パシフィックネーションズカップ2024 Final ― 2024/09/30 07:54
花園にはなかなかいけないなぁ...。
ということで、今回もJスポオンデマンドで観戦しました。今年のパシフィックネーションズカップの決勝はJAPANとFIJI、対戦前の時点でのランキングは、JAPAN13位、FIJI10位で、ポイント差は4.9、まぁ、簡単にはランキングは埋まらないし、力の差はあるけど、ホームゲームということで、いい結果を期待しながら試合を観戦しました。FIJI戦といえば、昨年の夏、秩父宮に観に行くはずだったけど体調崩していけなかったんだよなぁ...。
この日のJAPANのメンバーは以下。
01 三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ/東海大学 13)
02 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 6)
03 竹内 柊平(浦安D-Rocks/九州共立大学 9)
04 Epineri ULUIVITI(相模原ダイナボアーズ/ラトゥ カダヴレヴスクール[FIJ] 1)
05 Warner DEARNS(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 17)
06 ファカタヴァ アマト(ブラックラムズ東京/大東文化大学 9)
07 下川 甲嗣(東京サンゴリアス/早稲田大学 9) △
08 Faulua MAKISI(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 11)
09 藤原 忍(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 5)
10 立川 理道 ◎(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 59)
11 Malo TUITAMA(静岡ブルーレヴズ/スコッツ高校 3)
12 Nicholas MCCURRAN(トヨタヴェルブリッツ/帝京大学 3)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学[AUS] 23) △
14 長田 智希(埼玉ワイルドナイツ/早稲田大学 13) △
15 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/大阪朝鮮高級学校 17) △
Replacements
16 松岡 賢太(コベルコ神戸スティーラーズ/明治大学 1)
17 岡部 崇人(横浜イーグルス/関西学院大学 3)
18 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 6)
19 Isaiah MAPUSUA(トヨタヴェルブリッツ/慶應義塾大学 3)
20 Tiennan COSTLEY(コベルコ神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 5)
21 小山 大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ/大東文化大学 5)
22 梶村 祐介(横浜キヤノンイーグルス/明治大学 3)
23 濱野 隼大(コベルコ神戸スティーラーズ/ロトルアボーイズ高校 -)
Semi Finalから高橋選手と濱野選手が交代したラインアップです。初キャップの濱野選手の活躍に期待ですね。Semi Final同様、バックローのワークレート、9番、10番、15番の試合のコントロールに期待ですね。
FIJIのメンバーは以下。
01 Eroni MAWI △
02 Tevita IKANIVERE ◎ △
03 Samuela TAWAKE
04 Isoa NASILASILA
05 Temo MAYANAVANUA △
06 Ratu Meli DERENALAGI △
07 Kitione SALAWA
08 Elia CANAKAIVATA
09 Frank LOMANI
10 Caleb MUNTZ
11 Ilaisa DROASESE
12 Inia TABUAVOU
13 Iosefo BALEIWAIRIKI
14 Vuate KARAWALEVU
15 Isaiah RAVULA
Replacements
16 Mesulame DOLOKOTO
17 Haereiti HETET
18 Meli TUNI
19 Mesake VOCEVOCE
20 Albert TUISUE △
21 Peni MATAWALU
22 Apisalome VOTA
23 Ponipate LOGANIMASI
名前の後ろに△の選手が前回も出場した選手、JAPAN、FIJIともに4人、どちらもほぼ新しい顔ぶれでの対戦という感じですね。前回は、前半零封で23点差という結果でしたからね、簡単には勝てないと思いますが、頑張ってもらいたいなぁ...。
いや、前半は決勝戦に相応しい、締まった試合でした。前半のJAPANは、自分が今年観た試合の中で一番の出来だったんじゃないでしょうか。前半20分にRILEY選手が個人技でFIJI陣を駆け抜けてトライを奪うまで、両チームペナルティゴールのみ、ボールは動き続けているので、攻める方も守る方も全力でぶつかり合うって感じで、無茶苦茶面白い試合展開でした。FIJIも以前はハンドリングとランのみで試合を進めるチームという印象だったのですが、フォワードがパワフルになってスクラムも強いチームになりましたよね。そのFIJIと互角にスクラムを組んでいたJAPAN 、決して押し負けてなかったですもんね。で、セットプレーといえば、ラインアウトも良かったですね、特にDEARNS選手の2度のスチールが利いてました。前半の後半はFIJIの絶妙なハンドリングに翻弄されて押し込まれる場面もあり、トライを返されてしまいましたが、互角以上の闘いを演じていたと思います。JAPANはとにかく、全員で走りまくって、ぶつかりまくってた印象でした。
10対10、スタッツでもほぼ互角、とにかく、誰が良かったというより全員良かったとしか言いようのない前半でした。
後半もね、60分まではFIJIの猛攻を何とか抑え込んでたんだけどね...FIJIのパワフルなプレーで、差し込まれる場面が増えて、かつ、JAPANのミスに付け込まれて立て続けに4トライを上げられて勝負を決められてしまいました。
後半、無得点で終わってしまうのかと思ったのですが、78分にRILEY選手が対面をステップでずらしてTUITAMA選手にパス、FIJIの選手に追いかけられながらもTUITAMA選手が60m近く走り切り1トライを返すことができました。
41対17、やっぱりFIJIは強かったですな、ミスをすると必ず付け込まれますし、ハンドリングとパワーは凄かったですね。得点差はついてしまいましたが、JAPANは次につながる良いプレーを魅せてくれたと思います。FIJIの選手も試合後、膝をつく選手がたくさんいましたので、FIJIも最後まで力を尽くしてくれたってことなんじゃないかと思います。
とにかく、負けてしまいましたが、今年のJAPANのTEST MATCHの中でベストな試合だったと思います。とはいえ、後半失速してしまったのは、前半から飛ばし過ぎたってところですかね、FIJIのパワーにフィジカルで真っ向勝負では、全員の体力はやっぱり削られてしまいますよね。まぁ、闘い方の課題もあったのかと思いますが、キックを多用してエリアを稼ぐ試合構成っていうのもあったのかななんて後から思いましたね。
次の試合は10月26日のNEW ZEALAND戦、日産スタジアムで思いっきり応援したいと思います。