トップリーグ 2010-2011 プレーオフセミファイナル2日目2011/01/23 19:37

秩父宮に行ってきました。

昨日の試合(東芝VSサントリー)をみられなかったのが、少し悔しくもあり、今日は観戦に行きました。今日の1試合目は、この試合の勝者が日本選手権に出場する全国クラブ選手権大会決勝。2試合目がプレーオフのセミファイナルです。

第1試合は「北海道バーバリアンズ」対「タマリバクラブ」

外国人6人を擁するバーバリアンズに、日本人中心のタマリバクラブがどう戦うのか...
両チームとも昨年は、準決勝で敗退しているので気合は十分だったと思います。
とにかく、外国人選手を中心にパワーでガツガツと攻めてくるバーバリアンズに対し、サイズは小さくてもスピードに勝るタマリバがどう対抗するかという試合でした。

前半は、外国人選手のパワーさく裂で、タマリバが押されてました。タマリバの前半の得点はPGのみの苦しい展開。
外国人選手 大きかったです。
ところが、後半に入ってがらりと戦況が変わります。タマリバのスピードとテンポの良い攻撃が機能して、立て続けにトライを奪いました。守っては、外国人のパワーを低いタックルで何度の止めていました。後半の20分ごろに外国人パワーで逆転されましたが、PG1本で逆転の点差。終了間際にPGを得たタマリバはこれをきっちり決めて勝利を納めました。
スピード、フラットなパスをギリギリのタイミングで通す、大きい相手の足元をとらえて確実に止めるなど、JAPANが世界で勝つには?のヒントになる試合だったと思います。
11番牧野選手 活躍してました。
タマリバは、11番の牧野選手、15番の遠藤選手が何度も良いアタックを見せていました。

タマリバクラブ 24点 vs 北海道バーバリアンズ 22点

第2試合は「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」対「三洋電機ワイルドナイツ」

昨日の、セミファイナル同様、最終節と同じ顔合わせです。
三洋を応援しているのですが、寒いのがいやで北側のトヨタ側に(こちらのほうが長い時間日が当たります)、トヨタ応援団に周りを囲まれてちょっと居心地は悪かったのですが、隣に座った親子連れもシートクッションが三洋仕様(ワイルドナイツのロゴ入り)だったので、ちょっと一体感を感じつつ静かに三洋を応援しました。
今日の三洋は、先発に主力組が揃い勝ちにいく姿勢がみなぎってました。
最終節ではミスが多くて自滅していった感があったのですが、今日は、ミスはあったものの、トヨタに付け入るすきを見せません。前半、ミスからアイイの個人技でトライを取られましたが、ゲーム全体を通し三洋ペース。スピード、パワー、接点での攻防、何を取っても今日は三洋のほうが一枚も二枚もトヨタを上回っていました。
今日の接点は、三洋が勝ってました。
三洋は、スクラムも安定してましたね。
スクラムも三洋が勝ってました。
ポイントになる選手の目立方も違います。三洋は、ヒーナン選手、堀江選手、田邉選手、劉選手、そして「世界のトニー」ことブラウン選手と主力選手がとにかく目立ってました。ブラウン選手は、とても36歳とは思えない、気迫あふれるタックル、アタックを見せてくれました。
世界のトニーも頑張ってました。
トヨタも決して悪くはないと思いますが、やっぱり、ふわふわした感じで、シャープとか、パワフルとかは感じられないアタックで、最終節の試合は一体何だったの?という感じ。後半最初のほうで、三洋が攻めあぐねる時間帯があって、その時はディフェンスも機能していたのですが、後半の山田選手のトライ以降、トヨタはどちらかというとやられっぱなしでした。
ここからの攻めはさすがでした。すごいスタミナ。
とにかく、三洋はスタミナも抜群で、とにかく走る。後半28分のヒーナン選手のトライや、終了間際のアイブス選手のトライにつながる攻撃など後半の動きとは思えません。
最後のアイブス選手のトライ後の表情です。
来週のサントリー戦が楽しみです。ミスをどれだけ少なくするかが来週の課題だと思います。

先日も書きましたが、三洋のロックは大型フランカーですね、ディフェンスもオフェンスも動きがロックの動きじゃないです。

三洋電機ワイルドナイツ 32点 vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ 10点

JAPANのロシア戦の時に、募金をしていた霜村選手に「今年は優勝してくださいね」と言って握手をしてもらったのですが、来週、本当に優勝決めてください!「応援してますから」