リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN2017/11/22 07:03

 フランス遠征の第1戦、テレビ観戦しました。

 この日の試合登録メンバー。真壁選手の先発は2014年11月のRUMANIA戦以来、実に3年ぶり。AUSTRALIA戦で最後にトライを決めた姫野選手は本職のフランカーで出場。福岡選手、レメキ選手、松島選手のバックスリーにも注目です。
 登録メンバーは以下。
 01.稲垣 啓太 パナソニックワイルドナイツ 17
 02.堀江 翔太 パナソニックワイルドナイツ 53
 03.具 智元 ホンダヒート –
 04.ヴィンピー・ファンデルヴァルト NTTドコモレッドハリケーンズ 1
 05.真壁 伸弥 サントリーサンゴリアス 34
 06.姫野 和樹 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 1
 07.リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス 51
 08.アマナキ・レレイ・マフィ NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 17
 09.田中 史朗 パナソニックワイルドナイツ 62
 10.田村 優 キヤノンイーグルス 46
 11.福岡 堅樹 パナソニックワイルドナイツ 23
 12.立川 理道 クボタスピアーズ 52
 13.ラファエレ ティモシー コカ・コーラレッドスパークス 6
 14.レメキ ロマノ ラヴァ ホンダヒート 3
 15.松島 幸太朗 サントリーサンゴリアス 26
 16.坂手 淳史 パナソニックワイルドナイツ 9
 17.石原 慎太郎 サントリーサンゴリアス 6
 18.ヴァル アサエリ愛 パナソニックワイルドナイツ 1
 19.布巻 峻介 パナソニックワイルドナイツ 4
 20.フェツアニ・ラウタイミ トヨタ自動車ヴェルブリッツ 1
 21.流 大 サントリーサンゴリアス 7
 22.シオネ・テアウパ クボタスピアーズ 1
 23.藤田 慶和 パナソニック ワイルドナイツ 29
 チーム名の後ろの数字はキャップ数、若手とベテランを上手く組み合わせている感じですね。スタメンの総キャップ数は392、登録メンバー全員では450。AUSTRALIA戦に対し、スタメンで77、登録メンバー全員で72キャップ数が増えています。これから、若手にキャップ数を積み上げてもらいたいです。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 結論から言うと、39対6、フィジカルで押してくるTONGAに対しスピードとしつこいディフェンスで、TONGAをノートライに抑え、逆に5トライをあげての快勝でした。実に7年ぶり、試合数でいうと4試合ぶりの勝利となりました。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 JAPANは立ち上がりからいい感じでしたね。相手がTONGAとはいえ、AUSTRALIA戦より明らかに良くなっていたと思います。低くて押されないスクラム、スピードのあるアタック、ディフェンスも良かったですね。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 まぁ、TONGAの攻撃が力任せの単純な突進が多かったというのもありますが、早い出足でTONGAのアタックを止めてました。まぁ、キックの後のカウンターアタックでのアンストラクチャーな状態のときに、1対1でずらされてしまう場面が何回かあったのでそこは要修正だと思います。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 あとは、パワーで前に出られたときのディフェンスですね。頑張っていたと思いますが、あれだけ前に出られてしまうとつらいです、何度もTONGAのミスで助けられました。まぁ、プレッシャーをかけているといえばそうなんですけどね。修正点がはっきりしていて、改善可能な所だと思うので、FRANCE戦を楽しみにしたいと思います。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 一方、アタックは良かったと思います。やっぱり、JAPANのバックススリーは良いですね~。レメキ選手、松島選手、福岡選手、3人ともスピードもあって、かつ人にも強い。松島選手はスペースのあるところでボールをもらうことがあまりなかったので、ロングゲインはありませんでしたが、相手に捕まってから前に出る意識、テクニックが半端無いです。福岡選手は、ゴール前でTONGAの選手に追いつきトライを阻止したり、後半34分のバランスを崩しながらも獲ったダメ押しのトライ、とにかく攻守ともに活躍してました。レメキ選手はディフェンスで何度かミスがありましたが、前後半1本ずつのトライ、期待通りの活躍だったと思います。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 バックスはセンター陣も良くタックルをしていたと思いますが、この日のSOの田村選手が良かったですね。最近の試合では、今ひとつプレーに切れがなかったのですが、この日は周りが良く見えていたというか、落ち着いてプレーしていたと思います。パスのタイミング、チャンスと見ると自ら縦を突く、キックは今ひとつのものもありましたが中途半端なキックは無く、すべてのプレーで思い切りよいアタックを仕掛けられていたと思います。特に、先制のレメキ選手のトライに繋がったパスのタイミング絶妙でした。プレースキックも好調で、ここしばらくの試合では、一番の出来だったんじゃ無いでしょうか。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 フォワードはスクラムとラインアウトも良かったですが、モールも良かったです。相手の反則も誘ってましたし、マフィ選手のトライもありました。
 リーチ選手が攻守で大活躍でした。試合開始直後の幻のトライ、もったいなかったです。
 あと、ニューフェイスの姫野選手とヴィンピー選手が良かったですね。姫野選手はディフェンスで目立ってましたし、ヴィンピー選手はディフェンスはもちろんのこと、ボールキャリーのときのしつこさが良かったです。タックルをされた後にすぐ立ち上がり、ボールを少しでも前に運ぶというプレーを何度も繰り返してました。いい選手がJAPANに入ってくれたと思います。
リポビタンDツアー2017(フランス遠征)第1戦 TONGA vs JAPAN
 明らかに、1試合ごとによくなってますね~、今週末のFRANCE戦が楽しみです。