孔子暗黒伝2018/06/26 07:04

 「BOX」に続いて諸星大二郎さんの「孔子暗黒伝」も読んだ。

 1977年連載開始、しかも少年ジャンプで連載されてたので、40年前、これ読んでたはずなんだけど、ほとんど覚えてなかった。
孔子暗黒伝
 周の時代の孔子から始まり、インドで釈迦、そして日本に渡り最後は宇宙。歴史ドラマなのに、ファンタジーで、哲学書で、最後はSFですからね、とらえどころのない漫画でした。自分は中国古典もよく知らないし、釈迦については手塚治虫さんの「ブッダ」くらいしか知らないし、古代日本のこともよくわかってないので、ついていけなくなるとこともあったけど、なにかひきつけられる不思議な物語でした。
 で、よく考えると少年漫画誌で、ある意味ハイソなテーマの漫画が連載されていたなんて、当時の編集者、かなりチャレンジャーだったんじゃないか?連載スタート時、一緒に連載されてたのが、江口寿史さんの「すすめパイレーツ」、小林よしのりさんの「東大一直線」、山止たつひこさん(秋本治さん、当時はこんなペンネームでした。「がきデカ」の山上たつひこさんのもじりですね)の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、コンタロウさんの「1・2のアッホ!!」、車田正美さんの「リングにかけろ」、池沢さとしさんの「サーキットの狼」、平松伸二さんん・武論尊さんの「ドーベルマン刑事」などですからね。自分、当時のギャグ漫画好きだったなぁ...東大通、自分にとってヒーローだったもんなぁ。あっ、高尚な諸星さんからそれちゃった。

 ということで、結局、1回読んだだけではよく理解できなかったので、何度か読み返してみたいと思います。