ミラクル・ニール! / Absolutely Anything2016/04/23 07:05

 ほとんど、予備知識がなかったんだけど、「ミラクル・ニール!」なる映画を観てきた。

 タイトルの上にモンティ・パイソンの文字。で、監督の名前をチェックしたらテリー・ジョーンズさんですと...テリーさんといえば、モンティ・パイソンの中で、オバさんの役や、裸でオルガン?を弾く役なんてのを演ってた方ですね。でも、パイソンズのこと若い人は知らないだろうなぁ...。そうそう、昨年公開された「ゼロの未来」や「ブラザーズ・グリム」、「12モンキーズ」、「未来世紀ブラジル」を監督したテリー・ギリアムさんもパイソンズのメンバーです。
 ということで、この映画、米国映画ではなく英国の映画なんですね。
ミラクル・ニール! / Absolutely Anything
 で、物語は、宇宙人が地球を存続させるかどうか、無作為に抽出した地球人に「全能の力」を与えて、10日間だけテストをして決めるっていうもの。で、その選ばれた地球人が、サイモン・ベッグさん演じる、適当というか普通の高校教師のニール。彼と、彼の愛犬デニスと、ニールが想いを寄せるケイト・ベッキンセールさん演じるキャサリンとの不思議な数日間の話。まぁ、SFラブコメディですね。キャサリンを追っかける米国人大佐グラントの要求が、いかにもパイソンらしくて笑えました。これ、米国人の英国人に対する偏見なんじゃあないかな?あと、日本人の自分にはよく分からなかったけど、米国英語とキングス・イングリッシュの発音の違いも笑いにしてるんですよね、きっと。下ネタも、米国の映画とちょっと違うように感じたのは自分だけかな?

 犬のデニスの声を演じてたのはロビン・ウィリアムズさん、好きな俳優さんだったんだけど、一昨年、亡くなられました、自殺でしたね。ということで、この映画が最後の作品になりました。あと、声の出演といえば、パイソンズの皆さんが宇宙人の声で出演されてました。

 良質なコメディでしたね。

 そうそう、原題の「Absolutely Anything」って全能」ってことなんだね~。