DANCE ME THIS 聴いた2015/09/27 08:10

DANCE ME THIS 聴いた
 DANCE ME THIS聴いた。

 1曲目のタイトル曲と最後の曲はちょっと、ロックの香りがしますが、残りは前衛音楽です。まぁ、この2曲もボーカルにフーメイが使われていて、普通ではありません。モンゴルのホーミーは知っていたのですが、中央アジアのトゥヴァ共和国にも同じような発生方法の歌唱法があり、トゥヴァ語でフーメイと呼ばれているそうです。師匠は、ボーカルとしてというよりも楽器としてこれを取り入れてるって感じかな。

DANCE ME THIS / FRANK ZAPPA
1.Dance Me This
 ちょっとおしゃれな、ピアノのイントロにフーメイが絡み、1分過ぎくらいに師匠のギターがこれに絡んできます。もっと、ギター聴きたいのにと思うくらいのところでブッツリ曲が終わり次の曲が始まります。
2.Pachuco Gavotte
 変則的なレゲエの曲。裏打ちのリズムの上をスペーシーな音が重ねられています。基本は、メロディの曲ではなく、パーカッションの曲ですね。これといった盛り上がりもなく淡々と曲が続いていきます。
3.Wolf Harbor
4.Wolf Harbor Ⅱ
5.Wolf Harbor Ⅲ
6.Wolf Harbor Ⅳ
7.Wolf Harbor Ⅴ

 オーケストラの前衛現代音楽って感じの曲。リズムがあるわけでもなく、淡々と音のパーツが重ねられています。ここから、5曲は同じタイトルなので組曲ですね。パーカッション好きな、ZAPPA師匠の趣味爆発って感じの曲です。この曲は一般の方にはなかなか理解されないだろうなぁ。
8.Goat Polo
 再び、フーメイをメインに持ってきた曲。前衛ではありますが、Wolf Harborよりは普通に聴けます。
9.Rykoniki
 この曲も前衛だね。一応、変拍子のピアノとパーカッションのパターンの上を自由に音が飛び交うって感じの曲です。
10.Piano
 前の曲に続いて、タイトルどおりピアノで旋律が奏でられます。ピアノをあたかもパーカッションのように使ってます。師匠の場合、グループ名義ではないソロアルバム1枚目のLumpy Gravyの頃から、こういった曲は普通に作ってますし、リズムが主体になっている曲といえば、Black Pageも同じ流れを汲むですな。
11.Calculus
 最後はまたフーメイの登場。ドラムのリズムの上をフーメイが自由奔放に歌い上げるって感じですな。最後の最後はドラムがあおりを入れて大団円を迎えます。

 結局、フーメイをフィーチャーするためにこれらの曲を作ったって事ですね。

 ところで、最近のラグビー人気で、こんなツィート見つけた。


 くそう、これ、カワイイじゃねえか。