ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 / Fantastic Beasts and Where to Find Them2016/12/18 07:05

 なんか、おもしろいって評判だったので、ハリー・ポッターシリーズの新作を観てきた。

 ハリー・ポッターの映画の中で、ホグワーツ魔法魔術学校の教科書として使われている「幻の動物とその生息地(Fantastic Beasts & Where to Find Them)」の著者のニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー(ニュート・スキャマンダー)が主人公の作品です。設定としては、ハリーの物語の70年前になっています。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 / Fantastic Beasts and Where to Find Them
 世界中を旅しながら捕まえた魔法動物を生息地に返すため、イギリス人のニュートがアメリカのニューヨークにやってくるところから物語が始まります。これに、魔法動物を悪用しようとする悪者との出来事が軸に物語が進みます。
 脚本は、物語の作者のJ.K.ローリングさんなのですが、設定はもちろんのこと、伏線から物語の膨らませ方までよく出来た作品だと思います。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 / Fantastic Beasts and Where to Find Them
 ハリー・ポッター本編の後半、ヴォルデモートとの戦いが本格化し始めてからの映画はちょっと暗くて自分はあまり好きではなかったのですが、この作品は、悪と正義という対比はあるものの、暗く重苦しいところがなく、楽しく見ることが出来ました。
 主役のエディ・レッドメインさんは、「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を演じてアカデミー賞を受賞した演技派、ということで、演技もしっかりしていて、臭いところもなくてよかったです。マグル(あるいはノー・マジ、普通の人間ってことね)のジェイコブ・コワルスキー役のダン・フォグラーさんとのコンビもよかったですよ。

 大人にも子どもにも安心して見てもらえる良い作品じゃないかと思います。