エルメスのウインドー ― 2016/08/01 07:05
やっぱり、銀座のエルメスのウインドーは変わってる...大きなテングのお面だったり、毛むくじゃらの変な生き物だったり。
今回は、普通のマネキンだって思ってたら...足元が...。
最初、カビかと思った。よくこんだけ集めたよね。サボテンといえば、トゲトゲのイメージだけど、こんなフワフワの毛玉のような種類もあるんだね。植物だから綿のような葉があってもおかしくは無いけど、こんだけ集めるとちょっと、かゆいな。
反対側は男性のマネキン。こっちは、夕暮れのイメージなのかな?
こっちは、形が変わってる。
まるで、ミーミンに出てくるニョロニョロみたいだ。
それにしても、エルメスさんは毎度、毎度、面白いな。この前は、店の中が、塩っぽくならないか心配になるくらい、岩塩が敷きつめられてたもんね。そうか、銀座だもんね、どこの会社も力はいるんだな。
THE CRUX OF THE BISCUIT / Frank Zappa ― 2016/08/02 07:03
アルバムの製作過程に作られた、別テイクやミックス違いを集めたProject/Objectシリーズの1枚。これまで、デビューアルバムのFreak Outや、We're Only In It For The MoneyとLumpy Gravyで発売されていますが、今回はゴールドディスクを獲得した18作目のApostrophe(')のもの、これまで、このシリーズは買ったことなかったのですが、Apostrophe(')って結構好きな1枚なので、買っちゃいました。
ジャケットの写真は、Apostrophe(')同様師匠のアップ、ケースを開けるとApostrophe(')のジャケットと同じ写真。
CDトレイの下には、CDタイトルのイラスト。なんかアメリカ~って感じのイラストだね。ちなみに、このアルバム、2年位前に発売する予定だったそうなのですが、やっと日の目を見たんですね。
01 Cosmik Debris
1曲目はApostrophe(')の5曲目に収録されている曲。自分の持ってるApostrophe(')の曲に比べると音圧とそれぞれの音の粒がよく聞こえます。
02 Uncle Remus (Mix Outtake)
Apostrophe(')に収録されているものより演奏時間が長い、ってことは、リリースされたものは、削ってあるってことね。この曲、ジョージ・デュークさんのピアノがむっちゃカッコいいのね、特に2分10秒くらいからの短いソロがホント、カッコいい。ティナ・ターナーのコーラスもカッコいい。
03 Down In De Dew (Alternate Mix)
この曲はApostrophe(')には収録されてません。リリースされたのはLatherですね。自分はウネウネしたこの曲結構好き。
04 Apostrophe' (Mix Outtake)
クリームのジャック・ブルースさんと、デレク&ドミノスのジム・ゴードンさんとのトリオの曲。これ、ジャックさんのブリブリなベースがカッコいい。Apostrophe(')に収録されている曲の倍くらいの長さがあります。もっと聴いてたい...。
05 The Story Of Don't Eat Yellow Snow/St. Alphonzo's Pancake Breakfast
これはZappa師匠のインタビュー。自分の英語力では理解できない...。
06 Don't Eat Yellow The Snow/St. Alphonzo's Pancake Breakfast (Live)
1973年6月24日オーストラリアはシドニーで収録されたLIVE演奏。メンバーは、FZ guitar, lead vocals、George Duke keyboards, Vocals、Tom Fowler bass、Ralph Humphrey drums、Sal Marques Trumpet, Vocals、Ian Underwood Reeds, Synth、Jean Luc Ponty Violin、Ruth Underwood Percussion、Bruce Fowler Trombone。このチームの演奏もタイトでカッコいいですな。
07 Excentrifugal Forz (Mix Outtake)
Apostorophe(')に収録されている短い曲。残念ながら、あまり思い入れが無い...。
08 Energy Frontier (Take 4)
Down In De Dewの別テイク、で曲名も異なります。Latherでは、師匠とジムさんしかパーソネルとして書かれていないのですが、このテイクはベースがジャックさん、ギターにトニー・デュランさん、アコースティック・ベースにデイブ・パーラートさんと後名前のクレジットが無いフルート奏者が参加しています。どんどん、整理していったら、自分とジムサンだけ残ったって事なんでしょうね。
09 Energy Frontier (Take 6 With Overdubs)
これもDown In De Dewの別テイク、Take4からアコースティック・ベースを除いた演奏。こうやって聴いてると、フルートが目立ってた曲なんですな。
10 Energy Frontier (Bridge)
で、この曲は、Apostorophe(')の別テイク。前の曲と同じ曲名ってことは、Apostorophe(')とDown In De Dewはもともと一曲だったってことなんだね。こういう発見ができるのがこのシリーズのよいとこってことなのかな?それにしても、このヘビーな曲を1日演奏してるんだもんね、好きじゃなきゃできないな。
11 Cosmik Debris (Basic Tracks / Take 3)
歌の入ってないベーシックトラック、でも、最終的に仕上がった曲とはやっぱり違いますね。
12 Don't Eat The Yellow Snow (Basic Tracks / Alternate Take)
13 Nanook Rubs It (Basic Tracks / Outtake)
13 Nanook Rubs It (Basic Tracks / Outtake)
この2曲もタイトルはベーシックトラックだけど、歌がしっかり入ってます。演奏途中で切れちゃうけどね。
14 Nanook Rubs It (Session Outtake)
これは、曲の一部だけ。
15 Frank's Last Words...
パーカッションのラスさんの失敗?をみんなでからかってる...って感じかな。
ところで、CDのブックレットにビルボードのチャートの写真が載ってました。Apostorophe(')って、10位まで行ってるんですね。ちなみに、2位がポール・マッカートニーさんのBAND On The Run、このアルバム、小学生の頃に買ったな。JETが入ってるアルバムだよ。ちなみに1位はゴードン・ライトフットさん、日本人にはなじみが無いよね、ググったら、シンガーソングライターって書いてあった。アメリカ人が好きなカントリー系の歌手かな?8いがエルトン・ジョンさんのGoodbya Yellow Brick Road、12位がデビッド・ボウイさんのDiamond Dogs、時代を感じますね。
音も演奏もいいので、買って正解でした。
イヌとクマ ― 2016/08/03 07:04
FRANK ZAPPA FOR PRESIDENT / Frank Zappa ― 2016/08/04 07:04
先月、2枚同時に発売になった、Zappa師匠の新譜CD、今年の大統領選挙にあわせてるってことなんですよね?タイトルが「FRANK ZAPPA FOR PRESIDENT」。
生前「選挙に行きましょう!」ってキャンペーンやってて、ライブ会場で実際に選挙人登録をしてたのって有名な話。
このCDは、大統領や政治に関係のある曲が並んでいます。また、シンクラヴィアで作った曲と、生演奏の曲が交互に収められています。
01 Overture To "Uncle Sam"
このCDで一番演奏時間の長い曲、シンクラヴィアによる演奏です。CDに収録されるのは初めてですね。2007年3月にThe ensemble ascoltaというバンドがコンサートで演奏したみたいです。生演奏も聴いてみたいですね。
02 Brown Shoes Don't Make It (Remix)
2作目のAbsolutely Freeに収録されている曲のリミックス。自分の持っているCDより音の粒が立ってるように思う。
03 Amnerika (Vocal Version)
Civilization Phaze Ⅲに収録されている曲のボーカルバージョン。原曲を聴いていないのでよさが分からない。ちなみに歌ってるのはZappa師匠ではなく、ナポレオンさんでした。
04 "If I Was President..."
シンクラヴィアの演奏と語りの曲。自分の英語力ではなに言ってるか分からない。誰か、聞き取ってTEXTにしてくれないかなぁ。
05 When The Lie's So Big (Live At Nassau Colliseum, Uniondale, NY/1988)
1988年ツアーのライブ演奏。このチームの演奏はいつ聴いても完璧ですな。スコットさんのベースが印象的。別のライブ演奏が、Broadway The Hard Wayに収録されてます。
06 Medieval Ensemble
これもシンクラヴィアの演奏で、たぶん未発表曲。
07 America The Beautiful (Live At Nassau Colliseum, Uniondale, NY/1988)
2008年12月21日配信開始のAAAFNRAAA Birthday Bundleに収録されているのと同じ演奏。この曲もスコットさんのベースがいい感じだね。
”フランク・ザッパを大統領に”ってニュアンスなのかなぁ、CDのタイトル。
ところで、Venueシリーズとかライブの新しいの出ないかなぁ...。
シン・ゴジラ ― 2016/08/05 07:04
やっぱり、見ないわけには行きませんがな...ということで、先週末見てきた。
前回のハリウッド版ゴジラでがっかりしましたからね、今回は、日本で製作、しかも脚本と総監督が、あの、エヴァンゲリオンの庵野秀明さんってことで、期待大。今回裏切られたら、もう観ないもんね位の勢いで行ってきました。ちなみに、エヴァンゲリオンは観て無いんだよね...夜中にやってたのは、たまにチャンネル換えるときにみてたので知ってたんだけど、人型兵器パイロットのアニメってちょっと、生理的にダメだったんで...。
ググると、ネガティブな批評を書いている人もいるけど、自分は、面白かったです。さすが、アニメ作ってる人は違いますな、やっぱり、日本のサブカルは、世界に誇るコンテンツだって思った。随所に出てくる、個人名や、武器の説明字幕も、セットの一部のように使われてて、エヴァファンには当たり前なんだと思うけど、それが、違和感なく受け入れられましたし、機関銃のようなセリフとカット割りも、ついていけないとこも正直あったけど、ちゃんと、受け入れられました。
プログラムの帯に書いてあるように「ネタバレ」になるようなストーリーやプロットは書けないけど、日本とアメリカの関係とか、ステレオタイプな頭のいい(一風変わった)人たち(=官僚?)の描写が、えっ、いいのって感じで描かれてました。
それにしても「ニッポン対ゴジラ」のコピー言い得て妙だね。日本中の役者がこの映画のために集まったんじゃないかってくらいいろんな役者が出てるは、自衛隊の協力具合は半端じゃないし、政界の方も協力しているみたいだし、内閣府に、国土交通省、海上保安庁に東京消防庁、もちろん企業もたくさん協力してて、一番驚いたのはTV局、通常1社が絡んでるって感じなのに、日テレ、TBS、フジ、テレビ朝日にテレビ東京まで在京のキー局が揃って協力ってすごいと思う。大学も、東大に、早稲田に、広島大学と協力してる...まさに、日本全体でこの映画に協力してるって感じ、やっぱり、ゴジラは日本ってことなんだね~。
あっ、あと、誰かがTwitterでつぶやいてたけど、ハリウッドの安物映画みたいに、足を引っ張って事態を最悪の方向へ持っていく「あぁ、あいつのせいで...」いつもこの展開なのな、ってとこがなくて出てくる人物が皆、全力で立ち向かってる感も日本っぽくてよかったな。
で、最後は続編をにおわす終わり方(これも、いろいろ意見が分かれるみたいだけど...)ってことで、次回作にも期待だね~。