LIVE☆SHOW / sadistics2016/04/22 06:03

 高校生のころ、LPが擦り切れるぐらい聴いた。BLUE CURACAOを、バンドで演るっていうんで買った?借りた?どっちだったかなぁ...。

 LPで言うとA面がキーボードの今井裕さん、B面がギターの高中さんとそれぞれ3曲収録されてて、ファンキーな今井さんの曲と、いかにもメロウなフュージョンって感じの高中さんの曲が対照的で、当時、解散したのは、この二人の音楽性の違いからかと思ってた。
 解散したあと、今井さんはプロデューサーとして、高中さんの活躍は皆さんご存知ですよね、ドラムの高橋幸宏さんはYMOに参加して、最近はMETAFIVEで活躍されてます。ベースの後藤次利さんは、おにゃんこさんや、とんねるずさんに曲を提供したりと活躍されてました。そういえば、学生のときバイトしていた喫茶店に、当時、後藤さんと結婚されていた木之内みどりさん(今は竹中直人さんの奥様ですね)がよく来てた。で、いつもローストビーフサンドとコーヒーを注文されてました、木之内さん、綺麗だったなぁ。
LIVE☆SHOW / sadistics
 で、このライブ、1978年6月に九段会館で行われたもの。メンバーのほかに、ドラムに村上ポンタ秀一さん、パーカッションに斉藤ノブさんとペッカーさんが参加しています、でも、ポンタさんのことアルバムには、一切、書いてありませんけどね。
 ポンタさんは、後藤さんが誘ったんだって。後藤さんは、自分の目指す曲(フュージョンってことかな)に幸宏さんのドラムが合わないって言ってったらしい。このライブでの幸宏さんのドラム、タイトでカッコいいんですけどね。BLUE CURACAOのドラム、自分は幸宏さんのほうがあってると思う。というか、ポンタさんもいいんだけど、このバンドには幸宏さんのほうがあっていると思うんだけどなぁ...。
LIVE☆SHOW / sadistics
 後藤さんのベースはゴリゴリのブリブリ。当時、流行のB.C.リッチのイーグルベース。これがまたベースっぽくない音なんだよね。太いのに硬い音で、この音を目指したけど、他のベースでは、この音は出ませんでしたね。まぁ、あたりまえか...。
 3曲目のHARD SCOREに短いソロがあるんだけど、この方のチョッパー(あえて、スラップじゃなくてチョッパーね)リズムが独特というか、変わってる。これ、完コピできる人いるのかな?
LIVE☆SHOW / sadistics
 あと、今井さんの曲はリズム主体なので、早いフレーズで誰かがもたるとリズムが簡単に崩れそうな曲なのに、リズムが崩れない。昔はリズム隊が協力だからだと思ってたんだけど(そりゃタイトな幸宏さんのドラム、崩れたとこ見たことないもんね)、今回聴いて今井さんの凄さがわかった。今井さんの3曲は、明らかに今井さんが引っ張ってるし、リズムをキープしてるのも今井さんのピアノだったりする。そして、昔はテクニック一発って感じでこの3曲を聴いてたんだけど、そうじゃないってのも今回聴いて分かった。CD復刻してくれて本当によかったと思う、ビクターさん、ありがとう。
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 高中さんの曲は、もう有名な曲ばかりなので安心して聴けます。自分は、高中さんのREADY TO FLYは、このアルバムの演奏が一番好き。解散してもったいないとも思ったけど、これだけ実力があると一緒にやっていくのは難しいのかなぁ...。
 
 01 TYPE I
 02 WE ARE JUST TAKING OFF
 03 HARD SCORE
 04 あこがれのセイシェル
 05 BLUE CURACAO
 06 READY TO FLY

 ということで、37年前のアルバムだけど、今聴いても、本当、カッコいい。でも、ひとつ残念なのは、せっかくリマスタリングしたんだからもっと、音の粒を目立たせて音を大きくしたほうがよかったんじゃないかなぁ。

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