Can I Tell You Something? / Mark Lettieri ― 2024/08/01 07:22
Markさんのソロスタジオ録音アルバム3年ぶりだね。
The Fearless Flyersのアルバムのリリースやライブ盤のリリースはあったけど。で、Markさん、Coryさんたちとの活動のせいかFUNK路線かと思えばさにあらず、前作のライブ盤でもそうだったけど、バリバリのロックインストゥルメンタルだよね、で、絶対にJeff Beckさんのことリスペクトしてるよね。
ということで、Jeffさんの流れをくんだロックギターを聴かせてくれます。Jeffさん世代のおじさんの琴線に触れること間違いなしの1枚です。
いや、マジでカッコいいんだから。
収録されているのは以下の10曲。
01 Dragonfly
1曲目からゴリゴリにロックしてます。Joe Satrianiさんのことも好きみたいだけど、絶対Jeffさんのこと好きだよね。確かに、Joeさんっぽいところもあるけど、音の作り方とかフレーズとかは自分はJeffさんの影響受けてると思うんだよね。とにかく8ビートのカッコいいノリノリのロックですよ。
02 Canyon Run
Markさんのサウンドはリズム隊のおかげもあるよね。JTさんのタイトなドラムとうねるようなグルーブのWesさんのベースがマジカッコいい。もちろん、Markさんのギターがカッコいいんだけどね。この曲もロック、JTさんの刻むビートがカッコいいのよ。
03 Black Iris
スローな曲。Danielさんのピアノ?のテーマが物悲しくもカッコいい。Zachさんのヴァイオリンソロもカッコいいです。
04 Blankworld
JTさんのスネアが印象的、ゆっくり目のリズムなんだけど、刺さるようなドラムのビートで以外に激しめの曲。底辺を支えるWesさんのベースラインもカッコいい。後半の盛り上がりがまたいい感じなんだな。
Markさん1984年生まれだから、この曲がリリースされた時には生まれてないよね。それにしてもいい曲だわ、Miles Davisさんや様々なミュージシャンが取り上げてるもんね。イヤ、マジ名曲。Markさんのギターも歌ってるね。
06 Shimmy Tiger
ジャケットにいるトラさんのテーマ曲?何気に爽やかなテーマの曲、朝のモーニングショーのテーマ曲に使えそう。
07 Saturday Stuff
バリトンギターのFUNKYなリフで始まる曲、この曲はFUNKしてるね。16ビートの決めもカッコいい。メロディよりリフとリズムがメインの曲だね。
08 Greenspace
この曲もスローだけど、FUNKYなリズムとリフがカッコいい曲。Markさんのギターが歌ってます。中間部のBlow By Blowの頃のJeffさんのギターみたいなサウンドが好き。
09 Neural Net
この曲もFUNKだね。前半ロックで、後半FUNKって構成なのかな?それにしてもリズム隊のグルーブ感何なんだろう、ムッチャカッコいい。
10 Gemstone
最後の曲もリフとリズムだね。バリトンギターのリフが面白い。この曲も16ビートの決めがいい感じだね。
Markさんは、ギターにバリトンギター、アコースティックギターをメインに、3曲目と5曲目では、6弦ベースも弾いてます。あと、キーボードもね。ドラムは、お馴染み
Jason “JT” Thomasさんに、ベースはWes Stephensonさんのリズム隊、キーボードにDaniel Porterさん (tracks 2, 3, 6, 7, 9 & 10)、オルガンとミニムーグにBobby Sparksさん (tracks 7 & 9)、ヴァイオリンでZach Brockさん(track 3)というラインアップ。
リズム隊のベーシックトラックを録って、Markさんのギターやリズム隊のオーバーダブ、その他の楽器はそれぞれのスタジオでバラバラに録ってミキシングしたみたい。アルバムの作り方も今時だね。ちなみに、ジャケットのトラさん(Shimmy Tigerって名前らしい)を描いてるのはAnna Langさん、何気にカワイイと思う。
ということで、ご機嫌なロックインストゥルメンタルのつまった1枚、ぜひ聴いてみてね。そうそう、Markさんも来日してライブしないかなぁ...。Coryさんも、Polyphiaさんも観損ねてるので、来日したら絶対観に行く。