてるチームの違いといってしまえばそれまでなのですが、明治大学の選手のほうがリラックスしているように見えましたね。それがそのまま、点差に現れていたように思います。
2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学
 後半の立ち上がりも明治大学の動きが良かった。キックオフからの明治大学の攻撃もゴール手前でノッコンしなければノーホイッスルトライでした。
 ラインアウトとスクラムのセットプレーが安定していたのが、明治大学が試合を有利に進められた一因だと思います。
 この後、12分にペナルティのラインアウトからの展開で、最後は一人余らせて齊藤大朗選手がトライ。
 7-26、ほぼほぼ、これで明治大学の流れが決定付けられた感じでした。
2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学
 この後、早稲田大学も何度かいい攻撃で明治大学ゴール前に迫るのですが、明治大学が攻守でしのいでいました。
 そんな中でも、早稲田大学の注目選手相良選手、河瀬選手はいいゲインをしてましたね。後半27分に、相良選手が大きくゲインして出来たラックから、またまた小西選手のパスダミーで裏に抜けてゴールポスト下にトライ。二人の個人技で意地のトライって感じでしたね。
 14-26。
 この後、ペナルティゴールで明治大学が点を追加、14-29。さらには、試合終了間際に明治大学がボールを展開し、最後は、セブンズの候補でもあるウイングの石井選手がダメ押しのトライ。
 14-34、明治大学の圧勝でした。
2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学
 早稲田大学は、セットプレーが安定せず、明治大学を崩すことが出来ませんでした。あと、終盤、早稲田大学は足が止まっちゃってましたね...。
2020大学ラグビー 明治大学vs早稲田大学
 ということで、伝統の一戦は今年も明治大学に軍配が上がりました。この感じだと、今年の大学選手権の決勝は、この2校が決勝に上がってくる可能性が高いですね、後は、リーグ戦を制した東海大学と関西リーグを制した天理大学が、ここにどう絡んでくるかって感じですかね。

 来年の正月も楽しみだな...。

第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝2020/01/12 07:04

 新しい国立競技場に行ってきた。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 もちろん、大学ラグビー選手権の決勝を観るために...。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 早稲田大学と明治大学の決勝戦は23年ぶり。23年前は、32対22で明治大学に軍配が上がりました。早稲田大学は、元早稲田大学の監督で、現日本ラグビーフットボール協会のコーチングディレクターの中竹竜二さん、明治大学は、現明治大学監督の田中澄憲さん、バックスコーチの伊藤宏明さん、ノーサイドゲームに出演されていた斎藤祐也さん、自分の応援しているリコーブラックラムズの現監督の神鳥裕之さんが出場されてました、そう思うと時の流れを感じちゃいますね。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 すばらしい試合でした、とにかく、その一言に尽きます。学生なので、細かく言えば粗いところもあったと思いますが、不用意な反則も少なくノッコンやスローフォワードのような細かいミスも少なくて、締まったよい試合でした。大学生の試合でここまでの精度の試合をみられると日本のラグビー界もまだまだ捨てたもんじゃないなと感じましたね。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 新しくなった競技場、満員の観客(公式発表で57,345人でした)、日本のトップ3のレフリー(レフリーは久保さん、アシスタントレフリーは麻生さん、戸田さん)、そして伝統校同士の対戦、こんなに恵まれた環境でラグビーができる46人の選手たちは本当に幸せだと思います。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 前半は早稲田大学のゲームでした。明治大学も早稲田大学陣内に入ることは入るのですが、早稲田大学の堅いディフェンスに阻まれて前に進むことができませんでした。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 一方の早稲田大学は、面白いように攻撃が決まり、12分のNo.8の丸尾選手のトライから始まり、26分の長田選手、34分の森島選手のラインアウトモールからのトライ、39分の相良選手のトライと4本のトライを上げ、12月1日の早明戦で一方的にやられた明治大学に対し、31対0と大量リードで折り返しました。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 明治大学も決して悪くなかったと思います。ミスも少なかったですし、しっかり体を当ててタックルも行ってたんですけどね...早稲田大学のほうが一枚上手でした。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 明治大学のアタックを正確なタックルでしとめ、思うように攻撃をさせていませんでした。準決勝で活躍していたロックの箸本選手も思うように動けてませんでしたからね。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 かなり、明治大学を研究してきたんだと思います。スクラムも序盤は苦戦していましたが、修正して押し負けなくなりましたし、ラインアウトはほぼノーミスでした。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 そういえば、25分頃の2回の早稲田大学のSOの岸岡選手のハーフウェイライン付近からのドロップゴールはすごかった。入れば得点となるのはもちろんですが、国立競技場はインゴールが狭いので、陣地を取るキックではゴールラインを割ると蹴った地点でのスクラムでのリスタートですが、ドロップゴールの場合は22m地点での相手ボールのドロップアウトで、相手陣内でリスタートできる可能性が高いのでそれを狙っていたとすると、岸岡選手はやっぱ非凡な才能を持っていると思います。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 31対0、このまま、早稲田大学が楽に勝利すると思ったのですが...。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 やっぱり、決勝までコマを進めるチームは違います、後半は明治大学の試合でした。開始3分で明治大学ウイングの山村選手のライン際を縦に走りぬけてのトライ、見事でした。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 前半と後半で明治大学はまったく違うチームになってました。縦に走りこんでボールを運ぶ、シンプルに攻撃を組み立てていたと思います。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 10分には、早稲田大学のウイングの古賀選手にトライを返されてしまいましたが、その6分後には箸本選手がゴールポスト真下にトライ、そのあとの、山沢選手の動きがすばらしかったですね。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 早稲田大学の岸岡選手と同じく、明治大学のSOの山沢選手もラグビーIQが高いと思います。追い上げるために時間をかけないようにするために、ドロップゴールでコンバージョンを決めました。そして、その6分後には自らトライ、これもドロップゴールでコンバージョンを決めています。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 このあと、明治大学は29分に山﨑選手、40分には雲山選手が、早稲田大学もウイングの桑山選手がトライを決め、10点差まで明治大学が詰め寄りました。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 ホーンが鳴った後、1トライ1ゴールでも3点差でゲームをひっくり返すことができない明治大学が、あきらめずにボールをつないで攻撃を続けていたのが印象的でした。最後はノッコンで試合終了となってしまいましたが、最後までゲームをきらないで継続する明治大学の選手の姿は感動すら覚えました。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 ペナルティも少なかったのもよかったですね、ペナルティキックになった反則は、前半は明治大学の3個、後半は早稲田大学の4個と一試合通して7個と少なかったですし、軽い反則のノッコンなどのハンドリングミスも少なかったと思います。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 45対35で早稲田大学の勝利でしたが、明治大学もすばらしいラグビーを見せてくれたと思います。令和最初で、新しい国立競技場での最初の試合として最高の試合でした。
第56回全国大学ラグビー選手権大会 決勝
 さて、今日はこれから、秩父宮にトップリーグの開幕戦を見に行ってきます。第1節から東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスの試合、開幕からワクワクがとまりませんな。