Karma Obscur / SHOB ― 2018/05/22 07:07
どこで見つけたんだっけな...
フランスのベーシストSHOBさんの先月にリリースされたアルバムKarma Obscur。
ちなみに、日本ではSHOBさん(なんて発音するのかも分からない...)の情報ほとんどないのね。公式ホームページみたら、このアルバムは2枚目のソロアルバムなんですね、ちなみに、音楽のジャンルで言うと、ファンクだと思うんだけど、ホームページのBIOのページにはプログレッシブ・ロック/ファンクって書いてあったな。

サウンドはムッチャ、ファンク、しかも、かなりブっといやつ。最近、Vulfpeckさん系の軽いファンクを聴いてたけど、こういう、重くて太いファンクも嫌いじゃないのね。日本で言うと、MOBO倶楽部のころの香津美さんの曲が近いかなぁ...いや~ホントにカッコいいぞ。ちなみに、YOUTUBEにビデオもアップされてるので、興味のある人は見てみてね。
そうそう、下の蛾のイラストのジャケットもカッコいいよね。

収録曲は、以下の13曲。
01. Hors d'oeuvre
頭からファンキーなベースと、ボイパかな?のデュオ。オートワウ?がアクセントになっててカッコいい曲。
02. Straight Ahead
シンセベース?のイントロで始まる曲。ちょっと、フュージョンぽいアプローチの曲。昔のMezzoforte見たいな感じの曲、ヨーロッパだとこんな感じになるんかな?3:50過ぎくらいからの曲調はDjentみたいだけどね...。
03. Except I'm 65
女性ボーカルが入った、おしゃれな感じの曲。ボーカルもちょっと語りみたいで、かつジャジーな感じの曲。2:30過ぎくらいから曲調が変わってちょっと、ハードな感じに、こういうところがプログレなんかな?
04. Enclosures
太い音のスラップと、ギターのカッティングのイントロがカッコいい。ホーンもカッコいいね。このフュージョンっぽい音の感じ、日本でも受けると思うんだけどな。
05. Karma Obscur
アルバムタイトル曲。ギターが活躍する曲、ドラムも細かいリフで応酬。ベースはここまでの曲と違ってちょっとオフ気味、ミュートの効いた音もいい感じ。ブレイク部分のちょっとだけアフロっぽいパーカッションもカッコいいね。
06. Rusty Dog
弾んだシャッフルのリズムで始まる曲。エレピとギターの感じがフュージョンしてます。ホーンが入ってきたところでちょっとジャッズっぽいアプローチになります。というか、その後も曲調がコロコロ変わるので、まさにプログレだね。
07. The right move
これまた、ファンキーなベースのラインで始まる曲。全編通してファンキーな匂いプンプンのフュージョンって感じかな。キーボードの味付けがとってもいい感じ。サックスソロもカッコいいもんね。
08. Green Elephant
高速スラップとカッコいいギターのカッティングで始まる曲で、スピード感あふれる曲って思って聴いてたら、2:00過ぎのトランペットソロからスローなアプローチで、そのあとは、ギュインギュインなギターソロ。でも、全編、ちゃんとファンクしてるんだよね。
09. The Professor
この曲も弾んだシャッフルのリズムがいい感じ。不思議なギターのメロディもいい感じ、この感じ、日本人好きなんじゃないかな?
10. Divergence
ベーシストのアルバムだけあって、ベースが前に出てるんだけど、いやみじゃないんだな...この曲もカッコいい。ファンキーな正統派フュージョンだね。
11. Action Mutante
ちょっとスローな曲。でも、ドラムとベースはやっぱりファンキーな感じ。でも、1:30くらいからいきなりハードな曲調に、でもまた戻ってくるのね...思いっきりプログレだぁ。ギターソロはムチャクチャハードだしな。
12. Dissection
この曲もハードなファンクだな。音は軽い感じなんだけどね。ベースの音が重いからハードに聴こえるのかな?
13. Sulfur
ん~、最後まで貫き通すのね...最後の曲もムッチャ、ファンクしてる。2:00過ぎからのエレピのソロもカッコいい。