アルテミス2022/08/26 07:18

 映画「オデッセイ / The Martian」原作者のアンディ・ウィアーさんの二作目の小説も読みました。

 一作目の「火星の人」も三作目の「プロジェクト・ヘイル・メアリー 」も、主人公はどちらかというと堅い職業の方(宇宙飛行士と学者で中学校の先生)でしたが、この作品は密輸業者の女の子(女の子といっても24歳の設定ですけどね)と、ちょっとアウトローな主人公が活躍する物語。今回の舞台は、月面のコロニー。ここで人々が生活するために必要な酸素をめぐる利権がらみのことが話の芯になってます。
アルテミス
 SFなんだけど、親子愛や友情の人間の物語になってるところが、ウィアーさんらしいといえばらしいし、ミッションは大成功と思いきや、また新たな問題発生とラストに向かって畳み掛けるウィアーさんらしい構成になってます。
アルテミス
 この小説も、映画にすれば面白いのにななんて思ってたら、あとがきを読んでたら映画化の話が進んでいるみたいですね。で、ちょっとググってみたら、映画化の権利は20世紀フォックスが持っているらしいのですが、2017年のディズニーによる買収で、どうも進行が頓挫しているみたいです。「プロジェクト・ヘイル・メアリー」はMGM
で映画化が進んでいるようなので、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のほうが先に観ることができそうですね。

 ということで、面白い作品でした。とはいえ、ミステリーの要素が入っている分、ちょっと謎解きというか、判明する関係性を整理するのにちょっと時間がかかるかもしれません。かく言う自分も、完全に整理できているわけじゃないので、しばらくしたら読み返してみようと思います。

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