第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝2017/01/10 07:05

 一昨日に引き続き、秩父宮に行ってきた。

 昨年と同じカードになりました。帝京大学と東海大学、帝京大学が勝てば前人未踏の8連覇、東海大学が勝てば初優勝。自分は木村監督とちょっと知り合いなので、東海大学を応援することに。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 開場時間までは、一昨日からの雨が降っていたのですが、キックオフ時間に近づくにつれ雨もやみ、青空も出てきて、ポカポカ陽気の絶好の観戦日和となりました。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 結果から書きます。帝京大学33点、東海大学26点、トライ数は帝京大学5本に、東海大学4本。終了間際の1トライ1ゴールを追いかける東海大学の気迫あふれる攻撃、凄かった。結果としては帝京大学の8連覇でしたが、反則もなく、どっちが勝ってもおかしくない、そんな精度の高いすばらしい試合でした。
 きっといろんな人がSNSやブログで書くであろう後半28分の竹山選手のトライがなければ、本当に両校優勝だったし、あと、数分時間があったら、東海大学は追いついていたかもしれません。両校を同時優勝にしてあげたかったというのが正直な感想です。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 8人の体重差が約50Kgと帝京大学より少ない東海大学のスクラム、決して負けてなかったですね。スクラムは体重だけじゃないってことを彼らは証明してくれました。身体の小さいJAPANのこれから世代ののスクラムに繋げられるすばらしいプレーだったと思います。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 帝京大学の展開力はすばらしいですね、特に、SOの松田選手のエリアマネージメントと、前半34分のブロディ・マクカラン選手のトライに繋がったゴロキックなどのプレー選択はトップリーグでもすぐにでも通用すると思います。もちろん、そのブロディ選手も献身的に走り回ってましたし、要所でライン攻撃に参加したりと大活躍してました。そうそう、ヤマハ発動機の矢富選手の弟の矢富選手の力強い走りも良かったですね。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 東海大学はディフェンスが良かったです。SOの眞野選手とセンターの鹿尾のタックル凄かったですね、眞野選手はもともとフランカー、1年生でのコンバートでこの大一番で先発で、この活躍は凄いと思います。まぁ、この2人に限らず、東海大学のタックルは一人目が確実に止めてました。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 上にも書きましたが、両チームとも規律を守って反則の少ないとっても締まった試合でした。大変申し訳ないけど、一昨日のトップリーグの2試合よりも明らかに精度の高い試合だったと思います。この2チームはトップリーグに参加できる力を持っていると思います。ちなみに、それもおもしろいですねぇ。レギュラーはトップリーグに参加、対抗戦やリーグ戦はジュニアの選手が戦うってのはどうですかね。JAPANの強化にも繋がるような気がします。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 来年は初優勝決めて欲しいですね。あと少しだと思います。経験値の差が出たってことなのかもしれませんね、それにしても、あと数分あれば同点にできたと思います。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 さすがの8連覇でした。ディフェンディングチャンピオンなのに、チャレンジャーの気持ちで全力でプレーしているって感じが伝わってきました。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 両校の卒業生がトップリーグやJAPANで活躍するのが楽しみです。それにしてもすばらしい試合でした。試合終了のホイッスルがなったとき、涙が出そうになりました、感動をありがとう。そして、この2チームをここまで育て上げた、岩出監督と木村監督はすばらしいです、お2人の手腕にも感動ですね。

 7日の日に味の素スタジアムでの府中ダービー、東芝ブレイブルーパスとサントリーサンゴリアスの試合を観にいった友人からいただきました。
第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
 府中ラグビーサブレ。町をあげてラグビーを応援しているのがうれしいですね。ワールドカップも行われますしね。家からちょっと遠いのが難だけどね...。