四畳半タイムマシンブルース2020/08/26 07:06

 最近、「ドロステのはてで僕ら」繋がりでヨーロッパ企画の活動をチェックするようにしていたら、Amazonの新刊情報で「四畳半タイムマシンブル~ス」なる本の情報が引っかかった。

 で、調べてみたら、小説を書いているのは森見登美彦さんで、原案はヨーロッパ企画の上田さん。って、これ、例の「サマータイムマシン・ブルース」ってこと?
 ということで、さらによく調べると、「四畳半神話大系」という森見さんの小説が、2010年にアニメ化されたときに、上田さんが脚本を書かれていたんですね、ん~、その頃ノーマークだったなぁ...。で、さらにさらに調べてみたら、森見さんの小説「夜は短し歩けよ乙女」と「ペンギン・ハイウェイ」もアニメ映画の脚本も上田さんが書かれていたんですね...勉強不足でした。
 ということで、まずは、その大元の「四畳半神話大系」から読んでみた。
四畳半タイムマシンブルース
 主人公の古い四畳半の下宿に住まう大学生の私と、そのライバルの小津、ヒロインの明石さん、師匠の樋口氏、そのライバルの城ヶ崎先輩、その二人の知り合いの羽貫さん、そして相島先輩が繰り広げる4つのパラレルワールドが語られているんだけど、読み進めるほどにその世界の構造が分かってきて、4つのパラレルワールドがひとつの物語を形成しているという非常に高尚な(エピソード自体は正直くだらない話なのですが...)小説でした。最初は取っつきにくかったのですが、面白い作品でした。で、今、そのアニメもAmazonで観ているところ。
四畳半タイムマシンブルース
 で、新作の「四畳半タイムマシンブル~ス」は、その登場人物や背景、性格を踏襲した「サマータイムマシン・ブルース」でした。流れが分かってるんだけど、登場人物たちの動きがいかにも「四畳半」で、面白くぐいぐいと引き込まれてしまいました。いや、これ面白い、これもアニメ化してもいいんじゃないかなぁ。

  森見さんのこと今まで注意していなかったので、過去作も読んでみようと思いましたし、他のアニメも見てみたいと思います。

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