我が家の小さな海

　国歌斉唱のJapanのメンバー。一番手前の畠山選手が、スーパーラグビーのチーフスに参加していて不在のリーチ選手の代わりにキャプテンを務めます。

　試合は、前回と違ってJapanがKoreaを圧倒してました。試合序盤から前に出るタックルでKoreaを前進させませんでした。一方、アタックは、前回よりランのスピード、二人目のサポートも早かった。開始１分に、田村選手からの絶妙のキックパスで、昨年のイタリア戦以来のテストマッチ出場の福岡選手がトライ。このトライを皮切りに怒涛の攻めが続きます。

　この試合で両翼を務めた大学生コンビの福岡選手と藤田選手、今日はいい動きでしたね。Koreaのチャン・ソンミン選手の独走で、あわやトライという場面、福岡選手のタックルでJapanのゴール前で止めました。藤田選手もしっかりフォローしています。

　ヘスケス選手は再三いい走りで、Koreaの防御網を引き裂いてました。前半24分のトライは、力強い走りでKoreaのタックルを振り切っての個人技のトライ。

　五郎丸選手は、パスをNTTコムのジェガル・ビン選手にインターセプトされたり、レイトタックルでシンビンをもらったりと序盤はいいところがありませんでしたが、シンビン開けのこのプレーで帳消しですね。ちなみに、このプレーで五郎丸選手にパスを出したのもヘスケス選手でした。

　ゴール前のラインアウトモールからの畠山選手のトライ。韓国は、モールのディフェンスに気をつけると試合前にコメントしてたのですが、あっさり崩されてましたね。

　31対7での折り返し。前半だけで５トライ。上の4個のトライのほかに、五郎丸選手がシンビン中に立川選手が、忠実なフォローでトライを取ってましたね。タックルミスが、Japanは１個、Koreaは５個、これが前半の得点差に現れていますね。

　後半の立ち上がり、Koreaもいい動きで、Japanからペナルティーを取って、ペナルティーゴールで先制。Japanの動きが少し、悪くなってきたように見えました。ここで、エディ監督が動いて、選手を入れ替えていきます。リザーブで入った選手がまたいい動きをして、Japanのリズムを崩さないようにしていました。後半最初のJapanのトライ、ボールキャリアのホラニ選手を途中出場のホップグッド選手がしっかりサポートしていました。

　ヘスケス選手は今日は良く周りが見えていたのだと思います、ボールキャリアとしてもディフェンスをうまく交わしていましたし、下のトライは、Koreaのライン攻撃のパスをインターセプトしての独走トライ。トップリーグでもインパクトプレーヤーとしての役割が多いので、代表に最初呼ばれたときは、エディ監督にスタミナを心配されてましたけど、Japanにうまくフィットしていますね。

　この日2本目の福岡選手のトライ、このボールを出したのもヘスケス選手。ヘスケス選手、本当に目立ってましたね。

　交代出場選手がチームのリズムの維持に貢献してました。トンプソン選手のトライも出場6分後のことでした。そういえば、アイブス選手の動きも良かったですね。フランカーとはこうあるべきという感じで、とにかく走ってましたし、よくフォローしてました。この場面でも、トンプソン選手のすぐ後ろにいますね。

　3本目の福岡選手のトライ。今日の両翼はピッチを縦横無尽に走ってました。そういえば、久しぶりのテストマッチの矢富選手も良かったですね。前が良く見えてますし、矢富選手も縦に出るときのスピードは現Japanのスクラムハーフの中では一番じゃないですかね。

　今日は、Japanの良いところが出た試合でした。前後半5本ずつの計10トライ、アジアでは、常にこんな感じで勝利して欲しいですね。

　Japan　66点　Korea　10点、圧勝でした。

　最終的なスタッツ、ターンオーバーの数と、タックルミスの少なさが今日の試合を物語ってますね。

　ところで、合計得点、間違ってますけど．．．。

　この試合に勝利したことで、5月23日（土）の香港でのアウェイ戦を残して、Japanは今年のチャンピオンシップでの優勝を決めました。