ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV2017/11/01 06:03

 2019年ワールドカップまであと2年...今年も秋のウインドウマンスがやってきました。

 JAPANは今週末、日産スタジアムで行われるAUSTRALIA戦(もちろん行きますよ)を皮切りに、フランスでTONGA、FRANCEとテストマッチを行います。先週末の土曜日には、その壮行試合、前哨戦として、世界選抜(World XV)との試合がありました。福岡レベルファイブスタジアムでの開催だったので、この日はテレビで観戦。
 
 世界選抜(World XV)のメンバーは以下。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 24名のメンバー中、14人が日本で活躍する選手(うち3人は、藤田選手、山中選手、五郎丸選手ですけどね)、日本で活躍する外国人選手も充実してます。残りのメンバーはSUPER RUGBYがメインで構成されてます。カーク選手、ブリッツ選手のSUNWOLVESのバックロー陣、エリス選手、バーンズ選手のハーフ陣、久しぶりのバックマン選手に注目です。

 対する日本選抜(JAPAN XV)のメンバーは以下。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 若手中心ですね...メンバー25人中6人がノンキャップ、ホンダの具選手、トヨタの姫野選手、パナソニックの松田選手のルーキートリオ、東海大学4年の野口選手の溌剌としたプレーに期待ですね。あと、昨年のJAPANデビューでインパクトを残したレメキ選手の代表復帰が楽しみです。彼のスピードがあって強いプレー期待大です。
 それにしても、トップリーグにはいい外国人選手がたくさんいますね...そんでもってパナソニックは両チームあわせて15人”も”メンバーに入ってます...凄い。

 先制したのはWorld XV、追加召集された藤田選手。タックルを受けながらも細かく繋いで、最後は忠実にフォローしていた藤田選手が決めました。World XVはバーンズ選手が目立ってますね...。SUNWOLVESのバックロー組のカーク選手、ブリッツ選手がいやらしくていいプレーしてました。で、2本目のトライもWorld XV、New Zealandのアソ選手、素晴らしい個人技でした。チョン蹴りでJAPANの裏に出て自らボールを捕ってJAPANを振り切ってトライしました、さすが、トライ王になるだけあります。とにかく、World XVの個人技のスキルの高さは素晴らしいの一言です。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 一方、JAPAN XVは敵陣に入ってペナルティを獲ってましたが、トライラインを中々超えることができません。接点でのハンドリング、ボールコントロール、2人以降のサポートが今ひとつよくないように思います。まぁ、Wolrd XVに絡まれてるってのもあるのかもしれませんけどね...。

 JAPAN XVの最初のトライは野口選手。ディフェンスのギャップを田村選手が突いて、しっかりフォローしていた野口選手がディフェンスを振り切ってトライしました。これはいい攻撃でしたけど、ポイントでの集散が今ひとつ良く無いように見えました。これ、人数かけないでボールを出していくっていう決め事だったのかな...?
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 後半、最初にトライしたのもWorld XVでした。JAPAN XVゴール前のラインアウトからのパワープレー、最後は、ワイクス選手がフィニッシュしました。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 World XVの後半2本目のトライもラインアウトからのモールで押し込んだ、元南アフリカ代表のストラウス選手のトライでした。JAPANはこの地域で踏ん張れるかが、この後のTEST MATCHで重要になりますね。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 この後も、バーンズ選手の巧い攻撃で、World XVは藤田選手⇒アソ選手⇒藤田選手と繋いでトライ。藤田選手はこの試合で、代表復帰にいいアピールができたんじゃないかなぁ...あとは、課題のディフェンスだね。もちろん、五郎丸選手もゴールキックはもちろんのこと、要所でいいプレーをみせて、こちらもアピールできたと思うな。なんて思ってたら、29日に藤田選手の追加招集発表になってましたね。30日には山中選手も発表になってました。一方で、山田選手、山中選手、マレ・サウ選手、そして、松橋選手の離脱も発表されました。一日も早くピッチに戻られることを願ってます。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 47対27、後半30分過ぎ、シンビンで一人少ないWorld XVに対して、2トライ返したところで試合終了。後半立ち上がりが悪かったというか、ラインアウト、ブレイクダウンでの球出し、いくつか課題が見えていたように思います。
ジャパンラグビーチャレンジマッチ2017 JAPAN XV vs World XV
 JAPAN XVで頑張ってたのはリーチ選手かな、再三、よいタックルしてたし、こぼれ球にもよく反応してました。あと、やっぱりレメキ選手は強いです、アタックで気を吐いてたのは、レメキ選手くらいかな...。

 World XVのワイクス選手、カーク選手、ブリッツ選手はJAPANに欲しい選手ですね。とにかく3人とも仕事してましたね。最後のバックマンのトライの前のワイクス選手の走り、ロックとは思えないいい走りでした。

 ということで、この日は負けちゃいましたけど2019年まであと2年、どこまで精度を上げられるかですからね。頑張れJAPAN!
 そうそう、今週末は日産スタジアムに応援行きますよ~。