世界最終戦争の夢 ― 2015/08/24 07:15
ウェルズのSF傑作集の第２集「世界最終戦争の夢」を読みました。
収録作品は下記の12話。
アリの帝国 Empire of the Ants (1905)
森の中の宝The Treasure in the Forest (1894)
めずらしい蘭の花が咲く The Flowering of the Strange Orchid (1894)
海からの襲撃者 The Sea Raiders (1896)
盲人の国 The Country of the Blind (1904)
故エルヴシャム氏の物語 The Story of the Late Mr. Elvesham (1896)
ダチョウの売買
赤むらさきのキノコ The Purple Pileus (1896)
剥製師の手柄話 The Triumphs of a Taxidermist (1894)
『最後のらっぱ』の物語 The Story of the Last Trump (1915)
世界最終戦争の夢 A Dream of Armageddon (1901)
クモの谷 The Valley of Spiders (1903)
第１集に比べるとSFというよりミステリーやホラー、ファンタジーといったほうが良い作品が多いと思います。あと、ちょっと、比喩が難しい作品も多いですね。自分にとっては、「『最後のらっぱ』の物語」「世界最終戦争の夢」「クモの谷」は難解でしたね。「世界最終戦争の夢」は核兵器開発に繋がっているという解説もあったのですが、自分はわからなかった．．．。自分は、「めずらしい蘭の花が咲く」「海からの襲撃者」がわかりやすかったです。あと、全体的にちょっと、暗い雰囲気の作品が多いです。自分は1集のほうが読みやすかったかな。
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