ラブクラフト傑作集 ― 2020/10/12 07:12
H.P.ラヴクラフトさんの「クトゥルフの呼び声」を読んだあと、Kindleでラブクラフト傑作集をまとめて購入した。
ラヴクラフトさんの小説、面白いです、もっと早く出会っていればよかった...なんというか、このおどろおどろしいラブクラフトさんの世界、嫌いじゃないです。
読んだのは、「宇宙からの色」、「時間からの影」、「ダンウィッチの怪」、「闇に囁くもの」、「インスマウスの影」、「未知なるカダスを夢に求めて」の6作品。
「宇宙からの色」
今年、ニコラス・ケイジさん主演の「カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇- / Color Out of Space」と言う映画が公開されてました。8月に観に行ったクトゥルフ展で紹介されていて観に行こうと思ってたんだけど、あっという間に公開が終了しちゃって残念ながら観ることがかないませんでした。今度、ネット配信で観れたら観たいなと思ってます。
この小説は、ちょっと救いがない感じですね...ただただ、落ちていくだけ、それを淡々と語っていくという話。まさか、そのまま終わっちゃうとわね...。
「時間からの影」
SFミステリーからダークファンタジーへって感じで、ひとつの物語の中で作風が大きく変わっていくのがね、なんか凄い。この発想がすごすぎるよな、映像化したものを見てみたい。あと、タイムトラベルの要素も入っていて、結構複雑かも...。
「ダンウィッチの怪」
これは異形のものの話。結局、宇宙から来た人ってことだよね。で、クトゥルフにも繋がってるんだよね...。
「闇に囁くもの」
これも、「宇宙からの色」同様に救いが無いな...まぁ、主人公が無事なだけいいかな、姿の見えない異形のものが、知らない間に忍び寄ってくるっていうの、やっぱ怖いよね。
「インスマウスの影」
これも異形のものの話、半魚人?元々は宇宙から来たのか...これもクトゥルフと関係してるのね。落ちが秀逸な作品です。
「未知なるカダスを夢に求めて」
これは、冒険譚ですね。夢の中のことって感じだけど、いわゆるファンタジーですな。他の小説とは若干、毛色が違うかな。主人公のランドルフ・カーターのシリーズもののひとつってことなので、他のも探して読んでみます。
さて、ラブクラフトさんの作品、短編集とさんの漫画もダウンロードしてるので、それも読まなくちゃ...。