リポビタンDチャレンジカップ2021 JAPAN XV vs SUNWOLVES ― 2021/06/13 07:20
JAPANが再始動しました。
ラグビーワールドカップの活躍から1年8ヶ月、コロナウイルスの影響で昨年は予定されていたテストマッチがすべて中止、本当に久しぶりの代表戦です。まぁ、相手が国代表ではないのでJAPAN XVとしてですが、ラインアップは現時点でのベストな布陣じゃないかな。
対するSUNWOLVESは昨年の3月以来の再結成。というか、昨年3月にやっぱりコロナウイルスの影響でシーズン半ばにしてSUPER RUGBYが中止になって、その活動に幕を下ろしたので、再結成することなんてないと思ってたんだけど、今回、JAPANのBRITISH & IRISH LIONSとの決戦の前哨戦の相手として再結成することとなりました。
それぞれのラインアップはこんな感じ。
<JAPAN XV>
01 稲垣 啓太 パナソニック ワイルドナイツ(34)
02 坂手 淳史 パナソニック ワイルドナイツ(21)
03 ヴァル アサエリ愛 パナソニック ワイルドナイツ(14)
04 ヴィンピー・ファンデルヴァルト NTTドコモレッドハリケーンズ(16)
05 ジェームス・ムーア 宗像サニックスブルース(8)
06 リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス(68)
07 小澤 直輝 サントリーサンゴリアス(4)
08 アマナキ・レレイ・マフィ キヤノンイーグルス(27)
09 茂野 海人 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(10)
10 田村 優 キヤノンイーグルス(63)
11 ゲラード・ファンデンヒーファー クボタスピアーズ(-)
12 中村 亮土 サントリーサンゴリアス(24)
13 ラファエレ ティモシー 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(23)
14 レメキ ロマノ ラヴァ 宗像サニックスブルース(15)
15 山中 亮平 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(18)
16 堀越 康介 サントリーサンゴリアス(2)
17 クレイグ・ミラー パナソニック ワイルドナイツ(-)
18 垣永 真之介 サントリーサンゴリアス(9)
19 ジャック・コーネルセン パナソニック ワイルドナイツ(-)
20 テビタ・タタフ サントリーサンゴリアス(3)
21 齋藤 直人 サントリーサンゴリアス(-)
22 松田 力也 パナソニック ワイルドナイツ(24)
23 シェーン・ゲイツ NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス(-)
24 シオサイア・フィフィタ 近鉄ライナーズ(-)
<SUNWOLVES>
01 森川 由起乙 サントリーサンゴリアス(-)J
02 庭井 祐輔 キヤノンイーグルス(-)J
03 北川 賢吾 クボタスピアーズ(-)J
04 長谷川 崚太 パナソニックワイルドナイツ(-)J
05 ヘル ウヴェ ヤマハ発動機ジュビロ(16)J
06 リアキ・モリ 日野レッドドルフィンズ
07 エドワード・カーク キヤノンイーグルス
08 ベン・ガンター パナソニックワイルドナイツ(-)J
09 荒井 康植 キヤノンイーグルス(-)J
10 山沢 拓也 パナソニック ワイルドナイツ(3)
11 尾﨑 晟也 サントリーサンゴリアス(3)
12 梶村 祐介 サントリーサンゴリアス(1)
13 ディラン・ライリー パナソニックワイルドナイツ
14 髙橋 汰地 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(-)J
15 野口 竜司 パナソニックワイルドナイツ(13)
16 彦坂 圭克 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(-)J
17 三浦 昌悟 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(7)
18 淺岡 俊亮 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
19 秋山 大地 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
20 布巻 峻介 パナソニックワイルドナイツ(7)
21 中嶋大希 NECグリーンロケッツ(2)
22 前田 土芽 NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス(4)
23 鹿尾 貫太 ヤマハ発動機ジュビロ(2)
24 竹山 晃暉 パナソニックワイルドナイツ(-)J
※()内がキャップ数、Jマークは今回のJAPANのスコッドに入っている選手。
自分の注目選手は、ファンデンヒーファー選手、怪我から復帰したゲイツ選手、モリ選手、カーク選手、ガンター選手の3列、ファンタジスタの山沢選手かな。そうそう、ムーア選手とカーク選手のオールアウトも見てみたいよね。ベストな布陣のJAPAN XVより、SUNWOLVESのほうが自分はちょっと楽しみ、なんかやってくれそうなメンツだからねぇ。JAPAN XVはJAPANとしての戦術だったり、コンビネーションの確認をするってことだと思うけど、SUNWOLVESにはJAPAN XVにプレッシャーをかけてかき回して欲しいですね。
それにしても、スタンドにJAPANとSUNWOLVESのジャージを着ているファンがたくさんいて、なんか嬉しいね。2回のワールドカップでのJAPANの活躍で変わったよね。自分が始めて代表ジャージ買ったときはスタンドでJAPANのジャージ着てる人そんなにいなかったもんね。で、さらに、自分が現役だった頃は、選手でもJAPANに選ばれたくないって選手がいたもんな...ホント、変わりましたね。
で、試合の立ち上がりは、どっちも硬い感じだったけど、SUNWOLVESの3列の3人が序盤からいい仕事してました。特にモリ選手は前に出て激しくファイトしてましたね。JAPAN XVは硬かったな、なかなか、SUNWOLVES陣内へ入れない、一方、SUNWOLVESは山沢選手がファンタジスタとしての本領を発揮して、パスにキックにとJAPAN XVを翻弄してました。18分の先制の荒井選手のトライも山沢選手の裏へのキックからでしたあらね。山沢選手は状況が良く見えてるってことですね、それにしてもどうしてJAPANに呼ばれないのかなぁ...。
普段トップリーグで対戦していたり、同じチームでプレーしていることもあって手の内が分かってるからやりにくいっていうこともあるだろうし、JAPAN XVで出場している選手は「勝たなければならない」っていう、プレッシャーもあるよね、きっと。SUNWOLVESの選手の方がチャレンジャーだから思い切ってプレーできるよね。SUNWOLVESは、山沢選手や3列の選手だけじゃなくて、梶村選手、尾﨑選手、長谷川選手、高橋選手はアピールできたんじゃないかな。
3対14、前半はSUNWOLVESのゲームでした、JAPAN XVも悪くなかったんだけど、全体に動きがいまひとつでした。
後半開始早々に交替出場したJAPAN XVのフィフィタ選手がみせてくれました。フィジカルに、スキルもあって、これからのJAPANをリードする選手の一人だと思います。SUNWOLVESは後半疲れが出ちゃったのかな、ポイントへの二人目が遅くなってきて、なかなかいい攻撃が出来なくなってきました。一方、JAPAN XVは動きが良くなってきました。前半はあまり目立たなかった山中選手が何度もいいゲインをみせてくれました、彼のステップは予測が付かないというか、体幹なのかな、その姿勢で向き変えられるんだって動きでスルスルっと前に出てましたね。あと、タタフ選手だな、あの体躯で足速いですからね。何度もラインブレイクしてましたし、トライも獲りました。
ということで、後半はJAPAN XVのゲームでした。後半はラインアウトモールからの2トライを含む4トライ、32対17でJAPAN XVが勝利しました。
ん~、JAPAN XVはラインアウトが課題かな、もう少し綺麗にボールを確保できると楽に試合を進められると思うんだけどな。
ということで、BRITISH & IRISH LIONS戦と7月のIRELAND戦が楽しみですね。
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