トップリーグ 2018-2019 リーグ戦 第3節 1日目2018/09/16 07:07

 秩父宮に行ってきた。

 やっぱり、世界のダン・カーター選手は凄かった...。
トップリーグ 2018-2019 リーグ戦 第3節 1日目
 サントリーサンゴリアスと神戸製鋼コベルコスティーラーズの試合、この日は、神戸製鋼の元ニュージーランド代表のカーター選手が、先発出場。で、何が凄いって、久しぶりに秩父宮の指定席が完売。これ、2015年のワールドカップの後の五郎丸選手フィーバー以来なんじゃないかな?自由席のバックスタンドも観客でいっぱい。下の写真でもメインスタンドが人で埋まっているのが分かると思います。公式発表では、17,576人だったけど、もっといるような見えたな。
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 で、何が凄いって神戸製鋼に与えた影響ですね。神戸製鋼強いんだけど、ここ数年4強止まりと優勝から遠ざかってて、昨年もそうだったけど、これまでは、いまひとつプレーが粗いのと、規律面でいまひとつだった。でも、この日の神戸製鋼は違いました。粗いところはほとんど見られず、倒れてから立ち上がるリロードも速い、ディフェンスも攻撃もラインを形成するスピードも速い。サントリーも決して遅いわけじゃないんですけどね...でも、この日は神戸製鋼の方が上を行ってました。
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 前半に3トライで23対8と15点差を付けて折り返し。正直、前半だけ見たら、サントリーがこれ以上得点を重ねるのは無理なんじゃないかってくらい、神戸製鋼、強かった、特にディフェンスが良かったですね。No.8の中島イシレリ選手、フランカーのグランド・ハッティング選手がいいタックルでサントリーの攻撃を止めてました。というか、フォワード全員のディフェンスでの仕事っぷり良かったです。
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 もちろん、カーター選手を軸にしたバックスもいい動きでした。センターのオーストラリア代表のアダム・アシュリークーパー選手と2016年までパナソニックに在籍していてSUPER RUGBYのハイランダーズで活躍するリチャード・バックマン選手のコンビは最強、カーター選手のコントロールに確実に反応し、何度もゲインを切ってました。これにあわせて、スピードのある両ウイングの山下楽平選手、アンダーソン・フレイザー選手、パナソニックから移籍した児玉健太郎選手が走りまくってました。このバックス陣にサントリーのディフェンスは苦戦してましたね。
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 カーター選手は、コンバージョンを2本はずしたものの、トライ1本、コンバージョン2本、ペナルティゴール4本と一人で21点を獲得しました、さすがですね。タックルもきちんと入ってましたし、トライしたときもそうですが、確実にフォローしていましたし、教科書どおりのプレーでした。こういった良質なプレーを若い選手に見てもらって目標にしてもらいたいですね、そうすることによって日本のラグビーのレベルアップに繋がると思います。
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 サントリーも決して負けてなかったんですけどね。前半で取られすぎちゃいました。カーター選手に気負っちゃったのかもしれません...。ディフェンスも攻撃もポイントへの2人目、3人目のよりが、ほんのコンマ何秒の差で神戸に負けてたって感じです。
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 気を吐いてたのは、ペネトレーターとして何度も縦にゲインを切っていた真壁選手、強力なバネとスピードでトライもあげた松島選手、絶妙なタイミングで相手をずらして前に出ていた梶村選手かな...。特に梶村選手はルーキーとは思えない良い動きで何度もゲインを切ってました。梶村選手は、ボールを受けるタイミング、ポジション、相手とコンタクトするときのバランス、どれをとっても完璧だったと思います。ディフェンスも良かったですよ、タックルも何度もカーター選手に入ってましたからね。
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 それにしても、神戸製鋼は、元ニュージーランド代表のアンドリュー・エリス選手にカーター選手、オーストラリア代表のアシュリークーパー選手、サントリーは、7人制オーストラリア代表のマット・ルーカス選手、オーストラリア代表のマット・ギタウ選手と、無茶苦茶、贅沢な布陣。カーター選手とギタウ選手のマッチアップなんて、テストマッチじゃないとなかなか見られません。もちろん、両チームとも日本代表選手もたくさん出場しているので、こんな試合を生でみられるなんて日本のラグビーファンは贅沢だと思います。
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 そうそう、忘れてました。神戸製鋼は移籍した選手が活躍してました。元コカ・コーラのフッカーの有田選手、元クボタのフランカーのハッティング選手、元パナソニックのセンターのバックマン選手にウイングの児玉選手、特にサントリーから移籍したハーフの日和佐選手は凄かったですね。日和佐選手のリズムがあって速い球出しが、この日の神戸製鋼の好調を生み出していたといっても過言ではないと思います。JAPANでもまだまだやれるんじゃないかなぁ...。

 20対36、サントリー後半は競った良い試合したんですけどね。前半取られすぎました。
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 後半の闘いをしていたら、そして、接点の寄り=コンビネーションがもう少しアップしたら、世界の国代表の個人技にも負けないチームになると思います。頑張って欲しいですね。