カセットテープ・ダイアリーズ / Blinded by the Light2020/07/22 07:02

 英国のジャーナリスト、サルフラズ・マンズールさんの自伝『Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll』を原作にした映画「カセットテープ・ダイアリーズ / Blinded by the Light」を観てきた。前から、ちょっと気になってたんだけど、英会話の先生が「がっかりしないよ」って言ってくれたので...。

 パキスタン人の移民の子供のマンズールさんが、ブルース・スプリングティーンさんの楽曲に触れて、その歌詞に感銘し、物書きになる夢を目指すっていう青春ストーリー。映画の中でも表現されている移民としての人種差別とか、厳格な父親との確執とか、父親のリストラとか、実際はもっと嫌なこと、難しいことがたくさんあったと思うけど、最後は夢をつかむっていうサクセスストーリーでもあります。ん~、この手の話しでアジアからの移民っていうと、フレディさんの「ボヘミアン・ラプソディ」とも繋がるところがあるなと...。
カセットテープ・ダイアリーズ / Blinded by the Light
 でも、この映画、シリアスなこともサラっと明るく受け流す感じで、全体に悲壮感的なものは一切無く(もちろん、人種差別デモに遭遇したり、街でつばかけられたり、レストランで人種差別を受けたりするけどね)観ていて気持ちのいい映画でした。もちろん親子の葛藤的な部分は思わず目頭が熱くなっちゃっいました。そうそう、そういう意味で、家族の映画でもあるんだな。
 ということで、先生の言うように「がっかりしない」いい映画でした。

 ところで、原題は「Blinded by the Light」っていう ブルース・スプリングティーンさんの曲のタイトルと同じで、ストーリーでもとっても重要な台詞として使われているんだけど、邦題の「カセットテープ・ダイアリーズ 」って何なんだろう??英語としてもおかしいし、センスも無いと思うんだけど...まぁ、原曲の邦題も「光で目もくらみ」ってちょっと、センスが無いもんな...けど、そっちのほうが良かったかも。

 ということで、日比谷に行ったので、久しぶりにシン・ゴジラを撮ってみた。
カセットテープ・ダイアリーズ / Blinded by the Light
 ミッドタウンをバックにするとカッコいいかな?