Dot / Vulfmon2024/08/13 07:17

 先月末にリリースされたVulfpeckのリーダーのJack Strattonさんのソロ名義のVulfmonのアルバムをダウンロードした。

 タイトルはDot、アルバムジャケットも黒字に白の大きな点(Dot ドット)のみのシンプルなデザイン。ミニマルファンクを標榜しているだけに曲もシンプルだけど、こういったところもシンプルなのね。ちなみに、前作Vulfnik以降に発表された曲をまとめた1枚ってことになるのかな。あとは過去作のリミックスかな。
 相変わらずオシャレな曲が並んでいるんだけど、今回は、他のミュージシャンと共作している曲もあって、いつものVulfpeckのFUNK一辺倒じゃなくバラエティに富んだ曲が並んでいていい感じ、チルってる時のBGMにいいと思うんだけどな...。
Dot / Vulfmon
 収録されているのは以下の10曲。
 written by evangeline & vulfmon
 evangeline — vocals, choreo
 nate smith — drums
 joe dart — bass
 ella rae feingold — guitar
 aaron kruziki — winds, arrangement
 vulfmon — keyboards, guitar, mixing
 1曲目は、女性シンガーのEvangelineさんとの共作、JoeさんとNateさんのリズム隊はFUNKYだけど、POPでカワイイ曲に仕上がってます。ちなみに、このリズム隊の音はYOUTUBEで聴ける二人のアンサンブルをベーストラックにしているみたい。こういう、ちょっと好き物的な曲の作り方嫌いじゃない、ちょっと、ZAPPA師匠っぽいよね。

 written by evangeline & vulfmon
 evangeline — vocals
 vulfmon — keyboard, taps, mixing
 この曲もEvangelineさんとの共作。エレピとドラムボックス?とボーカルだけのカワイらしい曲。ところで、MVでJackさんが叩いてるドラムボックス?は何?ちなみに、曲終わりのフレーズはVulfpeckファンにはお馴染みだよね。

 written by evangeline, jacob jeffries & vulfmon
 evangeline — vocals, perc
 jacob jeffries — vocals, perc
 joey dosik — sax
 vulfmon — piano
 philip weinrobe — engineer, mixing
 次もEvangelineさんとの共作、で、このアルバムで他の曲でも共作しているJacob Jeffriesさんも参加しています。中盤からのJoeyさんのサックスがブロウしてますな。EvangelineさんとJacobさんのパーカッション?いや、コーヒーカップなどの食器だな、もカワイくていいんじゃない。で、この曲も終わりが例のフレーズでしたwww。
 そうそう、日本人としては、東京の夜をたのしもうぜって歌詞はちょっといいよね。

 written by jacob jeffries & vulfmon
 antwaun stanley — vocals
 jacob jeffries — vocals, wurli
 vulfmon — drums, bass, vocals, mixing 
 mike viola — tambourine, engineer, mixing
 一転、ソウルフルでFUNKYなナンバー。Vulfpeckファミリーでお馴染みのAntwaunさんのソウルフルなボーカルとJacobさんのエレピがおしゃれだね。Jackさんのリズム隊もいい感じだね~。あと、子供たちのコーラス?合いの手?もいいアクセントになってるね。
 ところで、歌詞が”It Feels Good To Write A Song”と”It Feels Good To Write A Ride A Bike”と”It Feels Good To Drink A Juice”と”It Feels Good To Draw A Cat”と”How Good Does It Feel?"と”SoGood”の6センテンスだけってのもミニマルだねぇ。

 written by jacob jeffries and harrison whitford
 jacob jeffries — vocals, drums
 harrison whitford — vocals, guitars
 vulfmon — bass, mixing 
 mike viola — tambourine, engineer, mixing
 ギターのサウンド、フレーズ、コーラス、メロディ、どれをとってもビートルズリスペクトな曲。FUNKYな曲の多いアルバムの中ではかなり異色な曲なんじゃない?MVの冒頭にRubber Soulの頃みたいに録ろうって始めて、結果Revolverみたいな曲になったって感じのことが書いてあったから、最初から狙って作ってるんだね。

 written by woody goss and jeremy daly
 jeremy daly — vocals
 woody goss — organ
 vulfmon — percussion, guitar, mixing
 joe dart — bass
 jennifer hall — bgvs
 weber marley — string arrangement
 この曲は。VulfpeckのキーボードのWoodyさんが、お友達のJeremy Dalyさんと作った曲のVulfmonリミックス。オリジナルはこれね。ちなみに、オリジナルでは同じくVulfpeckのTheoさんがドラムとギターを担当してるんだけど、Jackさんの演奏と差し替えているそう。POPだけどFUNKYなご機嫌な曲だね。

 written by brian wilson
 drew taubenfeld — pedal steel
 vulfmon — guitar, mixing
 これはビーチボーイズの曲。一度は聴いたことある曲なんじゃないかなぁ。ギターとスティールギターとリズムボックスによるおしゃれなインストゥルメンタル。ちなみに、原曲はこちら

 written by vulfmon and jacob jeffries
 little yacov — vocals
 vulfmon — piano, bass, mixing
 ryan james carr — drums, mixing
 weber marley — string arrangement
 この曲は、前作のVulfnikに収録されていた曲の別バージョン。こちらで聴き比べてみてね。

 written by zachary barker and vulfmon
 vulfmon — instruments, vocals, mixing
 zachary barker — vocals
 weber marley — string arrangement
 共作のZacharyさんはコメディアンらしい。ディスコのことを歌った曲だけに、80年代のディスコで流行った曲っぽいアレンジになってる。

 written by theo katzman
 eddie barbash — sax
 dave mackay — synth
 vulfmon — production, mixing
 この曲もVulfpeckのメンバーTheoさんの曲、原曲はこちらね。Theoさんが歌っているのかと思ったら、Eddie Barbashさんのサックスでしたね。ということで、インストゥルメンタルアレンジのミックスってことですな。

 ということで、曲だけじゃなくて、サウンドやその企画?も含めてオシャレな1枚ですわ。曲名にYOUTUBEのMVをリンクしているけど、YOUTUBEでアルバム1枚丸々公開しているので、興味のある方は聴いてみてね。