RWC2023 JAPAN vs ARGENTINA ― 2023/10/09 07:44
決勝トーナメントに進むには、どうしても負けられない1戦。
対戦成績はJAPANの1勝5敗、一番最近の対戦は2016年の11月、20対54で完敗でした。ちなみに、今のメンバーでこの試合に、HORIE選手、LEMEKI選手、MATSUSHIMA選手の3名が出場してました。スーパーラグビーのSUNWOLVESとJAGUARESでも対戦があって1勝2敗の戦績。ランキングもJAPANが12位でARGENTINAが9位と、ちょっと分が悪いですがどうしても勝ってもらわないとね。
JAPAN
01 KEITA INAGAKI
02 SHOTA HORIE 〇
03 JIWON GU
04 JACK CORNELSEN
05 AMATO FAKATAVA
06 MICHAEL LEITCH
07 PIETER LABUSCHAGNE
08 KAZUKI HIMENO ◎
09 NAOTO SAITO
10 RIKIYA MATSUDA
11 SIOSAIA FIFITA
12 RYOTO NAKAMURA
13 DYLAN RILEY
14 KOTARO MATSUSHIMA 〇
15 LOMANO LEMEKI 〇
16 ATSUSHI SAKATE
17 CRAIG MILLAR
18 ASAELI AI VALU
19 WARNER DEARNS
20 AMANAKI SAUMAKI
21 KENTA FUKUDA
22 RYOHEI YAMANAKA
23 JONE NAIKABULA
ARGENTINA
01 THOMAS GALLO
02 JULIAN MONTOYA ◎ 〇
03 FRANCISCO GÓMEZ KODELA
04 GUIDO PETTI PAGADIZABAL 〇
05 TOMAS LAVANINI
06 PABLO MATERA
07 MARCOS KREMER
08 JUAN MARTIN GONZALEZ
09 GONZALO BERTRANOU
10 SANTIAGO CARRERAS
11 MATEO CARRERAS
12 SANTIAGO CHOCOBARES
13 LUCIO CINTI
14 EMILIANO BOFFELLI
15 JUAN CRUZ MALLIA
16 AGUSTÍN CREEVY 〇
17 JOEL SCLAVI
18 EDUARDO BELLO
19 MATIAS ALEMANNO 〇
20 PEDRO RUBIOLO
21 LAUTARO BAZAN VELEZ
22 NICOLAS SANCHEZ 〇
23 MATÍAS MORONI 〇
NAGARE選手は間に合わなかったんだね...でも、SAITO選手がSAMOA戦でいいゲームコントロールしてましたからね、あと、FUKUDA選手にも活躍してもらいたいですからね。で、JAPANのフォワードはベストのメンバーってことなんですよね。GUNTER選手やカッキーにもチャンスがあっても良かったと思うんだけどなぁ...。バックスは久しぶりのFIFITA選手の先発は、フィジカル勝負に対する作戦ってことですな。で、LEE選手じゃなくてYAMANAKA選手をリザーブに入れてきたのもそういうことがあるのかなと、うまくはまるといいんですけどね。
接戦になると思うけど、松田選手のゴールキックがはまってきているので、ARGENTINAをイライラさせれば、勝機があるような気がしますね。
ちなみに、名前の後ろの 〇印の選手が2016年に対戦しているメンバー、その時は正直ぼろ負け(JAPAN2トライに対し、ARGENTINA7トライですからね、後半20分から3トライも奪われてますから)、決勝トーナメントに進むためには負けられない試合だけど、この時のリベンジもしたいですよね。
やったねー、FAKATAVA選手、逆転の技ありトライ!ウイングもできるロックはやっぱり強いよね。ラインの大外でボールをもらって、ARGENTINAの裏にボールを蹴って自ら取ってそのままゴールラインを越えて中央寄りにトライを決めました。MATSUDA選手のゴールも決まって同点。いや~、開始1分でトライを奪われちゃったときはどうなるかと思ったけど、JAPANも負けてなかったですね。
案の定、試合運びは、フィジカルでガツガツくるARGENTINA、それを粘り強いディフェンスで押し返すJAPANってかたちでした。ポイントでJAPANは差し込まれる場面が多かったのですが、ARGENTINAはボールが出ても有効なゲインができていませんでした。
とはいえ、JAPANのミスにしっかり対応してトライまでもっていくあたり、ARGENTINAはやっぱりさすがです。前半2本のARGENTINAのトライは、あきらかにJAPANのミスからですね。キック処理とディフェンスのミス、やっぱり付け込まれますよね。
まぁ、JAPANもFIFITA選手の縦のランにフォローしたSAITO選手が5ポインターとなって前半は、14対15の1点差で折り返し。
後半もJAPANはファイトしてたんだけどなぁ...取られたら取り返すという展開。後半6分、JAPANのミスからトライを奪われて8点差とリードされてしまいました。これをMATSUDA選手のペナルティゴールと、LEMEKI選手のドロップゴールで点差を詰めるJAPAN、前半もそうでしたが、後半もヒリヒリする試合内容で、追いついては離されるという展開。後半15分にNAIKABULA選手のトライで再び2点差まで追いつきましたが、結局、 その後にトライとコンバージョン、ペナルティで得点され、最終的に12点差を付けられて27対39でノーサイドとなりました。
最後までハラハラドキドキな試合内容でしたが、JAPANは格上相手にあと少し、ほんの少し届きませんでした。
課題はバックスとモール、ハイパント処理、フィジカルで向かってくる相手へのタックルかな...スクラムは互角に組めるようになったけど、凌駕するまでに行きませんでしたね。とはいえ、前回のワールドカップ以降、勝利に恵まれず苦しんできたJAPANは、格上相手にここまでの試合をこの大一番でできるようになったのは賞賛すべきだと思います。だって、試合のスタッツを見るとほぼ互角ですからね。
さて、プールで3位となったJAPAN、決勝トーナメントに進むことはかないませんでしたが、次回2017年のオーストラリア大会の出場を決めることができました。おそらくLEITCH選手やHORIE選手はいないかもしれないけど(いや、LEITCH選手はいるかな...)、DEARNS選手、FAKATAVA選手、SAITO選手、OSADA選手ら育ってきている若手が今回以上の結果を残してくれると信じています。いや、マジ、本当に勝てなかった頃のJAPANを観てきたオールドファンからすると、2015年からのJAPANの成長ぶりは夢のようです。で、次回は夢を現実にして欲しいなと勝手に思ってます。
JOSEPHヘッドコーチのJAPANの活動はこれにて終了、本当にお疲れさまでした。