トップリーグ 2016-2017 第12節2016/12/19 07:05

 秩父宮に行ってきた。

 1戦目は、キヤノンイーグルスvsNECグリーンロケッツの試合。NECの田村選手のファンタジスタ振りに期待ですね。
トップリーグ 2016-2017 第12節
 前節までの順位でキヤノン11位(4勝7敗)、NEC12位(4勝6敗1分)とここまで、ほぼ力的には互角の両チームだったのですが...そして、スタッツのポゼッションだけ見たらキヤノン40%、NEC60%とNECが勝ってたんですけどね...。
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 NECの自滅ですね。攻めてもノッコンや、パスミスで自らチャンスをつぶす、守っても、肝心なところで、タックルミスや連携ミスがあって繋がれてしまう、今日は、本当にいいところがなかったです。
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 神戸製鋼に勝ったあのゲーム運びが出来れば、試合もどうなっていたか分からなかったですけどね...。
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 気になったのはディフェンス。何度か攻めるキヤノンはバックスのラインが揃っているのに、守るNECはフォワードのディフェンスラインという、完璧にミスマッチな状態が何度もあったこと。そして、簡単にラインブレイクされちゃってたこと。ディフェンスのシステム自体が「?」な感じでした。やっぱり、神戸製鋼戦のときみたいな前に出るディフェンスが出来ていれば...。
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 キヤノンの外国人選手、フルバックのルルー選手、バックローのアダム・トムソン選手、スタンドオフのルース選手、センターのティム。ベネット選手らにうまくプレッシャーをかけられず、いいように動かれてしまったって感じでした。
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 45対21、キヤノンの良いところが出たというよりも、NECのダメなところが目立った試合でした。
 NECはオリンピックで活躍した後藤選手くらいかなぁ...気を吐いてたの。 
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 <おまけ>
 この日、息子のオペラグラスを借りて持ってたんだけど、スマホにセットして撮ってみた。ヒギンボッサム選手の後姿と、この日も、何度か縦に大きなゲインをみせてくれた瀧澤選手、結構良く撮れてるんじゃないか?
 それにしても、ヒギンボッサム選手も波があるなぁ...今日、あまりいいとこなかったもんなぁ。
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 2戦目は、パナソニックワイルドナイツvsリコーブラックラムズの試合。どっちも応援しているチームなので複雑ですね。
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 結果的には、45対17とパナソニックの圧勝に終わったのですが、リコーが前季王者のパナソニック相手によくファイトした試合でした。
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 もしかしたら、もっと、競った試合になっていたかも知れないそんな試合内容でした。前節も書きましたが、リコーはウインドウマンス前より明らかにチーム力がアップしてます。オフェンスでは、まだまだ、フォローが甘くてノットリリースの反則を取られてしまうことがあったのですが、ディフェンス時の販促が少なくなりました。特に、オフサイドや、ゲート、ハンド、ホールディングなどの不用意な反則はほとんどありませんでした。
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 あと、リコーは、闘志あふれるプレーが随所に見られました。
 後半13分の山田選手のハットトリック(これも、ボールのバウンドがもうちょっと違っていれば、生まれなかったトライですけどね...ティム選手が最後までボールを追っかけていればね...)後の山本選手のノーホイッスルトライ、しびれました。小松選手のキックオフのボールのチェイス、そして厚いフォローで、最後は、俊足を飛ばした山本選手がグラウンディング、全員の意識が一つになってました。それ以外にも、ハイパントをチェイスして、福岡選手とのマッチアップで確実にボールを確保した香港代表のジェイミー・フッド選手も良かったですね。
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 そして、この日、一番しびれたのは、武者選手のタックル。鋭いタックルでパナソニックの攻撃のリズムをつぶしてるなって時は、大体、武者選手でした。サイズは決して大きく無いし、虫も殺さないような優しい顔をしているのに、その闘志あふれるタックルは本当にしびれます。
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 後半、パナソニックの内田選手が入ってからの10分くらいに、立て続けに2トライを取られるまでは、それぞれトライ3本ずつ。バーンズ選手のペナルティーキックの点差以外は、ほぼ互角といっても過言では無いような試合内容でした。ほめすぎかな...でも、ポゼッションでは、パナソニック35%に対しリコーは65%、最後に取りきる決定力が付けば、もっと上位にいけるんじゃないかなぁ。来季につなげてステップアップして欲しいなぁ。
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 それにしても、やっぱりパナソニックのほうが一枚も二枚も上手でしたね。特にディフェンス。後半、リコーの攻撃に対して、22mラインより前には一歩も進ませないそのディフェンス、凄かったですね。倒れたら、立ってディフェンスラインに戻る、これを繰り返すだけなんですけど、すべての選手のこのプレーに対する意識が高いってことなんですね。この日のディフェンスを見ていたら、どうして、2試合も落としたのか分からないっていうのが正直な感想です。
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 この試合のマン・オブ・ザ・マッチは、ハットトリックを決めた山田選手だったのですが、自分としては、リコーの攻撃をしつこいタックルとジャッカルで摘んでいたポーコック選手にあげたかったですね。28歳にしてオーストラリア代表で56キャップを持つ選手。187cmと世界レベルでは決して大きな選手ではありませんが(実際試合で見てても、大きく感じませんもんね)、ポイントでのボールへの働きかけはすばらしいものがあります。身体の小さい日本人もこう闘えば世界と勝負できるっていう見本になる選手だと思います。
 トップリーグにいるJAPANを目指すバックローの選手は彼のプレーをしっかりと目に焼き付けて欲しいですね。
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 残り3試合(12/24 豊田自動織機シャトルズ、1/8 宗像サニックスブルース、1/14 コカ・コーラレッドスパークス)、絶対に勝って来季に繋げて欲しいです。
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 今年はプレイオフが無く、ヤマハ発動機とサントリーがここまで全勝なので、優勝は難しくなってしまいましたが、チームとしての若返りを積極的に進めているので、来季に繋げて欲しいですね。この日もゲームキャプテンは、チームキャプテンの堀江選手じゃなくて、2年目の布巻選手だったもんね。
 ちなみに、この日一緒に行った友人が、スーパーラグビーへの参戦を狙ってるんじゃないかって行ってたけど、本当に狙ってるかもしれないな...。
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 さて、来週は仕事があるので、次の観戦は年明けです。で、正月はテレビで東海大学を応援したいと思います。

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