ソニー破壊者の系譜2016/02/22 07:09

 玩具の本を薦めたかと思えば、今度はソニー。会社の社長は、引き出しが広いというかなんというか。

 ソニーって、われわれの世代には、かっこいい商品を次々と発表してすごいっていうイメージだったのに、最近どうしちゃったんだろうって、一番感じる企業じゃないかなぁ。トランジスタラジオや、デンスケトリニトロンテレビウォークマンと若者の生活に影響を与えて、世界にも通用する製品を、次々と開発してきたのにね...デンスケとかトリニトロンなんて若い人分からんだろうなぁ。いまや、金融(生命保険)と映画の会社って感じだもんね。スマホだって、iPhoneじゃなくて、Xperiaが世界を席巻して欲しいし、パソコンだってMACじゃなくてVaioにがんばって欲しかったのに、MP3プレイヤーだって、iPodなんかに負けて欲しくなかったのにね...。そういえば、以前にも「さよなら!僕らのソニー」って似たような趣旨の本を読んだっけ。
ソニー破壊者の系譜
 著者はソニーOB。ソニーの凋落を語りながら、自身のビジネス論というか経営論、人材活用論を事細かに解説しています。そう、この本は、単なるゴシップ本ではなくて、ソニーをサンプルにしたビジネス書ですね。ということで、共感できるところもあるし、ちょっと、偏ってるなって感じる部分の両方がありました。でも、実際、ソニーの実績良くないからやっぱり説得力あるのかなぁ...。

 自分は、難しい話はどうでも良くて、日本発信の企業として、かつての輝きを取り戻して欲しいってのが正直なとこ、家電業界の安売り競争と決別して、独自の商品開発路線を突き進んで欲しいですね。
 会社を大きくするだけが会社の存在意義じゃないと思うんですけどね。

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