RWC2019 準決勝1日目 ENGLAND vs NEW ZEALAND ― 2019/10/27 07:05
自分の予想はNEW ZEALAND、でも、エディさんの育てたENGLANDの活躍も見てみたい。両チーム、1995年の南アフリカ大会(クリント・イーストウッドさんが監督の映画「インビクタス」で有名な、南アフリカが優勝した大会ですね)の準決勝でも対決しています。このときのNEW ZEALANDのLomu選手のENGLANDの選手を弾き飛ばしてのトライ、印象的でした。で、もちろん、NEW ZEALANDが勝利して、SOUTH AFRICAと決勝を戦ったわけですが、今回は、どっちが勝利するのか...。
ENGLANDの23人は以下。
01 MAKO VUNIPOLA
02 JAMIE GEORGE
03 KYLE SINCKLER
04 MARO ITOJE
05 COURTNEY LAWES
06 TOM CURRY
07 SAM UNDERHILL
08 BILLY VUNIPOLA
09 BEN YOUNGS
10 GEORGE FORD
11 JONNY MAY
12 OWEN FARRELL
13 MANU TUILAGI
14 ANTHONY WATSON
15 ELLIOT DALY
16 LUKE COWAN-DICKIE
17 JOE MARLER
18 DAN COLE
19 GEORGE KRUIS
20 MARK WILSON
21 WILLI HEINZ
22 HENRY SLADE
23 JONATHAN JOSEPH
NEW ZEALANDの23人はこちら。
01 JOE MOODY
02 CODIE TAYLOR
03 NEPO LAULALA
04 BRODIE RETALLICK
05 SAM WHITELOCK
06 SCOTT BARRETT
07 ARDIE SAVEA
08 KIERAN READ
09 AARON SMITH
10 RICHIE MO'UNGA
11 GEORGE BRIDGE
12 ANTON LIENERT-BROWN
13 JACK GOODHUE
14 SEVU REECE
15 BEAUDEN BARRETT
16 DANE COLES
17 OFA TUUNGAFASI
18 ANGUS TA'AVAO
19 PATRICK TUIPULOTU
20 SAM CANE
21 TJ PENENARA
22 SONNY BILL-WILLIAMS
23 JORDIE BARRETTE
開始1分のENGLANDのTUILAGI選手のトライ、ENGLANDの早い球出しとテンポの良い攻撃、甘いNEW ZEALAMDのタックル...らしくない感じでした。その後も、ENGLANDの前に出るアタックにNEW ZEALANDが翻弄されてました...NEW ZEALANDはタックルしてもENGLANDに前に出られていて、明らかにENGLANDの選手のほうが圧を掛けてました。
NEW ZEALANDもシンプルに攻めてましたが、いつものようにENGLANDのディフェンスを攻略することができてませんでした。あと、ENGLANDのリロードすごすぎです、ポイントを重ねても人数が減っていかない、これではNEW ZEALANDも前に進めません。キックをしてもENGLANDのバックスリーにうまく処理されてました。
NEW ZEALANDはラインアウトで負けていたのも痛かったですね。前半20分までに3度ラインアウトを失敗してチャンスをものにできませんでした。ENGLANDのゴール前のラインアウトを取れなかったのが一番痛かったかもしれません。
明らかにENGLANDのほうに勢いがありましたし、運動量も勝ってました。たくさんNEW ZEALANDの試合を見てますが、こんなに勢いの無いNEW ZEALANDを見るのは初めてかもしれません。
ENGLANDは、4番から8番の選手の動きが良かった、特にロックのITOJE選手の働きはアタックもディフェンスもどちらも良かったですね。
NEW ZEALANDは26分のSCOTT BARRETT選手、RETALLICK選手とつないで大きくゲインしたところくらいかなぁ、良かったの...。後半終了間際の自陣からの攻撃も良かったのに、結局、オフ・ザ・ゲートのペナルティで3点を献上してしまいました。

10対0、ENGLANDの強さが際立った前半でした。
後半立ち上がりのENGLANDのラインアウトモールからの攻撃、そのモールの中のボールの受け渡しがノッコンという判定でトライにはなりませんでしたが、ENGLANDのこの一連の動き、すばらしいの一言に尽きますね。NEW ZEALANDがこんなにバタバタしているのは、見たことが無いですね。
結局、後半立ち上がりもほとんどNEW ZEALAND陣で試合が進み、NEW ZEALANDは、ペナルティでさらに点差を広げられてしまいました。
ENGLANDのラインアウトのミスを付いてSAVEA選手がトライするまでの攻撃が、いつものNEW ZEALANDでした。厚いフォローでボールを繋いでいく、最後は、タッチに出されてしまいましたが、その前のBILL-WILLIAMS選手のオフロードパスまでのプレーはまさしくNEW ZEALANDでした。
でもなぁ、そのあとのENGLANDの攻撃はNEW ZEALANDより、やっぱり勢いがありましたね。最終的に自陣ゴール前でNEW ZEALANDが反則、ゴールを決められて、せっかく詰めた点差をさらに広げられてしまいました。このあとも、自陣で反則、さらに点差を広げられてしまいました。
NEW ZEALANDを徹底的に研究していたということもあるのでしょうが、それより何よりENGLANDのワークレートの高さが際立った試合でした。それにしてもENGLAND強かったなぁ...。

19対7、NEW ZEALAND完敗というか、ENGLANDの快勝でした。そういえば、ENGLANDは、ワールドカップでNEW ZEALANDに初勝利ということになりました。
それにしても、エディさん、鍛え上げましたねぇ...決勝戦が楽しみだ。