欧州遠征 第2戦 JAPAN vs RUSSIA ― 2018/11/29 07:31
今回の欧州遠征の2戦目は、来年のワールドカップの開幕戦と同じカード。JAPANは若手主体の布陣。RUSSIAは情報があまり無いけど、プレミアリーグのチームで闘っている選手が何人かいるらしい。これまでも何度かRUSSIAの試合は見ているのですが、フォワードのフィジカルで押してくる印象で、全体的なバランスは良くないって印象だったんですけどね...でもあれから8年たってるからなぁ。

この日のJAPANは若手中心の布陣、
01 稲垣啓太 パナソニックワイルドナイツ (24)
02 坂手淳史 パナソニックワイルドナイツ (12)
03 具智元 HONDA Heat (6)
04 姫野和樹 トヨタ自動車ヴェルブリッツ (8)
05 ヴィンピー・ファンデルヴァルト NTTドコモレッドハリケーンズ (8)
06 リーチマイケル 東芝ブレイブルーパス (58)
07 西川征克 サントリーサンゴリアス (2)
08 ツイヘンドリック サントリーサンゴリアス (42)
09 茂野海人 トヨタ自動車ヴェルブリッツ (6)
10 松田力也 パナソニックワイルドナイツ (15)
11 福岡堅樹 パナソニックワイルドナイツ (29)
12 中村亮土 サントリーサンゴリアス (15)
13 ラファエレティモシー コカコーラレッドスパークス (13)
14 ロトアヘアアマナキ大洋 リコーブラックラムズ (7)
15 ウィリアム・トゥポウ コカコーラレッドスパークス (5)
16 堀越康介 サントリーサンゴリアス (1)
17 三上正貴 東芝ブレイブルーパス (7)
18 山下裕史 神戸製鋼コベルコスティーラーズ (34)
19 大戸裕矢 ヤマハ発動機ジュビロ (50)
20 中島イシレリ 神戸製鋼コベルコスティーラーズ (1)
21 流大 サントリーサンゴリアス (14)
22 田村優 キヤノンイーグルス (53)
23 梶村祐介 サントリーサンゴリアス (-)
梶村選手はリザーブスタートですが、出場すれば初キャップ、1年半ぶりの茂野選手とコンビを組む松田選手にも注目したいと思います。
RUSSIAも立ち上がりから前に出るいいディフェンス、アタックもテンポがあっていいです。噂どおり、フィジカルで体をガシガシ当ててくる感じ。そんなこんなで、先制したのはRUSSIA、JAPANゴール正面でのペナルティゴールで3点を決めました。その後も、ガツガツ来るのをJAPANは受けてしまって、2つ目のペナルティゴールを決められてしまいました。
ここまで、JAPANは、タックル後のホールディングで3つのペナルティ、レフリングに対応しきれてないという感じでした。
それにしても、RUSSIAのラインディフェンスは前がかりでいい感じ、JAPANがそれを上手く崩せていないという状況。
JAPANは、接点で押されているため、自陣でのペナルティでまたもやゴールを決められてしまいました。その後も、シンプルに前に出られているため、JAPANはバタバタした感じで、インターセプトからトライを奪われてしまいました。前半半分経過したところで、0対16と大量リードされてしまいました。
ここは、プレー自体の見直しと、落ち着かせて自分たちのリズムで試合を組み立てたいですね。
この後、JAPANはペナルティーで3点返したんですけどね...なんかバタバタでした。ここで、JAPANを勢いづかせるトライを、キャプテンのリーチ選手がペナルティからのアタックで決めました。

なんだけどな...やっぱり、その後もバタついていて前半終了間際にまた、ペナルティーゴールを決められてしまい、さらに、西川選手がイエローカードをもらってしまいました。その後も、ペナルティーゴールを決められて10対22と12点のビハインドで折り返すことになりました。
ん~、フィジカルで完全に押されちゃってる感じです。RUSSIAが強みを出して、自分たちのラグビーをやっていて、一方のJAPANは、それを受けちゃっている感じで、いいところがなかったですな。
後半も立ち上がりRUSSIAに押されていたのですが、福岡が早く仕掛ける様になり、ターンオーバーからRUSSIAゴール前に、最後も福岡が快速を飛ばして、ゴール隅でラインを超えて、そのままタッチダウンせず、ポストよりに走りこんでトライ、ゴールも決まって7点を返しました。

この後、JAPANにビッグプレー、自陣10mのラックからツイ選手が抜け出して約60mを走りきってゴールポスト真下にトライ。これで、リードをすることができました。

ところがこの後が良くなかった、キックの蹴りあいの中から、相手にボールを渡してしまい。あっさりトライを奪われてしまいました。
JAPANはハーフ団が変わってから、動きが良くなってきました。流選手はやっぱり茂野選手に比べるとテンポがいいかな、で、やっぱり田村選手は上手いなぁ。逆転のリーチ選手のトライも、田村選手からのキックからでした。

ということで、32対27でJAPANが勝利しました。快勝を期待しましたが、厳しかったですね。とはいえ、来年のワールドカップの開幕戦に向けていい試合ができたんじゃないかな。
そうそう、梶村選手、初キャップおめでとうございました。これからの活躍、期待してますよ。