トップリーグ 2017-2018 第1節 1日目 ― 2017/08/19 07:18
秩父宮に行ってきた。
今季は、来年のSUPER RUGBYの日程への調整などもあって、2カンファレンス制で、順位決定トーナメントを行う形式となって、リーグ戦の試合数も昨年の15試合から、カンファレンス内の7試合と交流戦6試合の計13試合になりました。
ということで、1日目の今日は2試合...でも、1試合目が17時キックオフってどうなんだろう?SUPER RUGBYの日程調整ってことは分かるんだけど、仕事してる人は普通会場に行けない時間だよね...これ、どうにかならなかったのかなぁ。ちなみに、自分はこのために半休いただいちゃいました。まぁ、夏休みの代わりって感じかな?
さて、その開幕試合は、昨日も書いたけど、リコーブラックラムズとNTTコミュニケーションシャイニングアークスの試合。どちらも、自分が応援しているチームで、昨季の4位と5位、面白い試合を期待したいです。金選手と松橋選手、ポジションは違うけど花園大学出身の2人のアマナキ選手とか、両チームともJAPANやSUNWOLVESのメンバーがいて、そのマッチアップをみるのも楽しみです。
立ち上がりは、両チームともスピードのある攻撃も見られて良かったんだけどね...。なんなんだろう、どっちも何をしたいのか良く分からない、まるで行き当たりばったりで試合をしているって感じで、「この攻撃でトライをとりにいく」っていう強い意志が感じられなかった。NTTコムの小倉選手のキックも中途半端なキック多かったしなぁ...。
そして、反則も多かった。先行していたリコーも、このまま行くと反則でリズム崩して逆転負けかって感じだったもんな。このままじゃ、両チームとも上位チームには勝てないと思う。
とにかく、両チームとも試合中の声がほとんど聞こえない、静かな試合でした。上位チーム、例えば、パナソニックや、サントリーだと試合中、大きな声でコミュニケーションとってるのが良く聞こえるんですけどね...本当に静かだったな。
リコーはアタックは良いので、選手間のコミュニケーションをもっととることと、ディフェンス時のディシプリン(規律)の徹底でもっと良くなると思う。
この日目立ってのは、最近、帰化した2015年RWC-JAPAN のブロードハースト・マイケル選手、ディフェンスもアタックも核になってたもんね。この日のMOMのタマティ・エリソン選手もキレキレだったし、あと、コリン・ボーク選手はやっぱりNo.8がいいよね。センターの濱野選手も良かったです。ホント、リコーは、もうちょっとなんだよな...。
NTTコムは、やっぱりボールをまわしてアタックするときのスピードがいいですよね。後半、追い上げたときのアタック、スピードもキレも良かったもんね。あとは、リコー同様に試合中のコミュニケーションだよね。
17対13、前半からリードしたリコーがそのまま逃げ切り開幕戦を制しました。来週は、両チームとも格上相手の試合(リコーはサントリー、NTTコムは東芝)、今日の試合の反省点を修正して、いいところを見せて欲しいですね。
それにしても長い試合だったな。前後半80分の試合なのに、17時に始まって終わったの19時だもんな、ハーフタイム入れても、30分は試合が止まってた計算、もっと、スピーディな試合をして欲しいよなぁ...それって、レフリーのゲームコントロールじゃないのかなぁ...ねっ、麻生さん?
格が違いました...1試合目と試合の質が全然違いました。
2試合目は、ディフェンディングチャンピオンのサントリーサンゴリアスと、今季、SUNWOLVESのキャプテンのエドワード・カーク選手とNECから移籍したJAPANの司令塔、田村優選手を獲得したキヤノンイーグルスの試合。そういえば、パナソニックワイルドナイツからHOの設楽選手と、PRのモツアプアカ選手もキヤノンに移籍しました...結構、補強してるので、キヤノンからも目が離せないよね。ということで、この試合が今年のキヤノンを占う試合になりますね。
この日も、サントリーは磐石、とにかく、アタックのスピードが違う、ボールが動き出したら止まらない、昨年の勢いは、中々、止められないと思います。キヤノンも悪くなかったと思います、きっと、1試合目の2チームだったら勝てたんじゃないかなぁ。それぐらい、サントリーの格が違ったってことですね。スタメン15人のうち国の代表選手が12人って凄すぎじゃない?
良く走るフォワードもいいけど、やっぱりバックスですね。全員、人に強いし、スピードもある。足腰の強さ、バネ、体幹、どれをとっても、一枚も二枚も上でした。特にバックスリーの江見選手、中靍選手、松島選手の3人とSOの小野選手は全身バネって感じでしたね。小野選手の普通の選手だったら立ってられないような体制でも前に出れる体幹を見せてくれたし、タックルをかいくぐって前進する中靍選手、針の穴を通るような松島選手の走り。ほめすぎじゃ無いです、一見の価値は、絶対にあります。
キヤノンも悪くなかったんですよ。でも、サントリーが凄すぎました。JAPANのSOの田村選手も、ロックのアニセ・サムエラ選手も目だってなかったもんね。目立ってたのは、SUNWOLVESのキャプテンのエドワード・カーク選手と、今月2日に加入の発表があった南アフリカのSUPER RUGBYチームのSharksのフィリップス・ヴァン・ダー・ウォルト選手のバックローの2人かな。この2人の運動量は半端じゃなかったです。カーク選手は、JAPANに欲しいなぁ...。
キヤノンは、今年37歳のベテラン、菊谷選手が入ってリズムが出ましたね。ここというところでの集中力と、仲間を鼓舞するそのプレーは本当に凄いと思います。菊谷選手が入って4分後には、ハヴィリ・リチャードアファ選手のトライがありましたからね。でも、裏を返すと、菊谷選手がまだ頑張らないとリズムが出ないってことだもんね...若手のメンバーもっと頑張って欲しいなぁ。
32対5、5トライの猛攻でサントリーが勝利しました。MOMの中靍選手、うれしそうです。
今日は、パナソニックと東芝の試合がそれぞれあるので、上位チームの仕上がり具合をじっくり見てこようと思います。