El Cantante (feat. Ramon Ortiz & Puya) / Felix Martin2022/02/07 07:36

 ベネズエラの変態(いや、この方のギター弾いてるところを見たらそういわざるを得ないよね。そして、決して悪い意味じゃないよ)ギタリストFelix Martinさんの新曲が、1日にリリースされたので早速ダウンロード。

 むむっ、このタイトル...ひょっとしてって思ったら、やっぱりそうでした。サルサのレジェンドボーカリスト、Hector Lavoe(プエルトリコの方なので、”H”は発音しないので、エクトル・ラボーね)さんの名曲「El Cantante」じゃないですか。原曲は思いっきりサルサでちょっと哀愁漂う大人の香りのする曲、1973年リリースのCOMEDIA(ジャケットで、ラボーさんがチャップリンに扮してるやつね)ってアルバムに収録されてます。クラーべのリズムが印象的な典型的なミドルテンポのサルサで、ピアノとベース、パーカッションが繰り返すリズムパターンがムッチャカッコ良くて(自分はカッコいいと思います)おしゃれ。ちなみに、作曲は、ラボーさんの盟友、Ruben Blades(ルーベン・ブラデズさんもボーカリストとしてサルサ界では有名ですな)。
El Cantante (feat. Ramon Ortiz & Puya) / Felix Martin
 で、この名曲を、Felix Martinさんがメタルに仕上げてます。この重低音と原曲の綺麗なメロディの融合は、やっぱり只者じゃないな。Felixさんは、ラテンアメリカの音楽を世界中に紹介していきたいって目標があるそうで、今回、このプエルトリコのレジェンドの曲をフィーチャーして、かつ、ラテンアメリカのミュージシャンと競演。べースの Joan Torresさんはプエルトリコ(この方も変態だな。Felix MartinさんのFMギターの10弦ベースを弾いてるビデオがあるんで見てみてね)、ドラムスのVicter Carracedoさんはスペイン出身でLA在住、ゲストでギターソロを弾いているRamon Ortizさんはプエルトリコのラテンメタル?バンドPuyaを主催してて(ちょっと聴いてみたら確かに、メタルだけどラテンフレーバーがちりばめられた曲を演奏してました)、ミキサーのMoises d’Belloさんはベネズエラとオールラテン(スペインはラテンでいいのかな?)でした。Felixさんこれまでもベネズエラとメキシコを紹介したってコメントしてたけど、これがベネズエラで、このページの最後の曲がメキシコってことですね。

 オリジナルラテンメタルバージョン、どっちも聴いてみてね。

 ちなみに、MVはプエルトリコの首都サン・ファンで、コロナウイルスのパンデミックが始まる前に撮ったそうです。この街並み、ちょっと歩いてみたいな...。