女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目2015/11/30 07:05

 また、歴史の瞬間に立ち会っちゃいました...。

 外苑前の銀杏並木もいい感じで色づき始めた、秩父宮に行ってきた...って、一昨日の続きで女子七人制ラグビーのオリンピックのアジア予選を見てきました。今日、サクラセブンズが優勝すると、来年のリオデジャネイロオリンピックへの切符を手に入れることができます、ということで、その瞬間をこの目で見るために行ってきました。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 一昨日と同様、初戦はサクラセブンズの試合でした、相手はSRI LANKA。昨日も書きましたが、SRI LANKAは体格こそ細いですが、足も速いし、パスのテクニックもいいものがありますが、もちろん実力から言ってもサクラセブンズの勝利は硬いですね。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 案の定、SRI LANKAは手も足も出ないという感じで、サクラセブンズは、中村キャプテン、小出選手、竹内選手がそれぞれ2トライをあげ、合計9トライ、49対0とSRI LANKAに圧勝しました。 
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 サクラセブンズの2戦目はKAZAKHSTAN戦、この試合に勝つか引き分けると、オリンピック行きが決まります。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 試合の序盤から拮抗していて、なかなか、両チームともに点を入れることができませんでした。どちらもディフェンスが硬かったですね。サクラセブンズも体の大きいKAZAKHSTANの攻撃を低く刺さるタックルでしのいでました。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 前半、ホーンがなった後のプレーで、KAZAKHSTANがペナルティーでイエローカード、一人多いサクラセブンズが速攻を仕掛け、トライをあげました。ゴールは決まりませんでしたが、貴重な得点をあげて前半を折り返しました。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 しかし、後半、今度はサクラセブンズがペナルティーでイエローカード、KAZAKHSTANにディフェンスのギャップを突かれ、ゴールポスト真下にトライ。もちろん、ゴールも決まり2点差でサクラセブンズが追いかける状況に。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 結局、このまま、追いつくことができず、サクラセブンズは5対7で惜敗。オリンピック行きの決定は、順位決定戦に持ち越されました。

 プール戦が終わった時点の結果。この結果により、香港大会で優勝しているサクラセブンズは、22点差以内の負けであれば、オリンピック行きが決定するという状況。俄然有利な状況の中で順位決定戦が始まりました。
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 5位、6位決定戦は、SRI LANKAとGUAM。実力が均衡していていい試合でした。パワーのGUAMとスピードのSRI LANKAとカラーの違う対戦、それなりに見ごたえがありました。
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 7点差を追うGUAMが後半にトライをあげ、2点差まで追い詰めたのですが、SRI LANKAが逃げ切り、12対10、競ったいい試合でした。昨日も書きましたが、SRI LANKAのDILRUKSHI選手のスピードいいですねぇ。
 試合後、両チーム一緒に、でそれぞれのサイドの観客に挨拶に来ました。初めてこういう光景を見ましたが、こういうことができるのがラグビーのいいところですね。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 3位、4位決定戦はCHINAとHONG KONG、さしずめ兄弟対決って感じかな。体格が違うCHINA相手にHONG KONGがよくファイトしていました。なんでも、CHINAは身長150cm台の選手は一人だけ、一方、HONG KONGはスピードはあるけど、サイズはどうみてもCHINAの選手より2回りくらい小さかったですね。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 試合終了寸前まで、CHINAの2点差をHONG KONGが追う展開だったのですが、最後にCHINAに突き放されてしまいました。HONG KONG応援してたんだけどなぁ。19対10、HONG KONG惜しかったですね。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 そして、決勝戦、サクラセブンズ対KAZAKHSTAN
 まずは、両国国歌斉唱、これがあると、テストマッチって感じで気持ちが引き締まりますね。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 一つ前の試合同様、引き締まったいい試合。前半3分にキャプテンの中村選手がトライをして、サクラセブンズがリードしました。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 後半になって、いきなり、KAZAKHSTANに追いつかれてしまいました。ただし、その後は、徐々に息切れしてきたKAZAKHSTANのプレーが粗くなってきました。反則の繰り返しでサクラセブンズがKAZAKHSTANゴール前に迫ります。最後は、後半7分に小出選手がトライを決めました。このまま、試合終了。最後は、ポイントからのボールをけりだして試合終了。14対7とサクラセブンズの勝利で、オリンピック行きを決めました。
 下の写真は、ボールを蹴り出した瞬間。
女子7人制ラグビーアジア予選 第2戦 日本大会 2日目
 今年はラグビー界にとって、いい年でしたね。

 ところで、昨日の国内リーグでは色々とありましたね、トップリーグでは、近鉄がサントリーに、NTTドコモが神戸製鋼にそれぞれ勝利しました。そして、関東大学対抗戦では、筑波大学が帝京大学を破り、帝京大学の学生相手の連勝を50でストップしました。NTTコミュニケーションもマフィ選手の活躍で快進撃を続けてます。ラグビーにますます目が離せません。