町田ワールドマッチラグビー20152015/08/03 07:05

 町田市立陸上競技場に行ってきた。

 南アフリカのブルー・ブルズとキヤノンイーグルスの試合、この試合、運営を行っているのは大企業ではなく、ボランティアの有志や町田市の実行委員会の皆さんなんですね。世界の競合チームを招聘して試合を組むなんて生半可なことではできないと思います。ちなみに、ブルー・ブルズはスーパーラグビーのチームブルズの母体のチーム。ニュース記事によるとスタメンの5人が代表経験者、13人がスーパーラグビーのブルズのメンバーなんだそうな。
町田ワールドマッチラグビー2015
 競技場外でのイベント、模擬店やグッズ販売など手作りな感じでよかったです。自分も、ジャンベのイベントに参加しました、ジャンベ叩くの楽しい。
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 練習中のイーグルスの選手の皆さん。ところで、競技場のメインスタンド立派ですね、2年前に1万人収容できるように改修したそうです。メインスタンドだけ見ると、秩父宮より立派かも。バックスタンドの椅子も綺麗でしたし、座りやすかったですよ。
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 時間通りにキックオフ。ブルー・ブルズの選手、イーグルスの選手よりふたまわりくらい大きいです。大きいだけでなく、基本に忠実でよく走ります。ディフェンスのラインも綺麗に揃ってますね。
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 イーグルスもフォワードはよくファイトしていたのですが...バックスのライン攻撃では、ブルズの厚いディフェンスの壁を越えることができません。パスをまわしてポイントを作る攻撃ではディフェンスに穴を作ることができないので、キックを使うことになるのですが、キックも効果的ではなく、相手の裏に蹴るキックもなかなかうまく転がってくれず、押し戻される場面が多く見られました。ちなみに、タッチを狙ったキックが、ダイレクトタッチになるキックミスが何度もありました。これでは、力が上のチームには勝てません。
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 当たりも厳しいんでしょうね、キヤノンのフッカーの山本選手と庭井選手の二人が痛んだため前半途中からスクラムはノーコンテスト。キヤノンは選手交代を行いましたが、徐々に足が止まってきました。一方、ブルズの選手は、最後までよく走ってました。特にディフェンスでは、休んでいる選手はいませんでしたね。このサイズの選手が基本に忠実に献身的にプレーをする、これが、南アフリカの強さなんですね。Japanがワールドカップの初戦で戦う相手が南アフリカ。代表戦はなかなか組めなくても、こういった交流が進むことによって日本のラグビーの強化に繋がるといいですよね。
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 で、試合のほうは、50対3でブルー・ブルズの圧勝。キヤノンも何度かいいアタックも見られたんですけどね、キヤノンのトライ見たかったです。後半終盤での相手のミスからのボールを拾った、FBのボンド選手が抜けたときはいけると思ったんですけどね...。トップリーグ本番に向けてキヤノンは、バックスの強化が急務だと思います、先日見たNTTコムの試合のときとまったく同じ印象でした。
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 鶴川駅までの臨時直行バスや、イベントなど、手作りでもここまでできるんですもんね、運営にあたった皆さんお疲れ様でした。もちろん、最後まで手を抜かないプレーを見せてくれた両チームの皆さんもお疲れ様でした。帰りは家まで2時間以上かかりましたが、楽しい経験でした。