火星の人2016/04/17 07:02

 もともと作者のアンディ・ウィアーさんが、自身のウェブサイトで連載していたものを、まとめて読みたいっていう読者の要望でKindleで出版した小説。何でも、99セントで売ってたそうなんだけど...翻訳版、Kindleで1,133円だった。映画にもなったし、この小説で儲けてる人がいっぱいいるってことね。
火星の人
 映画を観ていたのであらすじがわかっていたけど、面白く読めました。もしかしたら、映画を観てなかったら面白さが半減したかも...。なぜなら、火星の基地=ハブや、探査車=ローバーなどの描写を文字だけだと想像できなかったと思うから、それでも、ちょっと想像しきれないところもあってそこが残念だった。それにしても、火星で水を作るとか、原子力を暖房の代わりに使うとか、作者の発想が面白かった。英会話の先生も原作を読んだそうで「科学的な描写とかすごいんだよね~」、「アメリカでもそのあたりの描写が面白いって話題になってるよ」って言ってた。
 ちなみに、原作でもアイアンマンのくだりがあるのかと思ったら、残念ながら会話の中で話題になっただけでありませんでしたね。脚本家は、アイアンマンが面白いっていうか、受けると思ったってことね。
 ということで、お話は、皆さんよくご存知のように、火星に取り残されちゃった主人公が、自分の能力と仲間の手助けで、無事、地球に帰還するって話。映画も面白かったけど、小説も面白かったですよ、お勧めの一冊です。