KENPON BAND ~ best live tracks Ⅵ / 大村憲司2016/01/29 07:06

 昨年末、大村憲司さんのライブ音源のCDが発売になった。買ったのは昨年だけど、しばらくほったらかしでちゃんと聞いてなかったので聞いてみた。
 憲司さんがなくなられた1998年の春に六本木のピットイン(今はピットインもありませんね)と神戸のチキンジョージでのライブのベスト・テイクが収められています。メンバーは、もちろん、ギター、ボーカルで大村憲司さん、ドラムスは村上“PONTA”秀一さん、ベースは高水健司(ベース)さん、この二人のリズム隊は最強ですね。あと一人キーボードと、ボーカルで佐藤博さんの4人。憲司さんのルーツのブルースから、ロック、ジャズ、そしてビートルズの曲などが収録されています。
KENPON BAND ~ best live tracks Ⅵ /  大村憲司
 このブログでも何度も書いてますが、49歳、ホント若すぎます。いつの間にか自分も憲司さんが亡くなった歳を越えてしまいました、それを思うと、やっぱり若すぎます。本当に残念でなりません。こうして残された音源を聞くことができることだけが唯一の救いです。
KENPON BAND ~ best live tracks Ⅵ /  大村憲司
DISC1
1. Mercy Mercy Mercy
 ウェザー・リポートのジョー・ザヴィヌルさんの作った曲で、キャノンボール・アダレイさんのライブ盤で有名な曲です。ていうか、PONTAさんのセッションで聞いて、すぐCD探して買いました。
2. I Saw Her Standing There
 ビートルズの曲。だけど、ブルースって言うか、このシャッフルは、遅めのヴギウギですね。ボーカルは佐藤さん。1曲目といい2曲目といい、レイドバックした感じがカッコいいですね。
3. Everyday I Have the Blues
 BBキングの曲、歌は憲司さん。ギターソロとそれに続くピアノソロがカッコいい。
4. Georgia on My Mind
 ギター弾きまくりです。とにかく、カッコいいの一言。
5. Hound Dog
 この曲もレイドバックしまくってます。ラグタイム風のピアノカッコいい~。
6. I Ain't Got Nothing but Blues
 こういうブルージィなギターは独壇場ですね。ピッキングと左手のニュアンスだけでこれだけ音に表情が付けられるのは、やっぱり憲司さんだけじゃないかと思います。
7. Knockin' on Heaven's Door
 ボブ・ディランさんの有名な曲。エリック・クラプトンさんも演奏してますね。リズムはレゲエですね、ホント、このリラックスした感じ最高です。軽くワウがかかったギターソロも最高。
8. Dear Mr.Fantasy
 スティーヴ・ウィンウッドさんのバンド、トラフィックの曲。オリジナルを聞いたことはないのですが、ちょっと、AOR風のアレンジ。イントロのフレーズが憲司さんのレフトハンデット・ウーマンのテーマのメロディになってる...。そういえば、高水さんのベースラインはその曲のラインに酷似してますな。
9. Better Make It Through Today
 クラプトンさんの曲、この曲も憲司さん大好きなんでしょうねぇ。このアレンジはカッコよすぎる(こればっかだな)、特に、ドラムのPONTAさんとベースの’大仏’健司さんのコンビネーション凄すぎ、ちょっとやそっとでは、このグループ感出せない。
KENPON BAND ~ best live tracks Ⅵ /  大村憲司
DISC2
1. Greedy Woman
 憲司さんのオリジナル、弾んだ4ビートの曲。この曲もリズム隊のコンビネーションが凄すぎ。このリズム隊の上で、佐藤さんと憲司さん二人が楽しそうに遊んでいる感じ、二人気持ちよく弾いてるんだろうなぁ。これを、生で見られた人たちうらやましい。
2. Ticket to Ride
 ビートルズの曲も、この4人にかかるとこんなになっちゃうんですね。原曲のカッコよさを残しながら、この世界観を作れるのはスゲー。
3. Ain't Nobody's Business
 佐藤さんと憲司さん声の感じが似てるよね。これは佐藤さんのボーカル。それにしてもこのブルースカッコいい(ん~こればっかだ)。
4. Get Back
 ほかのビートルズの曲と違って、原曲のアレンジに近い感じ。憲司さんのボーカルがいいですな。違うのは、明るい感じが出てるところかな。ピアノソロがビリー・プレストンさんのソロのオマージュになってるね、ギターソロは憲司節だ。
5. Honest I Do
 佐藤さんのラグタイムピアノがカッコいい曲。よく考えると、4人で楽しそうにやってるのが伝わってくるね、このCD。
6. Ramblin' on My Mind
 憲司さん、本当にブルース好きなんだね。ギターの音の一粒一粒が立ってます。
7. Leaving Home
 憲司さんのオリジナル。これまで、発表されてる演奏より自分は好きかな。やっぱり、この4人の演奏、肩の力抜けているというか自然体なんだよね。リラックスした感じが伝わってくる演奏ですね。

 ん~、見たかったなぁ、生でこの演奏。

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