RWC2019 準々決勝1日目 NEW ZEALAND vs IRELAND2019/10/24 07:03

 優勝候補で3連覇を狙うプールBで1位通過のNEW ZEALAND、ランキングはもちろん1位。JAPANに負けプールAを2位通過のIRELANDはランキング4位。IRELANDは歴代最強といわれているチーム、JAPANに負けたとはいえ優勝候補であることは変わりません。まさか、準々決勝でこの対戦になるなんて誰か予想したかな?

 NEW ZEALANDの23人はこちら。
 01 JOE MOODY
 02 CODIE TAYLOR
 03 NEPO LAULALA
 04 BRODIE RETALLICK
 05 SAM WHITELOCK
 06 ARDIE SAVEA
 07 SAM CANE
 08 KIERAN READ
 09 AARON SMITH
 10 RICHIE MO'UNGA
 11 GEORGE BRIDGE
 12 ANTON LIENERT-BROWN
 13 JACK GOODHUE
 14 SEVU REECE
 15 BEAUDEN BARRETT

 16 DANE COLES
 17 OFA TUUNGAFASI
 18 ANGUS TA'AVAO
 19 SCOTT BARRETT
 20 MATT TODD
 21 TJ PENENARA
 22 SONNY BILL-WILLIAMS
 23 JORDIE BARRETTE
 ベストメンバーですね。昨年の11月にIRELANDには土をつけられているので、絶対にリベンジしたいはずです。

 IRELANDの23人はこちら。
 01 CIAN HEALY
 02 RORY BEST
 03 TADHG FURLONG
 04 IAIN HENDERSON
 05 JAMES RYAN
 06 PETER O'MAHONY
 07 JOSH VAN DER FLIER
 08 CJ STANDER
 09 CONOR MURRAY
 10 HONNY SEXTON
 11 JACOB STOCKDALE
 12 ROBBIE HENSHAW
 13 GARRY RINGROSE
 14 KEITH EARLS
 15 ROB KEARNEY

 16 NIALL SCANNELL
 17 DAVE KILCOYNE
 18 ANDREW PORTER
 19 TADHG BEIRNE
 20 RHYS RUDDOCK
 21 LUKE MCGRATH
 22 JOEY CARBERY
 23 JORDAN LARMOUR
 JAPANに土つけられちゃいましたけど、SCOTLANDとの試合ではやっぱ強かったですからね。IRELANDはNEW ZEALANDに勝てる有力候補のひとつだと思います。接戦、間違いなしですよね。

 NEW ZEALANDの攻撃はシンプルですね、ボールを持ったらトライラインへの最短距離を走る、ただそれだけですからね。あとは、フォローとリロードの速さですからね。いわゆるラグビーの基本をいかに正確にできるかということが、NEWZEALANDのNEW ZEALANDたる所以ですね。先制したのは、NEW ZEALAND、インターセプトの勝負に出たIRELANDのSTOCKDALE選手がインテンショナルノッコンの反則を取られて、ペナルティゴールを献上。3対0とNEW ZEALANDが先行しました。
 そして、先制トライはNEW ZEALANDのSMITH選手。彼は、現時点で世界一のスクラムハーフじゃないかな...ポイントからの球出しの動きの美しさ、パスアウトされるボールの綺麗な軌跡、芸術といってもいいんじゃないかと思う。IRELANDゴール前で最後は自分が持ち出してトライ、IRELANDのディフェンスもついていけて無かったですね。コンバージョンも決まって、10対0、NEW ZEALANDが点差を広げました。
 一方、IRELANDは強力フォワードを前に出して、NEW ZEALAND陣に攻め入ります。このフォワードの連続攻撃でペナルティを取りました。で、ここまでは良かったんですけどね。タッチを狙ったキックをNEW ZEALANDのMO'UNGA選手が、インゴールに落として、NEW ZEALANDが危機を脱するというスーパープレーが飛び出しました。この一連のプレーの流れは、このあとの試合の流れに影響してくるんじゃないかなぁ。そして、19分にはSMITH選手が2本目のトライ。ここにつながるNEW ZEALANDの一連の攻撃は綺麗だったなぁ...コンバージョンも決まって17対0とリードが広がっていきます。このあと32分には、IRELANDのこぼれ球をNEW ZEALANDのMO'UNGA選手がキックをして、後ろから走りこんだBARRETT選手がドリブルでインゴールまで持ち込みトライ、22対0とさらにリードを広げました。
 もう少し、接戦になると思ったんだけどなぁ...前半ホーン(銅鑼)が鳴った後のIRELANDの怒涛の攻撃はすごかったなぁ、これが、前半から出てたらなぁ...もったいないなぁ...ということで、IRELANDは、最後まで取りきれず、このままの点差で前半終了。
RWC2019 準々決勝1日目 NEW ZEALAND vs IRELAND
 後半、得点まで7分かかりましたが、やっぱりNEW ZEALANDは強いや、フォワードで縦を突いて、最後は、フッカーのTAYLOR選手がトライ。本当に選手が、次々と沸いて出てくるって感じだな。29対0、一方的な試合になってきちゃったな。
 このあと、IRELANDがシンプルな攻撃に切り替えてきたんだけど、NEW ZEALANDはディフェンスも堅い。IRELANDはNEW ZEALAND陣内に入るけど、得点することができず、60分には交代して入ったTODD選手が追加トライ、これで、34対0。
 IRELANDはこのあと、強力フォワードを前面に出して怒涛の攻撃を繰り返し、最後は、ゴール前のスクラムからエイトが持ち出したボールをHENSHAW選手がトライ、コンバージョンも決まって34対7、最後は、NEW ZEALANDにトライを返されましたが、再度、NEW ZEALANDゴールに迫り、ペナルティトライで41対14としました、この時点で残り3分。
 結局、試合終了1分前に、NEW ZEALANDのBARRETT兄から弟にパスが渡り、トライを追加しました。
RWC2019 準々決勝1日目 NEW ZEALAND vs IRELAND
 46対14、NEW ZEALANDの強さが際立った試合でした。

 これで、IRELANDにこの大会で勝利したのは、NEW ZEALANDとJAPANの2チームだけってことになりましたね。なんか、JAPANすごいんじゃない?