我が家の小さな海

　ネットで話題になっている映画「コンテイジョン / CONTAGION」をAmazon Prime videoで観た。

　簡単に言うと、香港で罹患した女性から殺人ウイルスが世界中に蔓延するっていう話。一応は、ハッピーエンドなんだけどね...9年前の映画だけど、そこに至る過程が今の状況にそっくりなんだなこれが。

　派手なアクションがあったり、仕掛けがあったりするわけじゃなくて、医療現場が崩壊していく様とか、都市封鎖とか、人々がパニックに陥って買占めにはしる様子とか、いろいろと起こりえる状況、というか、今まさにわれわれが直面していることと同じ状況が淡々とつづられていくんだよね。オーシャンズ11（観たこと無いけどね）のスティーブン・ソダーバーグ監督ってすごい人なんじゃねって感じ。上映時間の105分に、いろいろなエピソードがてんこ盛りで回収しきってないんじゃない？ってとこもあるけど良質な映画だった。当時そんなに話題にならなかったので、日本での興行収益は3.6億円だったそうなんだけど、不謹慎だけど今だったらもっと売れてたかもなぁ...。

　ネタバレになるからあらすじは書かないけど、まるで予言みたいな映画なんだよね...ちなみに、この映画のことググっていたら、医学的な考証を監修したアメリカのコロンビア大学の感染症センターに勤める医師がCOVID-19に感染していたってNEWSを見つけた。ウイルス、本当に怖いな...。

　ちなみに、ウイルスの脅威から身を守るために必要なことっていって映画で語られていたのは、”人との接触を避けること”、”頻繁に手を洗うこと”って、今、言われていることと同じだった。とにかく、これ以外にも、あぁ、そういうことねってうなずけるエピソードがたくさん盛り込まれてる、ということで、観ておいて損は無い映画だと思う、もちろん、今みたいな状況じゃなかったとしてもね。