2022リーグワン 第8節 リコーブラックラムズ東京vsNECグリーンロケッツ東葛2022/03/08 07:35

 前日と打って変わって少し肌寒い中、秩父宮ラグビー場に行ってきた。

 応援しているブラックラムズのホームゲームですからね、ここまで4戦して1勝3敗、開幕戦で勝利してから惜しい試合はあるものの勝利が無かったですからね、このあたりで勝利が欲しいところ。というか、応援してるのでやっぱ目の前で勝利を見たいですよね。
2022リーグワン 第8節 リコーブラックラムズ東京vsNECグリーンロケッツ東葛
 対するグリーンロケッツも応援しているチームの一つなんだよな...ディフェンスから切り替えしていくっていうスタイルが好きなんですよね。グリーンロケッツは4戦していまだ勝利なし、ということでグリーンロケッツも勝利が欲しいところ。ちなみに、対戦前の順位も近いので、競った試合を楽しめそうです。
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 立ち上がりから、グリーンロケッツがテンポ良く攻め続け、ブラックラムズは自陣に釘付け。開始3分、パスが乱れたことによって生じたディフェンスのズレを突いてグリーンロケッツの宮島選手が先制トライ。ディフェンスに定評のあったブラックラムズですが、立ち上がりから少しチグハグな感じ。スタメンがこれまでと少し入れ替わったこともあるのかも知れませんが、この後も引きずらなければいいのにって思って観てたんですけどね。
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 リスタートから今度はブラックラムズが攻めます。テンポ良く攻め込んでもう少しでトライってところで、グリーンロケッツゴール前でスクラム。このスクラムがね、このあとの試合の流れを決めてしまったような気がします。グリーンロケッツのスクラムコラプシングで4回(確か4回だったと思います)の組みなおし、しかも最後はグリーンロケッツの新井選手にイエローカード。まぁ、ブラックラムズはこのペナルティでのスクラムからルーカス選手のトライに繋がったので、それはそれで良かったんですけどね。なんともスッキリしない10分間でした。
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 この後も、スクラムがなかなか綺麗に組めず、両チームともフロントローの選手にはフラストレーションのたまる状況が続きました(スクラムコラプシングの反則を取られた千葉選手、ヘッドキャップを投げてましたからね...)。そんな中、上にも書いたように、これまで反則数が少なかったブラックラムズのディシプリンに狂いが生じてきました。グリーンロケッツのSOのレメキ選手のキックが良かったってこともあるんだけど、ブラックラムズのペナルティであっという間にゴール前に。本来であれば、グリーンロケッツが一人少ないうちに得点を重ねておきたかったブラックラムズなのに、逆にピンチに。で、結局、シンビン中の交替で出場していたアッシュ・ディクソン選手に、ラインアウトモールからトライを決められてしまいました。
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 この後も、ブラックラムズはディシプリンがいまひとつで、30分にレメキ選手にペナルティゴールを決められ、8点差と1トライ1ゴールでは返せない得点差に広げられてしまいました。前半は、グリーンロケッツのゲームでしたね。アタック、ディフェンスともにブラックラムズより一歩前に出ていたように思います。特にスクラムハーフの藤井選手の動きが良かったですね。164cm、64kgと人一倍小さな体なのに、機動力で大男達を
翻弄してました。
 7対15、ちょっと、ブラックラムズどうしちゃったのって感じでしたね。
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 後半になって、ブラックラムズのアタックがなんとなく機能するようになって来ました。というか、やっぱりルーカス選手なんだよね、彼が何度もディフェンスの穴を突いて何度もグリーンロケッツゴール前にボールを運んでました。でもね、これをなかなか得点に繋げられなかったんだよね。この日のブラックラムズはどうもチグハグでした。
 ということで、結局後半も最初に得点したのはグリーンロケッツ、やっぱり、ブラックラムズの販促からのペナルティゴールでした。
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 このまま、グリーンロケッツ主導でゲームが進んでいくのかと思っていたら、ブラックラムズのもう一人のファンタジスタ、メイン平選手が見せてくれました。グリーンロケッツのハイパントをキャッチして縦に切れ込んで、そのままゴールに、最後はタックルで倒されながらも抜群のボディコントロールで5ポインターに。ルーカス選手が縦に2度ほど大きくゲインできたことが、このメイン選手のトライに繋がったんだと思います、縦に抜けると穴が出来るってね。難しい位置からのコンバージョンもルーカス選手が決めて、14対18と4点差まで詰め寄りました。
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 20分にはグリーンロケッツ陣での反則のポイントから、ロトアヘアアマナキ大洋選手が速攻を仕掛け、再び、まっずぐ縦に走りこんでタックラーを弾き飛ばしながらインゴールへ飛び込んでトライ。ブラックラムズが21対18と試合をひっくり返しました。
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 勝利の欲しいグリーンロケッツ、ブラックラムズ陣内でのペナルティーも同点狙いではなく、あくまでもトライを取ることにこだわって攻撃を継続していきました。80分を過ぎても、グリーンロケッツは攻め続けます。86分、グリーンロケッツのウイングの宮島選手が左隅にトライ...かと思ったらTMO。ブラックラムズのルーカス選手のトライセービングタックルで、ボールを置く一瞬前に、宮島選手の左足がラインに触れていてトライは認められず、ペナルティのアドバンテージでグリーンロケッツのアタックでリスタート。ちなみに、このときすでにキックオフから2時間を越えてたんですけどね。
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 グリーンロケッツの攻撃はまだ続きます。守るブラックラムズと、あくまでも勝利にこだわるグリーンロケッツ、最後まで目の離せない展開。で、最後はラックのボールをロックのジェイク・ボール選手が持ち込んでグリーンロケッツが勝ち越しのトライを取ったと思いきや再びTMO。結局、このプレーがダブルモーションと判断されて、あっけなく幕切れ。
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 3点差を守りきって、ブラックラムズが勝利しました。
 午後2時30分にキックオフ、試合が終了したのは午後4時45分過ぎ、経過時間が2時間15分、試合時間はほぼ90分は長いことラグビーを観戦してますが初めてかもしれません。
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 グリーンロケッツは、徐々に調子を上げてるんじゃないかなぁ...。一方、ブラックラムズはどうしちゃったんですかね、自分達のペースに持っていける試合だったにも関わらず、自分達の反則からリズムを崩してしまう。反則もこれまでの試合に無いくらい多かったですしね。今季は、反則が少なかった頃のブラックラムズのようにディシプリンが徹底されていたのに、この試合はとっても残念な感じでした。
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 勝ったからいいけど、次ぎの試合はスティーラーズ、調子を崩しているとはいえ、強豪ですからね、ディシプリンを一から見直して快勝を目指して欲しいですね。
 グリーンロケッツは、次節はブレイブルーパス、格上相手だけど一矢報いて勝利をつかんで欲しいですね。

 それにしても、スパイクをスタンドに投げるとペナルティになるってこの試合で知った。この反則について知りたい方は試合を是非観てみてね、55分頃のブラックラムズ陣のブラックラムズボールのラックですよ~。