有楽町交通会館で幻獣2020/08/14 07:23

 有楽町駅前の交通会館B1Fで行われている「幻獣神話展Ⅶ」を見に行ってきた。
有楽町交通会館で幻獣
 会場の外の廊下にはキュレーターのイラストレーター開田裕治先生の作品が展示されてました。会場で1万円以上購入すると抽選でサイン入りの額装品がもらえるとのこと。開田先生の怪獣はやっぱりカッコいい。
有楽町交通会館で幻獣
 会場の展示の様子はこんな感じ。
有楽町交通会館で幻獣
 絵やイラストは壁面に、会場中央には立体物が展示されてました。
有楽町交通会館で幻獣
 お目当てのひとつは、ダンボールアートのオダカマサキさんの作品。とても、ダンボールでできてるとは思えない作品。たまたま、オダカさんが在廊していたので、いろいろお話を伺いました。作品を作るのに、図面は引いてなくていきなりイメージから切り出していくそうです。組み上げたときのパーツのバランスは悪くならないのか聞いたら、「イメージどおり出来上がる」とのこと、ん~、愚問でした...(X X)。
有楽町交通会館で幻獣
 上のクトゥルフや下のドラゴンの方が部品が多いことでは大変だけど、実際に作る上では、昨日紹介したティラノサウルスや鮭のように面で表現するものの方が難しい=気を使うということでした。ドラゴンは鱗でカバーできるからとのこと。
 とはいってもね...ドラゴンの口の中の造作なんて凄すぎです。牙なんて針のような細さですからね。これ、練習すれば造れるようになりますかって聞いたら、「難しいんじゃないかな」と...これも、愚問でした。そんなに簡単にできちゃったらねぇ...。
 この作品のアイデアとテクニックは、やっぱり唯一無二ですね。
有楽町交通会館で幻獣
 他にも、たくさんの立体作品。これは、怪獣ショップてつさんの「刃口虫」、図録には材料で、トイレットペーパー、ボール紙、布、スタイロフォーム、FRP他って描いてあったけど、ん~、どうやったらこの質感出せるんだろう?
有楽町交通会館で幻獣
 植田明志さんの「The Pop Futur」、幻獣の下のゴマのように見えるのが人なので、相当大きなサイズの設定の幻獣です。こういう、大きい(大きい設定)の好きだな。
有楽町交通会館で幻獣
 山脇隆さんの「紅竜」。この緻密さは実物を見てもらいたい...凄すぎます。
有楽町交通会館で幻獣
 百武朋さんの「蝗」、いや、まんま大きな頭ですよ。百武さんは三池監督の「妖怪大戦争」やダウンタウンの松ちゃんの映画「大日本人」の特殊メイクや特殊造型を担当された方です。
有楽町交通会館で幻獣
 竹内しんぜんさんの「牛鬼」、牛の頭に蜘蛛の体を持つ妖怪。そうそう、水木しげる先生の描く牛鬼が自分は好きでした。
有楽町交通会館で幻獣
米山啓介さんの「欲の亜者」、米山さんは映画「ネズラ1964」のマンモスネズラをデザインを担当されてます。そういえば、ネズミっぽいかな...。
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三条獅子有忠さんの「持国天【青龍】」、よく見ると顔が龍なんだよね。いや、カッコいい。
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るるい宴さんの「ナイアルラトホテプビームガン」、あみぐるみの作品です。カワイイです。
有楽町交通会館で幻獣
 図録を買ってきました。これは、持ってて損はしませんよ。表紙は開田先生の「Light and Shadow」という1997年の作品。何時見ても開田先生の絵、カッコいい。
有楽町交通会館で幻獣
 おまけに表紙の絵の缶バッジを頂きました。
有楽町交通会館で幻獣
 明日までなんだけど、是非、見てもらいたいですねぇ...。