JAPAN vs The British & Irish LIONS2021/06/27 07:51

 8年前に香港でThe British & Irish LIONSとBARBARIANSの試合を観戦したときには、こんな日が来るとは思いもしなかったなぁ...。
 
 2021年6月26日、JAPANにとっては歴史的な日になったと思う、なんてったって、ラグビー発祥の地イギリスの4カ国、ENGLAND、SCOTLAND、WALES、IRELANDの合同チームのThe British & Irish LIONSとの試合があったんだから。しかも、単なる合同チームじゃなくて、4年に一度召集される代表の中の代表チームだからね、今現在の北半球最高のチームといっても過言じゃないと思うんだよね。

 そんな記念すべき試合に臨んだJAPANのラインアップはこちら。
 01 稲垣 啓太 パナソニック ワイルドナイツ(34)
 02 坂手 淳史 パナソニック ワイルドナイツ(21)
 03 具 智元 (13)
 04 ヴィンピー・ファンデルヴァルト NTTドコモレッドハリケーンズ(16)
 05 ジェームス・ムーア 宗像サニックスブルース(8)
 06 リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス(68)
 07 ピーター・ラブスカフニ クボタスピアーズ(8)
 08 アマナキ・レレイ・マフィ キヤノンイーグルス(27)
 09 茂野 海人 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(10)
 10 田村 優 キヤノンイーグルス(63)
 11 シオサイア・フィフィタ 近鉄ライナーズ(-)
 12 中村 亮土 サントリーサンゴリアス(24)
 13 ラファエレ ティモシー 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(23)
 14 松島 幸太朗 ASMクレルモン・オーヴェルニュ(39)
 15 山中 亮平 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(18)
 16 堀越 康介 サントリーサンゴリアス(2)
 17 クレイグ・ミラー パナソニック ワイルドナイツ(-)
 18 ヴァル アサエリ愛 パナソニック ワイルドナイツ(14)
 19 ジャック・コーネルセン パナソニック ワイルドナイツ(-)
 20 姫野 和樹 トヨタ自動車ヴェルブリッツ(17)
 21 テビタ・タタフ サントリーサンゴリアス(3)
 22 齋藤 直人 サントリーサンゴリアス(-)
 23 松田 力也 パナソニック ワイルドナイツ(24)
 キャップ数はスターティングメンバーだけで372、リザーブ入れると432。まぁ、初キャップ対象選手が4人、フィフィタ選手、齋藤選手、タタフ選手の若手の活躍が楽しみですね。あと、ヨーロッパで大活躍の松島選手、Highlandersの快進撃に貢献した姫野選手の活躍にも期待ですね。

 01 Rory Sutherland (Edinburgh Rugby, Scotland) (16)
 02 Ken Owens (Scarlets, Wales)  (82)
 03 Zander Fagerson (Glasgow Warriors, Scotland) (38)
 04 Iain Henderson (Ulster Rugby, Ireland) (63)
 05 Alun Wyn Jones – Captain (Ospreys, Wales) (148)
 06 Tadhg Beirne (Munster Rugby, Ireland) (22)
 07 Hamish Watson (Edinburgh Rugby, Scotland) (41)
 08 Jack Conan (Leinster Rugby, Ireland) (20)
 09 Conor Murray (Munster Rugby, Ireland) (89)
 10 Dan Biggar (Northampton Saints, Wales) (92)
 11 Duhan van der Merwe (Edinburgh Rugby, Scotland) (10)
 12 Bundee Aki (Connacht Rugby, Ireland) (31)
 13 Robbie Henshaw (Leinster Rugby, Ireland) (52)
 14 Josh Adams (Cardiff Rugby, Wales) (32)
 15 Liam Williams (Scarlets, Wales) (71)
 16 Jamie George (Saracens, England) (59)
 17 Wyn Jones (Scarlets, Wales) (35)
 18 Tadhg Furlong (Leinster Rugby, Ireland) (49)
 19 Courtney Lawes (Northampton Saints, England)  (87)
 20 Taulupe Faletau (Bath Rugby, Wales) (86)
 21 Ali Price (Glasgow Warriors, Scotland) (42)
 22 Owen Farrell (Saracens, England) (93)
 23 Anthony Watson (Bath Rugby, England) (51)
 こうしてみると、凄いラインアップだな。スターティングメンバーのキャップ数の合計が807、リザーブまで入れると1309、キャップ数だけでもどえらいチームです。WALESのAlun Wyn Jones選手の148がずば抜けてます。彼以外にも、同じくWALESのDan Biggar選手、Josh Adams選手、 IRELANDの Robbie Henshaw選手、ENGLANDのOwen Farrell選手、Anthony Watson選手、SCOTLANDのHamish Watson選手が注目選手ですね。
JAPAN vs The British & Irish LIONS
 序盤からJAPANが果敢に攻めるんですけどね...というか、JAPANの方が攻める場面が多かったと思うんだよなぁ...でも、LIONSはディフェンスが堅い、体格をうまく使ってJAPANの攻撃を封じてたって感じですね。JAPANのボールキャリアをチョークタックルでボールコントロールさせないで、モールアンプレイアブルの反則にしてました。ん~、このディフェンスが、前半を決めちゃったって感じですね。JAPANも悪くないんですけどね、コンタクトの部分で少し押し負けているようにみえました。あと、セットプレーも厳しかったですね、ラインアウトは有効な球出しがほとんど出来なかったですし、スクラムも互角に組んでいるように見えましたが、実際はプレッシャー掛けられちゃってました。
 一方、LIONSは、ペナルティをうまく使ってJAPANのゴール前に攻め込んで3本のトライを獲りました。もちろん、キッカーはWALESのDan Biggar選手なので、コンバージョンもきっちり決めて21点。
 JAPANは前半終了のホーンが鳴ってから、LIONSのペナルティで、得点のチャンス、これをゴールを狙わずにトライを獲りに行ったのですが、最後はラファエレ選手がチョークタックルで絡まれて残念ながら得点をあげることが出来ませんでした。このときの攻撃もJAPANはいいテンポでできてたんですけどね...LIONSのディフェンスにいいようにやられちゃったって感じでした。
JAPAN vs The British & Irish LIONS
 0対21、それにしても、テンポの速い試合で、前半の40分はあっという間でした。

 後半も序盤は、JAPANがゴールラインを背にする時間が長かったです。ディフェンスでがんばってたんだけど、最後はディフェンスのズレを突かれてトライを奪われてしましました。ん~、LIONSはやっぱり堅いなぁ...。
 で、このあと、JAPANはリザーブの選手が交替出場、ここから、JAPANにリズムが出てて、アサエリ選手、ミラー選手、タタフ選手、そしてHighlandersで大活躍の姫野選手の突進が何度も見られるようになって来ました。で、ラインアウトから姫野選手がサインプレーでトライを獲りました。やっぱり、姫野選手は持ってますな、この後も何度もチャンスを作ってましたからね。タタフ選手の突進も良かったなぁ、Dan Biggar選手のことハンドオフでブン投げてましたからね。あと、斉藤選手が攻撃のテンポを確実に上げてました、彼もこれからが期待できる選手だと思います。
 後半はJAPANの試合でした、追加点としては田村選手のペナルティゴールだけでしたが、ほとんどの時間がLIONS陣内でJAPANが試合を進めてましたから。
JAPAN vs The British & Irish LIONS
 10対28、点差(18点)もトライ数(3トライ差)も開いちゃいましたが、いい試合だったと思います。2019年のワールドカップでのJAPANは本物でしたね。LIONSにとっては南アフリカ遠征前の調整試合だったと思いますが、互角に渡り合えていた部分はありましたからね。

 来週の土曜日は、IRELANDとの敵地でのTEST MATCH、これも面白い試合になると思います。

 あっ、そうそう、この日、パワフルなプレーを見せてくれたタタフ選手のサインを置いておきます。
JAPAN vs The British & Irish LIONS
 カタカナ...カワイイですな。