2024-2025リーグワン 第9節 ブラックラムズ東京vsブレイブルーパス東京 ― 2025/02/26 07:31
秩父宮に行ってきた。

先週の府中ダービーに続いて、東京に本拠地を置いている2チームの対決の東京ダービー、推しのブラックラムズ東京とブレイブルーパス東京の試合を観にね。
ブラックラムズは、前節D-Rocksに勝利して今季2勝6敗の11位、正直、そんな位置にいるチームじゃないはずなんだけどなぁ...、対するブレイブルーパスは、前節サンゴリアスに勝利して6勝1敗1分で2位、まぁ、昨年のチャンピオンチームですからね。ブラックラムズとしては、まさにチャレンジャーとして思いっきりぶち当たって欲しいところですよね。

ということで、この日のブラックラムズのメンバーは以下。
01 西 和磨(帝京大学 29歳)
02 大内 真(日川高校 27)
03 大山 祥平(慶應義塾大学 26歳)
04 山本 嶺二郎(明治大学 22歳)
05 ジョシュ ・グッドヒュー(リンカーン大学 29歳)
06 マイケル ・ストーバーグ(アングリカン・チャーチ・グラマー高校 32歳)
07 松橋 周平(明治大学 31歳 JAPAN)
08 リアム ・ギル(セントジョセフカレッジグレゴリーテラス 32歳 AUSTRALIA)
09 TJ ・ペレナラ(C)(マナカレッジ 33歳 NEW ZEALAND)
10 中楠 一期(慶應義塾大学 24歳 JAPAN)
11 セミシ ・トゥポウ(セントジョセフナッジー高校 25歳)
12 池田 悠希(東海大学 29歳 JAPAN)
13 ロトアヘア アマナキ大洋(花園大学 34歳 JAPAN)
14 メイン 平(御所実業高校 24歳 JAPAN)
15 伊藤 耕太郎(明治大学 23歳 JAPAN)
リサーブメンバー
16 大西 将史(帝京大学 30歳)
17 津村 大志(帝京大学 23歳)
18 パディー ・ライアン(シドニー大学 36歳 AUSTRALIA)
19 柳川 大樹(大阪体育大学 36歳 JAPAN)
20 ファカタヴァ アマト(大東文化大学 30歳 JAPAN)
21 山本 昌太(天理大学 34歳)
22 PJ ・ラトゥ(大東文化大学 24歳)
23 ネタニ ・ヴァカヤリア(レリーンメモリアルスクール 26歳)
一方、ブレイブルーパスのメンバーは以下。
01 木村 星南(東海大学 25歳 JAPAN)
02 橋本 大吾(筑波大学 30歳 JAPAN)
03 タウファ ・ラトゥ(白鷗大学 26歳)
04 伊藤 鐘平(京都産業大学 27歳)
05 ジェイコブ ・ピアス(ロズミニカレッジ高校 27歳)
06 徳永 祥尭(関西学院大学 32歳 JAPAN)
07 佐々木 剛(大東文化大学 27歳)
08 リーチ マイケル (C)(東海大学 36歳 JAPAN)
09 杉山 優平(筑波大学 27歳)
10 リッチー・モウンガ(セントアンドリューズカレッジ 30歳 NEWZEALAND)
11 森 勇登(明治大学 26歳)
12 ロブ ・トンプソン(パーマストンノースボーイズ高校 33歳)
13 セタ ・タマニバル(セントケンティガーンカレッジ 32歳 NEW ZEALAND)
14 ジョネ ・ナイカブラ(摂南大学 30歳 JAPAN)
15 松永 拓朗(天理大学 26歳 JAPAN)
リサーブメンバー
16 原田 衛(慶應義塾大学 25歳 JAPAN)
17 三上 正貴(東海大学 36歳 JAPAN)
18 小鍜治 悠太(天理大学 26歳)
19 アニセ サムエラ(フィジー工科大学 38歳 JAPAN)
20 アサエリ ・ラウシー(京都産業大学 25歳)
21 小川 高廣(日本大学 33歳 JAPAN)
22 眞野 泰地(東海大学 27歳)
23 マイケル ・コリンズ(オタゴ大学 31歳)
ペレナラ選手とモウンガ選手のマッチアップが楽しみですね。ブラックラムズはペレナラ選手頼みになっているところがあるので、何とか個々のプレイヤーの頑張りを魅せてもらいたいですね。
結果から言うと、勝てた試合を落として残念でした。試合終了まで、サントリー戦に続くアップセットが観られると思っていたんですけどね...。

いや、前半20分、中楠選手のペナルティーゴールを挟むものの、ブレイブルーパスに3トライをあげられて、これは、大差を付けられて負けちゃうのかなって思ってたんですけどね...。正直、ブラックラムズはタックルに入っても、体を上手く当てられなくて(というか、ブレイブルーパスの選手にずらされてるってことなんでしょうけどね)ボールの動きを止めることができなかったり、接点で傷んだりって場面が多くて、これはダメかなぁなんて思ってたんですよ。

ところが、この日のブラックラムズは違っていました。スクラム、ラインアウトとフォワードのセットプレーで互角以上の勝負ができたこと、中楠選手を始め、伊藤選手、メイン選手とバックスのスピードでブレイブルーパスを翻弄して、前半20分過ぎくらいからブレイブルーパス陣でプレーを時間が増えてきました。このフォワードとバックスをつなぐ要の位置にいるのがペレナラ選手ですからね。まずは、トライライン10mのスクラムから8➡9で抜け出し、ペレナラ選手の飛ばしパスがメイン選手に渡ってそのままトライ。その後、松永選手に1本トライを返されるものの、すぐにトライライン前のラインアウトから、再びペレナラ選手が抜け出し、最後はグッドヒュー選手が5ポインターに、この時点で13対26のダブルスコア、で、このまま、前半終了かと思いきや、ホーンの鳴った後もプレーを切らさず、ペレナラ選手の技ありのキックパスが大外にいた松橋選手に渡り5点を追加し、8点差の18対26で終了。

前半、動きの固かったブラックラムズだったけど、前半の途中からエンジンがかかってきたって感じでした。
で、後半もその勢いそのままに黒いジャージが躍動してました。

この日は、本当にスクラムが安定していたのが功を奏してましたね。後半7分には、ブレイブルーパスのトライライン前のスクラムを押し込んで、最後はペレナラ選手がそのままトライラインに走りこんでトライ。ゴールも決まって1点差まで追い上げました。
その後、14分には、再びスクラムからのボールを持ち出したペレナラ選手がブレイブルーパスのライン裏にキック、これをダイレクトにキャッチした池田選手がファンブルしながらもグラウンディングして逆転しました。対戦前の時点で、ブラックラムズは11位、ブレイブルーパスは2位、しかもディフェンディングチャンピオンですからね。この展開を誰が想像できたかって感じ、だって立ち上がり、本当にブラックラムズの動きが良くなかったんですよぉ。

この後、再びブレイブルーパスに立て続けに2本トライを奪われ8点差のリードを許してしまったのですが、ブラックラムズもディフェンディングチャンピオン相手に一歩も引かない展開に...。70分にブレイブルーパストライライン前でラックを連取したブラックラムズ、最後は津村選手がディフェンスラインの裏に抜けてそのままトライ。
この後、交代出場のフレッシュレッグスの眞野選手にトライを返されて再び8点差となりましたが、その7分後に自陣22mラインの内側からメイン選手が70m近く独走、これをフォローしていたトゥポウ選手がトライをあげ、中楠選手のコンバージョンも決まって1点差。
残り2分、ポイントを与えたくないブレイブルーパス、逆転を狙うブラックラムズの攻防が続き、最後は惜しくもブレイブルーパス陣でのブラックラムズのノックフォワードで試合終了。

結果、トライ数は両チームとも7トライと同じ、コンバージョンの本数で負けたって感じになっちゃいました。中楠選手は当たってなかったですね...10本蹴ってゴールを決めたのは4本、ランでは何度もいい場面を作り出してたんですけどね。難しい位置だったり、風の影響があったのかもしれませんが、彼にとっては、1点差の敗戦よりもさらに厳しい結果になってしまったと思います。でもね、これをバネに次の勝利につなげて欲しいですね。

いや、マジでアップセットできると思って最後まで観ていたし、最後まであきらめずにプレーするブラックラムズの選手を観て涙がこみ上げてきちゃいました。チャンピオンチームに44対45の1点差、負けちゃったけど、ブラックラムズを応援してきて良かったって心から思った瞬間でした。

両チームともオールアウトのノーサイドの瞬間でした。それほど、激しい闘いだったと思います。

ところで、今日の自分のPOMはブラックラムズのストーバーグ選手ですね。とにかく、走る走る、ポイントというポイントに顔を出して、タックルを決める、ボールにも絡む。無茶苦茶ワークレートが高かったですね、しかもフルタイム出場ですからね。SUNWOLVESからの活躍なので、そろそろJAPANに呼んでもらいたい選手の一人です。

ということで、試合はハラハラしながらも楽しく観戦できました。
楽しかったといえば、ハーフタイムの東京都(TOKYOUNITE&鉄道会社3社)のキャラクターのグリーティングも楽しかったですね。下の写真は、前半終了間際にグリーティングの準備のためにグラウンドの隅に集まるキャラクターたち。なんかカワイイ。

そして、ピッチをグルっとグリーティング、よくわからないこもいるけど、これだけ揃うとやっぱりカワイイですな。ちなみに、右からバスケットボールのサンロッカーズ渋谷のサンディー、サッカーのFC町田ゼルビアのゼルビー、ゼルビーの後ろに隠れちゃってるけど、バスケットボールのアルバルク東京のルーク、野球のジャイアンツのジャビット、ハンドボールのジークスター東京のジスターでした。

ところで、東急電鉄のキャラクターのるるんもいたんだけど、秩父宮のバックスタンドの壁から頭しか見えなかった...謎の生き物みたいだ。

京王電鉄のキャラクターはけい太くん...って、まんま電車じゃん。

ということで、楽しいハーフタイムショーでした。