RWC2019 準々決勝1日目 ENGLAND vs AUSTRALIA ― 2019/10/23 07:07
死のプールといわれていたプールCの1位、前JAPANヘッドコーチのエディさん率いるENGLAND、試合の時点でのランキングは3位。一方、WALESに破れ、プールD2位通過のAUSTRALIA、ランキングは6位。実力的にはENGLANDですが、AUSTRALIAも負けてないと思います。
ENGLANDの23人は以下。
01 MAKO VUNIPOLA
02 JAMIE GEORGE
03 KYLE SINCKLER
04 MARO ITOJE
05 COURTNEY LAWES
06 TOM CURRY
07 SAM UNDERHILL
08 BILLY VUNIPOLA
09 BEN YOUNGS
10 OWEN FARRELL
11 JONNY MAY
12 MANU TUILAGI
13 HENRY SLADE
14 ANTHONY WATSON
15 ELLIOT DALY
16 LUKE COWAN-DICKIE
17 JOE MARLER
18 DAN COLE
19 GEORGE KRUIS
20 LEWIS LUDLAM
21 WILLI HEINZ
22 GEORGE FORD
23 JONATHAN JOSEPH
AUSTRALIAの23人は以下。
01 SCOTT SIO
02 TOLU LATU
03 ALLAN ALLALATOA
04 IZACL RODDA
05 RORY ARNOLD
06 DAVIS POCOCK
07 MICHAEL HOOPER
08 ISI NAISARANI
09 WILL GENIA
10 CHRISTIAN LEALIIFANO
11 MARIKA KOROIBETE
12 SAMU KEREVI
13 JORDAN PETAIA
14 REECE HODGE
15 KURTLEY BEALE
16 JORDAN UELESE
17 JAMES SLIPPER
18 TANIELA TUPOU
19 ADAM COLEMAN
20 LUKHAN SALAKAIA-LOTO
21 NIC WHITE
22 MATT TOOMUA
23 JAMES O'CONNOR
FARRELL選手とLEALIIFANO選手のマッチアップ、注目です。FARRELL選手出てくると違いますからね...昨年のJAPAN戦で、FARRELL選手が出る前と後で、ぜんぜん違うチームだったもんね。あとAUSTRALIAは19歳のPETAIA選手が先発、彼がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。
立ち上がり2分間の攻防はすごかったです。攻めるAUSTRALIAと守るENGLAND、ボールをまわしながらじりじり進むAUSTRALIAに対し、正確なタックルでとめるENGLANDという様相、印象としては、ENGLANDのディフェンスが堅いという感じですね。でも、AUSTRALIAのポゼッションとボールキープはさすがで、前半10分のLEALIIFANO選手のペナルティゴールまでは、完璧にAUSTRALIAの時間でした。ポゼッションはAUSTRALIがの約9割、ENGLANDは防戦一方という感じでした。0対3、AUSTRALIAのリード。
でも、ENGLANDは省エネラグビーですね。リスタートから、相手陣に深く入り込んだところで波状攻撃、グラウンドを大きく広く使ってボールを動かしてダイナミックに攻めます。効いてるのはTUILAGI選手の縦ですね。TUILAGI選手が縦に大きく出ることでウイングにスペースができて、最後はMAY選手がトライ。難しい角度からのコンバージョンをFARRELL選手が決めて、7対3とENGLANDがリードしました。このあとも、SLADE選手のインターセプトから切り返しで、再びMAY選手がトライ、再び、難しい角度からのコンバージョンをFARRELL選手が決めて、14対3とENGLANDがさらにリードを広げました。ENGLANDの攻撃はシンプルでわかりやすいな...。
このあと、AUSTRALIAが、ENGLAND ゴール前ポスト正面のペナルティゴールで3点追加。14対6。AUSTRALIA追い上げるかと思ったら、自陣ゴール前でノットロールアウェイの反則、これをFARRELL選手がきっちり決めて17対6と、再びENGLANDが点差を広げました。
前半、パスでつないで前進するAUSTRALIAと、キックをうまく絡めて省エネで得点を重ねるENGLANDと、プレイスタイルの違いがはっきり出てました。全般を通して、AUSTRALIAのほうが細かいミスが多かったかな。最後にAUSTRALIAがペナルティゴールを決めて17対9で折り返しました。

後半立ち上がり2分のKOROIBETE選手のトライはよかったです。その前のプレーで中途半端なキックでピンチを招いていたAUSTRALIAでしたが、最後は、きれいなパス回しでボールを大きく動かし、最後は個人技でトライを決めました。コンバージョンも決めて、17対16とAUSTRALIAが追い上げました。
ただ、AUSTRALIAは自陣からのエスケープの方法がいまいち、キックが中途半端で、ピンチを招いて最後はENGLANDにトライを返されてしまいました。24対16、やっぱり、AUSTRALIAは、小さなミスが多いですね。
このあと、ゴールポスト正面でENGLANDがスクラムで押し込み、AUSTRALIAのペナルティを誘い、得点を追加しました。27対16、AUSTRALIAは追いついては離されるという状況に。それにしても、後半20分のENGLANDゴール前の攻防はすごかったですね...ENGLANDのディフェンスやっぱすごいや...。
ポゼッションもボール保持も、ボールキャリーも、メーターもAUSTRALIAの方が勝ってたのに、このあと2個のペナルティとWATSON選手のインターセプトのトライとコンバージョンで13点を追加したENGLANDが、勝利を収めました。40対16、ここまで点差が開くと思いませんでしたが、ENGLANDのフォワードの後半残り15分からの頑張りが完璧な勝利を呼び込んだと思います。セットプレーもモールも圧倒してましたからね。

AUSTRALIAのPOCOCK選手とHOOPER選手もすごかったけど、ENGLANDの両フランカーのCURRY選手、UNDERHILL選手がすごかったな、この二人はまだ20代前半、これからも楽しみな選手です。そういえば、AUSTRALIAの若手のPETAIA選手もよかったです。
さて、ENGLANDは、NEW ZEALANDと準決勝でぶつかります。このゲーム、かなり面白いんじゃないか...。
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