初・歌舞伎2014/08/22 07:09

 人生約半世紀で初の歌舞伎観劇。奥様と二人で行ってきました。 
八月納涼歌舞伎
 普段は二部構成ですが、8月ということで三部構成、そして「納涼」ということでそういう演目がそれぞれの回に含まれています。
八月納涼歌舞伎
 今回は、3時からの二部を見ました。演目の一つ目は「信州川中島合戦」。武田信玄と上杉謙信の川中島の合戦にちなんだ話で、信玄の軍師、山本勘助を自軍に引き入れようとする上杉謙信(中村橋之助)と勘助の母(市村萬次郎)の駆け引きのお話。本当はコメディタッチの演目なんでしょうけど、言葉が古いので、ちょっと理解できないところもあり、橋之助が出てきて立ち回りが始まるまではちょっと退屈な感じでした。でも、やっぱり、生はいいですね。浄瑠璃と三味線もよかったですね。しかし、45分程度の演目の間中ず~っと演奏し続けるのはプロとはいえ大変だと思います。
八月納涼歌舞伎
 二つ目の演目は「たぬき」。設定が江戸時代なので、一つ目の演目より言葉も分かりやすかったですね。お話は、死んだと思われていた主人公(坂東三津五郎)が実は生きていて、二度目の人生を謳歌をするという話。でも、人を化かすのが得意な「たぬき」も子供の目はだませない、そして、子供への思いは断ち切れないというお話でした。死んだ人が生き返るってことで、「納涼」向けの演目なんですね。太鼓持ち役の勘九郎、お父さんの域に行くのはもう少しなのかも知れませんが、話に緩急をつける重要な役どころ良かったです。息子の七緒八くんも重要な役どころでかわいく演じてました。
八月納涼歌舞伎
 さて、今日は奮発して桟敷席で見たんですね~。
八月納涼歌舞伎
 桟敷はこんな感じで、それぞれの扉から入ります。
八月納涼歌舞伎
 席はこんな感じ。真ん中に見えるのはお茶のセット。先日のコンサートといいちょっと、マイブームかも。
八月納涼歌舞伎
 お茶つきですぜ、お茶つき。
八月納涼歌舞伎
 ということで、お茶請けは人形焼。お土産売り場で焼いている匂いに誘われちゃいました。
八月納涼歌舞伎
 演目の間の休憩時間には最中アイスもいただきました。小豆味ちょっと薄かったかも...。
八月納涼歌舞伎
 会場の様子、演目が始まってからは、撮れませんからね。
八月納涼歌舞伎
 プログラムもしっかり購入、1300円でした。
八月納涼歌舞伎
 さて帰りに歌舞伎座の地下の「木挽町広場」によって見たら...
八月納涼歌舞伎
 今日の演目の「信州川中島合戦」で使われていた小道具の蒔絵の食器が展示されていました。演目中で勘助の母(市村萬次郎)がひっくり返すやつですね。
八月納涼歌舞伎
 ということで、人生初の歌舞伎、楽しかったです。また、見に行きたいな...。