Live at Madison Square Garden / Vulfpeck2019/12/22 07:32

 今月4日にBandcampからメール。Vulfpeckさんの新譜がリリースされるっていうお知らせ。もちろん、早速、ダウンロードしちゃいました。

 9月の末に彼らのinstagramにUPされてたマジソンスクエアガーデンでのライブ音源ですね。ちなみに、このポスターがかわいいんだよね、入口から入っていくメンバーとか、壁に書かれているポスターのコピーが彼らの曲名だったり、歌詞の一部だったり、車のナンバープレートが"vulf"だったり...てっきりこのアートがアルバムのアートになるのかと思ってたら...。
Live at Madison Square Garden / Vulfpeck
 リリースされたのは文字だけのシンプルなもの、ん~、このはぐらかし具合が好きだな。でも、音のほうははぐらかし一切無し、ご機嫌でサイコーな音が詰まってました。 いつものメンバーだけじゃなくて、ゲストも盛りだくさん。
 そんでもって、彼ららしいといえば彼ららしいんだけど、そのライブの映像をノーカットでYOUTUBEに公開しちゃってます。この映像、ハンディカメラ1台でステージを捉えたもの、それにしても、皆、楽しそうに演奏してるんだよね~。フェスとかじゃなくてワンマンで来日してくんないかなぁ...絶対、見に行くんだけどなぁ。
Live at Madison Square Garden / Vulfpeck
 収録されているのは、以下の19曲。YOUTUBEの様子も含めて曲の感想を...。
 01.The Sweet Science from "The Beautiful Game"
 Michael Winogradさんのクラリネットのソロで幕開け。YOUTUBEを観ると、舞台後方からJackさんが這いながらステージ前方に登場。
 02.Tee Time from "Mr Finish Line"
 例のリチャード・ティーさんリスペクトのピアノソロをバックに、Jackさんがメンバーを呼び出していきます。
 03.Animal Spirits from "The Beautiful Game"
 この曲で、自分がVulfpeckにはまったんですね。Theoさんのドラムのキックで始まるのがカッコいい。Joeyさんのサックスソロもカッコいいのね。
 04.Cory Wong from "The Beautiful Game"
 ここからは、Funkyなインストが続きます。まずは曲のタイトルになっているCoryさんのギターのカッティングから始まります。とにかく全員の演奏がカッコいいのだぁ。YOUTUBEを観ると、後半のほうでCoryさん、Jackさん、Joeさんがそろってステップを踏みながら弾くのがカワイイのだ。
 05.My First Car from "My First Car"
 JoeさんのFunkyなベースで始まる曲、RichieさんのパーカッションソロとJackさんのドラムソロがカッコいいのだ。
 06.Tesla from "The Beautiful Game"
 この曲でNate Smithさん登場。Nateさんのタイトなドラムがカッコいい。この曲もJoeyさんのサックスがカッコいいのね。で、このサックスソロのあとのNateさんのドラムソロがムッチャカッコいい。
 07.Smile Meditation from "Thrill of the Arts"
 YOUTUBEではこの曲が始まる前にJackさんのお母さんが出てきて、観客と顔のマッサージというか、リラックス体操をするんだよね、お母さんかわいい。
 この曲は、フュージョンっぽい軽い曲で、Dave KozさんのソプラノサックスとThe Fearless Flyersでも小さいギターを弾きまくってるChris Thileさんのマンドリンが主役、この二人の掛け合いで曲が進行するんだけど、とってもおしゃれな曲。YOUTUBEでは、Jackさんが曲終わりに「Tiny instruments wins everytime.」って言ってたな。
 08.Running Away from "Mr Finish Line"
 インストの曲が続いたので、ここからは歌ものの時間。最初は、JoeyさんのRunning Awayから。弾き語りの姿がカッコいい、曲も昔のAORっぽくて好き。
 09.Baby I Don't Know Oh Oh from "Mr Finish Line"
 Running Awayでもキーボードで参加していたCharles Jonesさんが歌う曲。Ryan Lermanさんがギターでゲスト参加してます。この曲もJoeyさんのサックスがカッコいい。ゆったりとしたリズムの素敵な曲です。
 10.1612 from "Fugue State"
 Antwaun Stanleyが歌う曲。ボーカルはソウルフルで演奏はFunkyなのだ。Melissa GardinerのトロンボーンとMark Doverさんがクラリネットで参加してます。
 11.Funky Duck from "Thrill of the Arts"
 タイトル通りFunkyな歌もの。ボーカルはAntwaunさん、メンバーは前の曲と一緒。ちなみに、ゲストがステージ上のリビングを模したソファーでくつろいでるのがカワイイ、Charlesさんなんかスマホで写真かビデオ撮ってたもんね。
 12.Aunt Leslie from "The Beautiful Game"
 この曲もAntwaunさんが歌う、Funkyなナンバー。CoryさんのカッティングとJoeさんのベースがカッコいいんだよね。
 13.Wait for the Moment from "My First Car"
 ここで少し小休止でスローなナンバー、歌うのはAntwaunさんだけどしっとりと歌い上げるって感じの曲。Joeyさんってギターも弾けるのね...。Mark Doverさんのクラリネットソロがかわいくて好き。
 14.Back Pocket from "Thrill of the Arts"
 メンバー全員によるアカペラで始まる曲。リードボーカルはTheoさん、観客と一緒に歌うところがムッチャいい感じ。そして、Theoさんのギターソロがロックしててカッコいい。最後のクラリネットトリオのアンサンブルもサイコーです。
 15.Beastly from "Mit Peck"
 Jackさんのジャジーなピアノで始まるFunkyだけどジャジーな曲。Joeさんのベースソロがフューチャーされた、カッコいいインストゥルメンタル。後半には、Joeさん一人でベースを弾きまくるのですが、派手さは無いけどFunkyでカッコいいソロ、とにかく音の粒がそろってて気持ちいい。
 16.Christmas in L.A. from "Thrill of the Arts"
 Theoさんがドラムを叩きながら歌うFunkyなナンバー。Charlesさん、Antwaunさん、Joeyさんのコーラスがおしゃれ。この曲も観客と一緒に歌うシーンがいい感じですね、会場と一体化してます。
 17.Dean Town from "The Beautiful Game"
 Joeさんのベースで始まるインストの曲。観客がJoeさんのベースに合わせて歌うのがすごいっていうか面白い。WoodyさんとJoeさんとCoryさんのユンゾンがカッコいい。
 18.Birds of a Feather from "Mr Finish Line"
 この曲から、アンコールですね。
 JoeyさんのピアノとAntwaunさんのボーカルで始まります。イントロはJoeyさんTheoさん、Antwaunさんの美しいハーモニー、そこからAntwaunさんがしっとり歌い上げるカワイイ曲。
 19.It Gets Funkier from "Hill Climber"
 クラビネットのイントロで始まる高速Funkyインスト曲。とにかくカッコいい。

 Funkyなインストゥルメンタルからおしゃれなボーカル曲まで、素敵なエンターテインメントが詰まってました。

 メンバーは以下。
 Michael Winograd — clarinet
 Jack Stratton — drums, guitar, keyboards 
 Woody Goss — keyboards
 Theo Katzman — vocals, drums, guitar
 Cory Wong — guitar
 Joey Dosik — vocals, keyboards, sax
 Richie Rodriguez — percussion
 Joe Dart — bass 
 Melissa Gardiner — trombone
 Nate Smith — drums
 Dave Koz — curved soprano
 Chris Thile — mandolin
 Charles Jones — vocals, keyboards
 Ryan Lerman — guitar
 Antwaun Stanley — vocals 
 Mark Dover — clarinet
 Chris Grymes — clarinet

 ん~、やっぱ、ワンマンでライブやってもらいたいなぁ...。
 ところで、Vulfpeckの発音って「ヴーフペック」でいいのかな?それともやっぱり「ヴルフペック」?