男が女を愛するとき / When a Man Loves a Woman2015/08/20 07:03

 今から17年前、自分のギターヒーローが天に召された。その数年前までライブハウスで姿を見てたのに...その人の名は、大村憲司

 高校2年のとき、バンドのメンバーが、憲司さんの「Kenji Shock」というアルバムの1曲目の「Left-Handed Woman」をやろうってかされたのが、憲司さんのギターの初体験。カッコよかったぁ、日本にこんなカッコいいギターを弾く人がいるって知らなかった...。で、カッコいいだけじゃなくて、そのギターの音色や、音の表現に鳥肌が立ったのを覚えてる。それ以来、ずーっと憲司さんを追いかけて来た。でも、突然の死、同世代の渡辺香津美さんやCharさんが今も現役でギターを弾かれているのをいてると、生きていれば、どんな音を聴かせてもらえるのか...聴きたいなぁ...本当に残念です。
男が女を愛するとき / When a Man Loves a Woman
 12年前に憲司さんのライブ音源をCDにしたBEST LIVE TRACKというシリーズが発売されたのですが(もちろん、それも持ってますけどね)、今年、そのシリーズの続きが3枚発売になりました。で、これがその1枚目(シリーズの3作目ですね)、1966年にパーシー・スレッジさんがリリースした「男が女を愛するとき / When a man Loves a Woman」をタイトルにしたこのCD、1曲目と最後の曲がこの曲、この曲は、自分が中学生の頃に発売された「Guitar Work Shop Vol1」に入っていて、大好きな曲でした。
男が女を愛するとき / When a Man Loves a Woman
 このCDは、歌もののインストでまとめられています。

1. 男が女を愛する時 When a Man Loves a Woman
 タイトル曲です。しっとりとしたバラードで始まって、最後はちょっと、ジャジーな感じになります。ギターソロのバックで、ポンタさんがドラムを叩きまくってるのですが、これだけ叩いてもしっくり来るのは、ポンタさんと憲司さんだからなんですね、きっと。
2. Summertime
 ジャズのスタンダード。ベースの青木さんのスラップベースがファンキーでカッコいい曲です。そういえば、青木さんも9年前に天に召されましたね。
3. I can’t tell you why
 イーグルスのヒット曲です。といっても、実は、この曲知らなくて、憲司さんのライブで聴いて、イーグルスのベスト盤を買いました。いい曲じゃ。
4. 春がいっぱい Spring Is Nearly Here
 憲司さんのソロアルバムのタイトルにもなっている曲。ベンチャーズとともに知られる、昔のギターバンドのシャドウズの曲。青木さんと違った高水健司さんの太いスラップベースが印象的な曲です。
5. Georgia on my mind
 この曲も有名ですね。自分はこの曲のギターのトーンが好き。
6. 突然の贈りもの
 大貫妙子さんの曲。このシリーズの2作目には、大貫さんと憲司さんのデュオが入っています。自分はこの曲を聴くと、ちょっと、切なくなってしまいます。高水さんのフレットレスベースと憲司さんのエレアコとの絡みがカッコいい。一瞬、シンセサイザーかと思った...ハーモニカは、キーボードの続木徹さんの弟さんの力さん、おしゃれ~。
7. My one and only love
 これも有名なジャズのスタンダード、渡辺香津美さんがゲストで参加されてます。憲司さんのエレアコと香津美さんのエレキギターのコントラストがいい感じです。それにしても、この二人、ここまで個性が分かれるのにしっかりフィットするってのも凄いと思います。
8. Left- handed woman
 「Kenji Shock」のアレンジと違って、少しスローで、これまた、高水さんのベースが太くてファンクっぽくなってます。キーボードソロに続く、伸びやかなギターソロがこれまたカッコいい。
9. 男が女を愛する時 When a Man Loves a Woman
 1曲目の8年後のステージでの録音。小林信吾さんのピアノがいいですね~。そして最後は、ブルースなんだけど、ギターは思いっきりロックしてます。1曲目のアレンジより好きかも。

 ということで、あと2作、どちらも2枚組みなので聴き応えあって楽しみ。

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